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足が速くなるだけじゃない!

こんにちは
YouTube編集担当のあーたけーたです

僕のnoteはアップしたYouTube動画の撮影の裏側であったり、編集していて気付いた事などを備忘録として、皆さんにお伝えしていければと思います。

今回は連載させていただいております、さすらいのラガーマン林大成選手とのコラボの内容を深掘りしていきたいと思います!

https://youtu.be/gm3o-Ps-R7M


先日アップロードしたのは、指導後1ヶ月の期間を経てどのくらい林選手のパフォーマンスが上がったかでした。
こちらは普及員講習会にも導入されている内容で、走りの学校の理論をしっかり学びたい方には最適な動画となっております。

ここを深堀していきたいと思います。

前回の動画では、走り革命理論の基本中の基本であるベースポジションから出力を下げた状態で丁寧に、日本代表合宿を控えた林選手にお伝えしておりました。

今回は前回の内容を踏まえて、次のステップを行いましたが、さすが林選手。復習と繰り返しを行っていただいており、トレーニングとしてではなく毎日のアップ練習から反復練習を行っていただいておりました。

その成果は当日のセッションにあらわれていたのは、言うまでもございません。素晴らしいものでした。

林選手の良いところは、理論を頭で理解する段階で疑問が出てきたことを素直に疑問として捉える部分だと私は感じました。

私も走り革命理論を実践する際に、「これはこういうものだ!」と素直に受け入れる部分もありましたが、林選手は「スネのあたりにハリを感じる」「Y字ポジションでミニハードルを飛ぶ際、スピードが乗る前の部分とスピードが乗った時の違和感」を前回のセッションから感じていたそうです。

まず、「スネのあたりにハリを感じる」に関してですが、これはこれまでスプリントを行なってきていない方がまず筋肉痛を感じる代表的なところではありますが、私は正直「今まで使ったことがない筋肉だから、疲労がくるのは当たり前だ」「運動不足だったから、痛くなるものだ」と自分の中で自己解決していおりました。

しかし林選手はこの部分を素直に疑問として、和田さんに質問をしてその回答を聞いた僕は改めて「なるほど。」と理解をすることができました。  ※こちらは動画でご確認お願いいたします。

小さなことではありますが、一つの動きに対しても「これを行なったら、恐らくこうなるんだろう」と自分の中で解釈することも理解を早める一つの手段ではありますが、自分が一指導者として走り革命理論を伝えた時に、林選手と同様に自分では考えつかなかった疑問を持つ選手及び、理解に苦しむ選手が出てくるのだと思います。

自分がわかるだけの理解ももちろん大切だと思います。わざわざ遠回りをする必要もないと思っていながらも、自分が率直に感じたことを「なぜ?」と質問できる能力というのも、何事にも必要能力なのかもしれないと思わされたシーンでした。

僕も齢28の若造ではありますが、この歳になってくると分かっていなければいけないこと、分かってて当然なこと、恐らくみんなが知っていることに関して問題に直面した時に、知ったような素振りを見せる場面が増えてきたような実感があります。ですが、その行動及び言動はその場を凌ぐには大変便利な思考特性でありながらも、未来志向で考えた際にはとても余計な能力ともなり得るのではないかと考えました。

ソクラテスが提唱した、「無知の知」                 無知である自分に気づいた時、人は安易な自己満足でごまかさず、自分と向き合い、真の知に近づこうとする探求が始まります。それはいかに生きるべきかの探求へもつながります。

この本質はまだ私も理解できておりません。

わからないことを恥ずかしがらず分からないと言える愚直さ。

誠実さ。

これは林選手基より和田さんもここの素直さはずば抜けていると感じました。いろんなことが才能ではないかと僕もこれまで感じさせられたきましたが、僕はこの走りの学校でお会いしたトップレベルの選手には決して奢りはなく、足が速くなるためにはどうすれば良いのか。自分のプレーをよくするにはどのような知識を得る必要があるのか。目標に向かって進む際に何を捨てて、何を選択するべきなのかを常に考え行動を起こし、今があるのだと感じました。

セッションは2回しか行なっておりませんが、ほぼ私の中で確信としてあるのが、トッププレイヤーに必要とされる要素として、身体能力が高いことはもちろんありますが、自分のプレーには不安があって、どれが常にベストなのかを自分自身に問いかけ、感覚として違うものに関しては徹底的に調べ上げる。簡単そうに聞こえて、実は一番難しいところにプライオリティーをおけている人がトッププレイヤーとして活躍できるのだと思いました。

林選手とのセッションでは楽しさの中にも日本を代表する選手同士の会話など、【走る】というシンプルな動きだけではない部分に着目していただけると、何かを極めた人、何かを徹底的に研究する人の姿勢、結論、及び行動が手にとるように見えるように感じます。

マインドは誰にも操作できませんが、自分で操ることができるようになれば一定の結果は載せるのかもしれません。

そんなことに気を配り長こちらの動画をご覧いただければと存じます。


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