【読了】文系AI人材になる:統計・プログラム知識は不要

【読了】文系AI人材になる:統計・プログラム知識は不要
野口竜司(著)
https://twitter.com/noguryu

【概要】
AI社会になって、ボクは職を失わないだろうか?
文系のワタシが、AIでキャリアアップするには?

そんな不安や疑問を解消するのが本書です。

英数国理社×AI時代に対応した、AI活用の現場から生まれた実践トレーニング本。
・専門用語は必要最低限に
・豊富な業種別事例は「自社での活用」を考えるヒントに。
・AIとの「共働きスキル」を身につける。
AIを活用したビジネスプランを豊富に紹介。本書は、AIを、機能別に4分類、役割別に2分類し、合計4×2=8分類にわけている。その分類を用いて、事例を解説しているので、非常に理解しやすく、自分の仕事への適用・応用を検討しやすい。AIとお共働きスキルを身につけよう。

【所感】
youtubeでai関係の動画を見ていた時に作者の野口さんが登壇されているのを見て、本書を購入しました。
野口さんの肩書を調べてみると、ELYZA取締役CMO/三井住友カードHeadofAIInnovation/カウネット社外取締役/元ZOZONEXTCAIO/とあります。

日本でchatgptをはじめとしたaiが本格的に一般化したのは去年2023年のことでしたが
書籍自体は2019/12/20に発売されているので、少し前になります。

しかしながら、かなり正確に今日とその先でaiによって、社会(消費者、会社、働き手)がどのように変わっていくかが述べられています。

AIとはどういうことか
体系的に整理されていて改めて全体像を理解するのに良書でした。

「AI」という大きな枠組み中に、「機械学習」というものがあり、その中に「ディープラーニング」というものがある。

数年前のソフトバンクの決算説明会で孫社長がシンギュラリティについて触れていたが、
その時はもっと随分先の未来を想像していましたが、もうそこまで来ていました。

AIの役割は大きく分けて2分類あり
①代行型 人間ができることをAIが代わりに行なう
②拡張型 人間ができないことをAIによってできるようにする
これを理解して、
識別系、予測系、会話系、実行系の中でどのように活用していくかが大事。

色んな会社のAI導入事例も紹介されており、トヨタは、自動運転と「ガーディアン(高度安全運転支援)」の二軸でAI活用を展開している話など載っていました。

ソフトバンクは新卒採用業務でAIを活用過去のエントリーシートをすべて学習させて、AIが書類選考の合否判定するようになっているようです。

他に自動車業界の中では、中国の会社のようですが、特にGuaziが興味深かった。
こちらは企業SBビジョンファンドの投資先でもあるAIを活用した中古車CtoCプラットフォームの会社です。
https://allai.jp/guazi/

3年ほど前に発売された本書で紹介されている内容が既にめっちゃ未来でした。
AIの導入で従業員一人あたりの中古車販売打数を5倍に
スタッフの生産性4倍(月間査定数)
パーソナリアズによるダイナミックプライシング
⇒従業員はAI搭載メガネをかけて作業とのこと。

AIの登場によって、プロンプト(どのように指示するか)が非常に大事であり、
それって、今まで以上に「想像できることは実現する」世の中になっていくことを感じました。

私のリスキリングはwebマーケティングとAI活用でいこうと思います。

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