PPAPとPDCA

説明するまでもないと思いますが、ちょっと前に大ブレイクしたピコ太郎さんの大ヒット曲「PPAP」。リズムの良い曲に乗せたネタで、シンプルで覚えやすく、多くの人に受け入れられた。「ペンパイナッポーアッポーペン」の単語の連なりのうち、各単語の頭文字のアルファベットがPPAPなのだ。説明いりませんね。

一方、これまたちょっと前から急に一般人でも言い出したPDCA。もともと大昔から仕事をするうえで活用されていたと思いますが、特にこういったサイクルを根底にして仕事をする必要のない職種の人までも、こぞって口に出しているように感じてしまう。

簡単に言えば「試行錯誤を重ねる」こと。こんなことは、誰もが子供のころから行っていて、自然に身に付いているものだと思っています。何事も初めての体験だった小さなころ、いろんなことにチャレンジしてその度に新たな発見をしていた。それを次の行動に活かしてチャレンジする...。

ところが、未だに流行りのスイーツかのようにこの言葉と手法をありがたがる人がいます。どうやら、英文字を並べられると思考力が一気に低下、もしくは止まってしまうのか、無条件に受け入れてしまうように思います。PPAPが流行るのもわかる気がします。そう考えると、PPAPはとても巧妙なマーケティングによって生み出され、確実にヒットすべくヒットしたのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?