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【育休のススメ】人間関係の断捨離

断捨離
という言葉は物に対してはよく使うが、果たして人間関係を断捨離する、というこの使い方は適切なのだろうか(苦笑

ただ、言いたいこととしては、育休をとったことで自分が大切にしたいと思う人がはっきりわかるようになった。ということだ。



学生から社会人になり、そして年齢を重ねてくると、学生時代のように安易に人間関係を広げられなくなってくる。(単純に時間がない)
それに加え30代になりライフステージが変わると、家族で過ごす時間が大部分を占めるようになり、尚更人間関係が狭く、濃くなっているような実感がある。

そしてこれは女性に限らないのかもしれないが、結婚の有無、子どもの有無についても少なからず関係しているようにも思う。少なくとも私は。


寂しいと思ってしまう。
またあの頃のように、何も考えず集まった人と、心から笑ってスカッとするのはもう来ないのだろうか。
学生の頃は一緒に勉強したり、恋愛相談をしあったり。
毎日飲み歩いて、カラオケでオールしたり。
社会人になったら、仕事で悩んで先輩や上司に泣きついて、飲め飲め!と奢っていただいたり。
小、中、高、大学、社会人と、それぞれの年代で苦楽を共にした方々。
おこがましいことだが、何度も何度もふるいにかけ、今でも気軽に連絡を取れる人というのは、数えられるだけになった。




ただ、自分の価値観やライフステージによって勝手にふるいをかけ、それでも残った人たちは、一生付き合っていけるという自信がある人たちだ。
ライフステージが関係していると思う、と前述したものの、中には独身の友人もいるし歳の離れた先輩やメンターだっていらっしゃる。
子育てで忙しく、家族が最優先になりがちだが、それでも会いたい、繋がっていたい、と思える人たち。その理由は様々だが、それは間違いなく、育休に入ったことで様々な考えや生き方に触れ、その中で自分が切りたくない縁だと直感した人たちだと思う。
建前とか、惰性とか、そういう付き合いは減った。いや減らした。そうしたら、交友関係は極めてシンプルになった。


育休に入り、人生一回休みのターンに入った。
一回休んでいるからこそ、これから自分はどう生きたいかを考えるようになった。
その中で、やっぱり私の人生に必要だ、大切だと思える人たちとは時間をこじ開けてでも、会ったり話したりしたいと思える。
そういう意味では、断捨離という言葉は、間違っていないのではないだろうか。

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