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バイロイト Bayreuth❶

プロローグ

ワーグナー好きの総本山、バイロイト音楽祭に来ています。エディンバラからプラハに飛んで、Flixbusで4時間、到達しました。

地図で言えばドイツの南

ホテル

バイロイト市内のホテルはこの音楽祭のために軒並み予約でいっぱい、もしくは値段が普段のx倍の感じで、散々迷った挙句に市内から4km北(バスで通う)のホテルを予約。普通ならば立地重視なんですが、仕方ない。お庭があるところに惹かれました。

このホテルに泊まっています
お庭が綺麗(逆光になった)
シンプルなカントリースタイル
中が広々していて田舎っぽい
シンプルな朝ごはん ドイツのパンは美味しいです

ホテルのお庭でとりあえずビール。同じ宿に泊まっているドイツ人カップル(自転車ツアー中)と色々おしゃべり。彼らがのむ黒ビールの量にタジタジ(女性もガッツリ飲んでいた)。

普段ビールはあんまり好きではないのだけれど、
フルーティーで飲みやすい夏の冷えたドイツの白ビールは好き

バイロイト音楽祭

まずはリングサイクルからのスタート

今年の熱波のせいで暑い暑い31度。スコットランドで寒さに強くなった体にはとても無理な気温。しかもホテルにも劇場にもクーラーなし。

この暑さで正装はキツイ

女性は肩出し、サンダル、シースルーと夏の正装はある意味楽なのだけども、男性はバラエティに欠けますよね、黒スーツに蝶ネクタイ、靴下に革靴の人びとをたくさん見ました、私たち女性よりももっと暑そう. . . 。

プログラムとフローズンヨーグルト、ど〜ん

オペラ世界で言えばここが究極のハイソ中のハイソ。紳士淑女の立ち居振る舞いやドレスを見ているだけで楽しい。結構日本人もたくさん見ました、お着物の方もいて脱帽。旅行先ではもはや中国人>日本人に遭遇することが多いけれど、中国人にはまだワーグナーは浸透していない様子。

蒸し蒸しとした室内で汗を拭き拭きの鑑賞となりましたが

カーテンコール

予習をしっかり頑張ったおかげなのか、字幕なしでも楽しめました。ワーグナー自身が設計してとことんこだわったという劇場は音を最大限反響する造り。急な傾斜になっている劇場内は一番後ろの座席でも全く前の人々に邪魔される事なく、音響効果が隅々まで美しい。オーケストラは舞台の真下にあるので(世界でここだけ)、歌い手さんの声が楽器に邪魔される事なくしっかり響き渡ります。予習していた時には長く感じられた説明じみた歌歌も今日はしっかり音楽の調べとなり、交響曲を聴いているような気持ちになったのには本当に驚きました。プロダクションはモダンで意味不明なギャングムービー調(指輪→誘拐された男の子に異解釈されていた)なんですが、それはそれでブーイングしたいほどの怒りは覚えなかったです。これからプログラムを熟読してもう少し理解を深めたいと思います。これからの長丁場、楽しみます。

それではまた!


いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。