読了:世界一やさしいコーチングの教科書: コーチングについてざっくりわかる! コーチングを知る・楽しむ・学ぶ

読了:世界一やさしいコーチングの教科書: コーチングについてざっくりわかる! コーチングを知る・楽しむ・学ぶ

小泉健一 (著)


【概要】

本書は、ライフコーチである著者が、これからコーチになる人、コーチになりたての人、これからコーチングを受けてみたいと考えている『コーチング初心者』の人に向けてコーチングについて余すことなく書いた本です。


・コーチにはどうやればなれるの?

・コーチにとって大切な姿勢は何?

・新米コーチがやりがちなミスは?

・コーチングが必要な人ってどんな人?

・そもそもコーチングって何をするの?

・コーチの探し方はどうすればいいの?

・コーチングって費用はどれくらいかかるの?


これらのことをまだコーチングを知らない人に対して、新米のコーチが書くからこそ、より身近に感じ、わかりやすい内容になっています(出版当時コーチ歴1年目)。


【所感】

ひとえに「コーチ」と言っても、ビジネスコーチ、ライフコーチ、組織コーチ、ダイエットコーチ、子育てコーチと色んな種類があり、その中でも様々な流儀、流派があるらしい。

たしかに、何冊か読んでみて促進的アプローチと指導的アプローチどちらをどれぐらいのバランスでやるかなどは、人によって意見が異なるところだなと感じる部分であります。

本書ではコーチの定義をコーチエィ社の表現を用いて

「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである」としています。

さらに、なんなら「目標達成」すら必要ではなく「100%自分の人生を全力で生きたい」「変わりたい」「成長したい」という考えるクライアントのパートナーとしてサポートするのがコーチの役割であるとさえ言います。

どの本でも根底で共通にある価値観のように思える

「自分のやることは自分で決める」「心の底からやりたいことをやる」というのが本当に幸せだということ。これを導く、あるいは共に探すのがコーチの役割という考え方は自分の価値観から見ても非常に好きだなと思える部分です。

以前、違う事業で営業的な役割を一人でやっていたときに、毎週、プレイヤーの自分とマネージャーの自分を置いて、一人会議というのをやっていたのですが、それはまんまセルフコーチングに近いことをやっていたのかなと思います。

本書で述べられている重要な部分の一つとして

「人は、重要ではない緊急のことに追われて重要なことを後回しにする傾向があります。コーチとのセッションで優先的に時間を設けることで自分と向き合い、自分の長い人生の中で本当に大切なことに目を向けていきましょう。」というのがあります。

明らかに現在の延長線上ではたどり着けない今の倍、あるいはさらにその倍という売上を目指していく中で、設定したゴールから現在の状況は完全に否定されているので、明らかに変わっていかなければいけない。でも焦りすぎず、ちゃんと前進していきたい。

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