読了:データマネジメントが30分でわかる本

読了:データマネジメントが30分でわかる本 

ゆずたそ (著, 編集), はせりょ (著), 株式会社風音屋 (著)


【概要】

不確実なマーケット環境で企業が生き残るには、データが必要不可欠です。しかし、いざデータを活用しようすると「このデータでは使い物にならない」と判明して、話が頓挫してしまったことはありませんか。


それは「データマネジメント」が出来ていないからです。 本書は、データマネジメント知識体系(DMBOK)の独自要約とケーススタディ集です。


WEB系の事業会社でデータマネジメントを実践している有志一同で書き上げました。本書を読むことで、データマネジメントの各領域と具体的な活動をイメージできるようになります。


【所感】

我々のチームにまだまだ弱いなという部分の一つがデータの蓄積、管理、分析、活用だと感じています。しかしながら、本書の後半はちょっと難易度が高く今の自分には難しく感じました。

が、その中でも得たもの、共感できたものとして、

1、データは試算

試算であるからこそ

・置き場所を決める

・盗まれたり、無くなったりしないようにする

・どこから来て、どこへ行くのか把握する

・監督する人や、そのルールを決める。

というものでした。

特にデータとビジネスの繋がりを書きだした俯瞰図である【データアキテクチャ】という考えはPマークのときにやった業務フロー図とよく似た考え方で

1、どこからデータを取って

2、どこに保存して

3、どのビジネスに使っているのか

これをメタデータ(あるデータを説明するための「データについてのデータ」)として保存します。す


2、マスターデータ

最新で、一貫していて、欠けておらず、信頼できることが期待されるそんなデータのことを指します。

我々でいえば、CRMに投入していっているデータがそれでなくてはいけないのかもしれません。

参照に耐えうるようなマスターデータ管理を目指します。


データベース管理を見据えると、一番手を付けやすそうなのはbigqueryのようです。それでもSQLというのを勉強しなければいけないらしい。

調べたところによると、その他の代表的なBIツールの違いは


レポーティングやシミュレーションが必要で、機能の充実度を重視する場合は、Tableau(タブロー)

レポーティングやシミュレーションが必要で、使いやすさを重視する場合は、Domo(ドーモ)

レポーティングやシミュレーションが不要で、SQLの知識を使わない場合は、Metabase(メタベース)

レポーティングやシミュレーションが不要で、マイナーなデータベースを使用している場合は、Redash(リダッシュ)

だという。


業務分析と意思決定のために、高品質な統合データの提供を可能にすることが自社の組織的な競争優位に繋がっていくと思う。

まずは、各セクションでの数字のミエルカ、レポーティングの自動化によって数字への意識向上と生産性向上を図っていく。

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