語学力不足による苦い経験と語学力アップのモチベーション

はじめてまともに海外に行ったのは23歳(修士1年)の時。

フランスのトゥールーズという都市で開催される国際学会に参加するためでした。

当時(というか今もですが)、私は会話もままならない語学力でしたが、研究室の文化として卒業までに国際学会で発表する風潮があったこと、自分自身も国際学会で発表する経験をしたかった(それを通して成長につなげたかった)こと、助教授が割とスパルタで国際学会での発表をせまってきたこと、ヨーロッパに行ってみたかったこと、そんなこんなの理由で発表にチャレンジすることとしました。

英語が得意ではなかったので、事前準備をしっかりして、発表するスライドは発音、アクセント、文章、全て丸暗記してフランスへ飛び立ちました。

当時、引率の助教はヨーロッパの大学へ出向(留学?)してましたので、シャルル・ド・ゴール空港で合流。合流後は助教引率のもと、当日はホテルに泊まり、翌日、パリの大学の見学をして、トゥールーズへ向かいました。

発表は、事前準備のかいあって割と話せたのですが、質疑応答は、中国人の質問者の英語が早すぎて聞き取れず、フリーズ状態でした。『えーっと、そーりー…んーっと、そーりー…』とかいってた記憶があります(笑)助教授がフォローしてくださり、事なきを得ましたが、自分の中で、この学会が成功体験かといえばそうではなく、失敗の印象が残ってしまっています。

前置きが長くなりましたが、英語が流暢でなかったがために悔しい思いをしたこと、また、少なからずできた海外の方とのコミュニケーションが刺激的で、もっと異文化コミュニケーションをはかれるようになりたい、と思ったことがきっかけで、この頃からおぼろげながら、英語を使えるようになりたいと思っていました。

ただ…そう思いながらまともに勉強せず、気づけば30歳を超えてました(笑)32歳のとき、新婚旅行でフロリダのディズニーワールドに行きました。それに向けて、英語の勉強を旅行3ヶ月前から開始。嫁の前で初披露する英語をかっこよく決めてやるぜ!と、意気込んで勉強しましたが、3ヶ月では全然英語力は伸びず、フロリダでは、『ジャパニーズ スタッフ プリーズ』を連発。特にリスニング、スピーキングが難しく、事前のパソコンでの予約手続きは何ら問題なくできたのですが、現地でのコミュニケーションは素人同然でした。奥さんは文章だけでもある程度理解できることだけでも凄いと言ってくれましたが、この時また、約10年前と同じ気持ちになりました。

ちょこちょこ勉強する程度じゃ、10年経ってもこの程度か…10年前と何にも変わってないじゃないか情けない。と感じたことがきっかけで、ようやく、本格的に英語の勉強を始めました。

それから今まで、約1年の間、ほぼ毎日英語に触れ、単語帳の単語を少しずつ覚え、車の中で毎日リスニングCDも聞きました。毎日続けたお陰で、単語約2000語、覚えられ、またリスニング能力も去年に比べたら飛躍的に伸びていることを実感しています。また最近はオンライン英会話もほぼ毎日行っていて、着実に英語力がついていることを実感します。

毎日、30分〜1時間程の英語学習を続けていますが、継続する事の威力は凄まじいと、実感しています。

今後も英語のみならず、なにか身に着けたい能力がある時は、毎日少しずつ、繰り返して続けることが大切と、自分に言い聞かせて努力していきます。


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