【読了】良い戦略、悪い戦略

【読了】良い戦略、悪い戦略
リチャード・P・ルメルト (著), 村井章子 (翻訳)

【概要】
世界的な戦略の研究者による第一級の著作!
世の中の「戦略」のほとんどは、戦略の体を為していない。本書の目的は、「良い戦略」と「悪い戦略」の驚くべきちがいを示し、「良い戦略」を立てる手助けをすることにある。著者ルメルトは世界的な経営学の研究者を表彰するThinkers50に選ばれた人物であり、長年にわたって戦略を研究してきた第一人者。本書は超一流の著者による「経営戦略」の書。

【所感】
「戦略の要諦」の前に、「まずは先にこっちだ」ということでおすすめいただいたの読んでみました。
普段、200ページちょいくらいの2時間程度で読める本がほとんどだったので非常にボリューム感がありました。
ただ、短いエピソードを集めた感じの本なので、それが苦になるということもありませんでした。
中身としては、言っていることは非常にシンプルで
・相手の弱みに自分の強みを一点集中してぶつけろ
・そのために、客観的に、事実で状況を分析して優先順位をつけろ
・目標と戦略は違う。なぜ、何を、どうやってやるのかが大事だ
・悪い戦略は、中身が無くて、薄っぺらい
メモ書きを読み返さなくても書けるぐらいです。
自分の事業に置き換えると、ついつい自社と顧客の問題と、それをどうするかばかりに目を向けがちで、競合への意識、競合の分析といったものが疎かにしがちだなと反省がありました。
良い戦略を決めて、ぶれずに取り組むこと、やらないことを決めることを大事にするという意識をもって、仕事に向き合っていく。

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