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なるべく幅広い分野について私見いっぱいですが発信してます。2017年から記事の依頼を受…

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なるべく幅広い分野について私見いっぱいですが発信してます。2017年から記事の依頼を受けながらコツコツと文章書いてます。まだまだ勉強中なので投稿へのご意見、アドバイスなど頂けましたらとても嬉しいです。

マガジン

  • 忙しい人のための「書籍」要約マガジン

    私が読んだ本の内容をキュッと短くまとめてお届けします。 読みたい書籍がたくさんあるけれど読書する時間がない。とにかく内容がさっとわかれば良い。そのような方のために、なるべくポイントを抑えつつも、時間をかけずに読めるようにまとまめます。 ジャンルは主にビジネスや経済、健康、日常生活に少しでも役立つような書籍を選択しています。小説のように、まとめることで楽しみが減ってしまう内容のものは選択していません。

最近の記事

路上で暮らすあの子の目がなぜ輝いて見えたのか

僕の心に強烈なインパクトを与え、今でもその光景が鮮明に思い浮かぶ場面がある。 どんな人にでもこのようなことはいくつもあるでしょう。 僕の場合は、その後幾度も頭に浮かび、そのたびに何か大切なことを考えなければならないという義務感に襲われる光景がある。 その日はいつもの週末の通り、夜も遅い23時ごろドライバーをエントランスで待っていた。 昼間は人で賑わうこの通りも、夜は一人で歩くには少々気を張らなければならないほど静かで、少し不気味な雰囲気がある。 エントランスの周辺に

    • 『沖縄スパイ戦史』三上智恵・大矢英代

      沖縄戦北部を探ったドキュメンタリー映画1945年4月、米軍が沖縄本島へ上陸し日本軍と激しい戦闘があったことはみなさんもご存知でしょう。 日本で唯一の戦場となってしまった沖縄。そして多くの住民が巻き込まれ犠牲となってしまった。米軍、日本軍、沖縄住民の中で一番戦死者が多かったのは沖縄住民なのだ。こんなに悲しいことが現実に起こったことを、私たちは中学高校で深く教わらない。 この映画は沖縄戦の別の面から見たドキュメンタリー。 沖縄に観光で訪れたことのある人なら本島南部にある「ひ

      • 『シャクシャインの戦い』/平山裕人

        学校教育でさらっと習う北海道の歴史について。当時は蝦夷地と本土の人が呼んでいたこの地。あまり深く習うことは無く、「シャクシャインの戦い」という言葉、原住民アイヌの人たちと本土の人たちの戦いがあった、という程度の知識は持ち合わせてる人は多いのではないでしょうか。 この本は、当時のアイヌの文化や生活など、なせ戦いが起こってしまったか、などを忠実に説明されている文献のように感じた。まだ研究途中で明らかにされていない部分もあるが、歴史の真実を知るには良い本だったと思う。 以下に簡

        • どこまでが「浮気」か、という不毛な議論はなぜ起こる?

          付き合っている相手、または同性の友人と、この話をした経験がある人はおそらく多いと思います。そして、いつも明確な答えは出ないまま、この話をする時間が過ぎていきます。 人によって浮気か浮気じゃないかの境界線はさまざまです。お茶するだけでもアウト!と思う人もいれば、手を繋ぐぐらいならOK!という人もいます。 この基準が違いすぎる相手と付き合ったら、どちらかはプライベートでとても窮屈な思いをしそうです。彼氏の束縛が強すぎて…なんて愚痴を漏らすことにもなりそうですね。 なぜこうい

        路上で暮らすあの子の目がなぜ輝いて見えたのか

        • 『沖縄スパイ戦史』三上智恵・大矢英代

        • 『シャクシャインの戦い』/平山裕人

        • どこまでが「浮気」か、という不毛な議論はなぜ起こる?

        マガジン

        • 忙しい人のための「書籍」要約マガジン
          4本
          ¥100

        記事

          決して測ることはできないもの

          この写真の左手の地面に、幼い男の子が眠っている。この写真を撮る少し前、この男の子のお姉ちゃんが床に段ボールを敷き就寝の準備をしていた。 この場所は商店やビルが立ち並ぶアーケード街になっていて、混沌としたエリア内にある。昼間は人通りが多く、いろんな生活用品や食べ物などの出店で賑わっている。 このときはすでに夜の23時間から0時だったと思う。私は毎週末、たいていこの時間から仕事に出ていた。ちょうど私が滞在していたビルの出入口近くではこのような光景が夜に見られる。私はその光景に

          決して測ることはできないもの

          本当の自分はどっち?自分を見失わない考え方

          友人が数日間国内旅行に行ってきたというので、先日会ったときにその話をいろいろと聞かせてくれました。 この友人は、何年も前から今の会社を辞めたいと話していて、タイミングがつかめないのか、もしくは仕事が気に入っているのか、愚痴を言いつつ今でもズルズルと続けています。 彼女の話の中で、一つ不思議なことを言っていたのが印象的でした。よく旅行中に強く感じることがあるそう。 「私、何やってるんだろう」 彼女の周りの人も共感してくれたらしいのですが、私にはまったく感じたことのない感

          本当の自分はどっち?自分を見失わない考え方

          なぜ日本人の英語学習は非効率なのか

          最低でも6年間、学校で英語を勉強している人が大多数の日本。それでも英語を話せる人の数よりも話せない、または英語アレルギーの人の数の方が圧倒的に多いです。海外からは「日本人に英語は通じない」と思われているのも無理もありません。 しかし、6年も勉強すれば多少話せる人がほとんど、という状態でもおかしくないはず。日本語を話せる外国人に、どのくらいの期間勉強したのか尋ねてみると、だいたいの人は3ヵ月~1年ほどだと答えます。 日本語は世界の言語の中でも習得が難しい部類に入ります。さら

          なぜ日本人の英語学習は非効率なのか

          その生命力に感激した日

          数年前にレモンバームというハーブ、一株だけ育ていたものを枝分けしてみようと思い、その先端の双葉と芽が出ている部分を切り、駐車場の野原の土に差してみた。 数日もしないうちに元気がなくなり、芽が成長することもなく枯れ朽ちてしまった。 その翌年か翌々年、その場所に小さな小さなレモンバームの葉っぱが顔を出した。背は低く弱々しかった。 それからは毎年そんな調子で葉を付けていたレモンバームだった。小さな葉っぱを触っては手を鼻に持ってきて香りを確かめたが、レモンの爽やかな香りはほとん

          その生命力に感激した日

          『絶対ブレない「軸」のつくり方』/南 荘一郎

          やりたいことに向かって行動する方法を伝えてくれる一冊。 著者の南荘一郎氏は仕事を通して鳥肌が立つぐらいの感動を求め、夢である球団オーナーになるために今も走り続けている。 その過程でプロ野球の楽天イーグルスの立ち上げに携わる。この立ち上げメンバーに加わるまでの紆余曲折のストーリーは、多くの人が自らの夢ややりたいことへ進むための考え方、心の持ち方、そして邁進する勇気を与えてくれる。 楽天イーグルス立ち上げメンバーに加わった南氏だが、その過程はとてもスムーズなものではなかった

          『絶対ブレない「軸」のつくり方』/南 荘一郎

          「忙しい」人に限って芸能人のゴシップネタに時間を費やすというお話

          「忙しい」のは芸能ニュースばかり見ているから テレビやSNS好きな人に多い傾向があるように思います。仕事が終わって友人と夕食に行く、その移動や一人で待っている合間にスマホでSNSをチェック。家に帰るとテレビ見ながらSNS。朝起きたら準備しながら芸能ニュース。 話の中心は芸能人の結婚離婚や不倫などスキャンダルばかり。 なんて忙しい人でしょう。絶対にこうはなりたくないと思ってしまいます。 このような情報をインプットしてどのように活かすのでしょう?その手のブログ発信のネ

          「忙しい」人に限って芸能人のゴシップネタに時間を費やすというお話

          『話すための英語力』/鳥飼玖美子

          著者、鳥飼玖美子氏は、コロンビア大学院修士課程、サウサンプトン大学院博士課程、そして現在は「ニュースで英会話」を監修する、まさに英語教育のプロフェッショナルと言える人物である。 「国際共通語としての英語」 これが本書の大きなテーマである。これはどういうことを指すのか、そして、日本人が英語を習得し使いこなすことがなかなか困難な理由と解決法が語られている。 まず日本人が英語を習得することが困難な理由はいくつかある。個々の努力とは別に環境面、言語構成上に理由がある。本書をお読

          『話すための英語力』/鳥飼玖美子

          時間泥棒とゼロサムゲーム

          誰でも他人に時間を奪われることは嫌ですよね? 仕事の場面で、特に時間は人にとってとても貴重な資源です。 「泥棒」と書いたのは、自分のものを「奪われる」と感じる場面が起こるからです。 自分の仕事が進行中でも、他の人を助けるために手を止めて時間を割くことは大いに構いません。 この場合、時間を「奪われた」感覚は一切ありません。 それでは時間泥棒とは誰なのか。 私はこういう類いの人だと思っています。 1・確認や調べることをせずに人に聞いてくる人 2・自分の暇つぶしの

          時間泥棒とゼロサムゲーム

          『科学的に正しい英語勉強法』/メンタリストDaiGo

          メンタリストとして活躍中のDaiGoさん。彼が科学的視点から、日本人の英語学習法について何が良くて何が悪いのかを解説しています。英語の学習のみならず、人生で何かを身につける際にも応用可能な考え方が詰まっています。あなたがこれまで思い込んでいたことが、実は効率の悪い間違いかもしれません。 日本人が英語を話せない理由英語に関する書籍や方法が多様にあり、さらに学校教育でも英語の授業が継続して行われているにも関わらず、日本人の英語レベルはアジア諸国でも低い位置にいます。 なぜこん

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          『科学的に正しい英語勉強法』/メンタリストDaiGo

          冷蔵庫が人間にもたらしたもの

          便利になったはずなのに食料廃棄量が増加なんと意外なことに、蓄えられる容量と環境が向上したのにもかかわらず食料廃棄が増加しているという。 ちなみに、日本の年間の食料廃棄量は、世界で飢餓に苦しむ人々にとって必要な食糧の量より多いと言われている。 冷蔵庫という魔法の貯蔵庫を手にしている我々が、なぜこんなにも食べ物を無駄にしてしまているのだろう。その裏側にあるものはなんだろう。 考えられる3つの要因1・消費期限と賞味期限の表示が義務付けられた 我々が手にする食品のほとんどにこ

          冷蔵庫が人間にもたらしたもの

          『本物の英語力』/鳥飼玖美子

          1・英語は基礎力現代の全国の高校3年生を調査したところ、読み書き話す聞く4技能のレベルは、7~9割の生徒が最低レベルという結果が出ている。 根底にあるのは「なんで英語を勉強しなければならないのか?」と疑問を持つ学生が多いことである。なぜなら、日本で生活する分には「必要不可欠ではない」のだ。 海外で働きたい、住みたいという人でなければ、私たちの生活には日本語で不自由しないのが現状であるからだ。 そんな中でも流暢な英語を身につける日本人も存在する。彼らには、英語を使って自分

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          やめるだけで一気にあなたの信頼度が上がること

          事前の「言い訳」をしないことが一番何だかハウツー本みたいなタイトルですが、私はハウツー本がうさん臭く聞こえて嫌いなタチです。 すみません、本題に入ります。 私はスポーツに携わっていた期間が長かったので、スポーツを例に挙げながら説明を展開します。 私が目の当たりにするたびに、むずがゆい気持ちになったことがあります。それは試合前に、実に多くの人が「言い訳」をしていたことです。 「実は足を怪我している」 「今日は体調がよくない」 「就活であまり練習してない」 挑む前から負

          やめるだけで一気にあなたの信頼度が上がること