ひととひと

「ひととひと」は、アーティストおよびリサーチャーからなるコレクティブです。性犯罪の背景…

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「ひととひと」は、アーティストおよびリサーチャーからなるコレクティブです。性犯罪の背景にある社会構造や、美術史や美術業界における国内外のジェンダー・ギャップなどについて勉強・研究を行っています。

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with meeting#5「性暴力被害者と関わる前に考えたいこと」 アーカイブ

イベント概要開催日時:2023年11月11日(土)17時〜19時 会場:co-space AKASAKA ゲスト講師:齋藤 梓先生 参加費:2300円 内容:性暴力被害者が二次加害を受ける問題について、臨床心理士の齋藤梓先生と被害者に対する適切な言葉がけについて学びます。 主催:ひととひと ひととひとの紹介 ひととひとはアーティスト・工藤春香、神谷絢栄、Jin Yeowool、リサーチャー・高橋ひかりの4人からなるコレクティヴです。2019年から活動を開始し、性犯罪の背景

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    • AML講座のレポートが公開されました!

      アートマネージャー・ラボさんのオンライン講座『公認心理師にきく、メンタルケアの「きほんのき」』レポートが公開されました!ひととひとは本講座で紹介された、ハラスメントに関するアンケートの作成・調査・集計を行なっています。 公認心理師の齋藤梓さんをゲストにお招きし、 ・ハラスメントにまつわるメンタルの不調を感じたときどうすればよいか ・どんな機関へ相談すればよいか ・どんなカウンセリングや治療が行われるのか など、アンケートに寄せられた声をもとにした疑問や悩みについて、無料で

      • 【展覧会を開催しています!】

        梅雨入り直前で不安定な天気が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? noteでのお知らせが大変遅くなってしまいましたが、現在ひととひと初の展覧会を北千住で開催しております。4者4様、さまざまなアプローチでアートとジェンダーにまつわる作品を出展しています。ぜひお越しくださいませ。 また、本日5月30日(日)と6月6日(日)には、ゲストをお招きしたオンライントークイベントを行います!こちらは売り切れ次第終了となりますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください! それぞ

        • 【第2回アートとハラスメントを考える】オンライン講座行います!

          みなさん、あけましておめでとうございます! コロナ禍で予断を許さない状況ではありますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?さまざまな展覧会やイベントの開催が変更を余儀なくされていて、作品鑑賞・イベント参加も気軽にできなくなったりと、きびしい状況が続いているかと思います。 私たち「ひととひと」としても、感染症対策や健康管理に気をつけながら、できることを少しずつ行なっていこうと思います。本年も、どうぞよろしくお願いいたします! さて、さっそくオンラインイベントのお知らせです

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        with meeting#5「性暴力被害者と関わる前に考えたいこと」…

          アートマネージャーラボ×ひととひと オンライン講座レポートが公開されました!

          みなさん、こんにちは。いよいよ冬らしい寒さになってきましたね。 先日、こちらの記事でもご紹介していたArt Managers Labさんとひととひとの共同企画オンライン講座「弁護士と考えるアートとハラスメント ~誰も苦しくない「アート業界」をつくるために~」が実施されました。 そして、イベント当日の内容の掲載されたレポートがリリースされています。 当日は工藤と神谷が登壇し、ひととひとが行ったハラスメント被害に関するアンケート調査の報告を行うとともに、Labのみなさんや、

          アートマネージャーラボ×ひととひと オンライン講座レポートが公開されました!

          【アートマネージャーラボ×ひととひと オンラインイベントを開催します!】

          みなさん、お久しぶりです! 段々秋らしい気候になってきましたね。 こちらに記事を投稿するのも、久々となってしまいましたが、このたび、「アートマネージャーラボ」さんとひととひとによるコラボ企画「弁護士と考えるアートとハラスメント」講座を10/14(水)20時〜22時に開催します。 こちらはオンライン講座で、無料です。 事前申し込み制なので、リンク先のフォームからお申し込みをお願いします。 このイベントは、ひととひとで8月に行った、アーティストや美術関係者を対象にしたアンケ

          【アートマネージャーラボ×ひととひと オンラインイベントを開催します!】

          性被害に遭った後、私がしたこと

          記事作成 神谷 絢栄       編集協力 工藤 春香 私は19歳の頃性被害に遭いました。具対的には「強制わいせつ」の被害に遭い、刑事事件化したものの不起訴となりました。 その後私はPTSDを発症しましたが、現在は治療を経て状況は改善してきています。 このnoteでは日常生活を送ることがとても辛い状態から、ある程度普通に生活が出来るようになるまでの過程や、その際に利用した施設について、実体験をもとにシェアしていこうと思います。  性被害後の症状は人それぞれで、中には性被害

          性被害に遭った後、私がしたこと

          【展覧会「女が5人集まれば皿が割れる」 開催延期のお知らせ】

          4月10日(金)から予定しておりました展覧会「女が5人集まれば皿が割れる」は、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、2021年春へ開催を延期することとなりました。 初の展覧会ということもあり、直前まで開催を予定していましたが、より多くの方々に安心して鑑賞していただきたいということ、また今週末(3月28日、29日)にかけて、東京をはじめとした首都圏に外出自粛が要請された情勢などを鑑み、延期すべきとの結論に至りました。 本展にたくさんのご関心や応援をいただいたにも関わらず、直前の

          【展覧会「女が5人集まれば皿が割れる」 開催延期のお知らせ】

          【ひととひと初の展覧会を開催します】

          みなさん、お久しぶりです!ひととひとメンバーの高橋です。 新型コロナウイルスがなかなか収束しない状況ではありますが、来たる4月に、「ひととひと」初の展覧会を開催する運びとなりました! 私たちは「ひととひと」は、昨年から2つのwith meetingを通じて、美術業界におけるジェンダー・ギャップや、刑法・性暴力にについて皆さんとともに学び、対話を続けてきました。 今回の展覧会は、これまでの活動でメンバーそれぞれが興味を持って続けてきたリサーチやジェンダーの問題意識をもとに制

          【ひととひと初の展覧会を開催します】

          with meeting #2「ジェンダーとアート、表現の自由について」開催します

          第2回目のwith meetingは、アーティストの嶋田美子氏を迎え「ジェンダーとアート、表現の自由について」をテーマに行います。 ジェンダーにまつわるさまざまな問題は、私たちの生きる日本の社会が抱える未解決の問題といえます。 それらは一見、歴史や政治といったより“普遍的”かつ巨大なテーマのなかに“潜んでいる”ために、見過ごされがちです。例えばそれは、今年のあいちトリエンナーレにおける「平和の少女像」議論の焦点のズレや、美術業界でのジェンダー・ギャップなどが当てはまるでしょう

          with meeting #2「ジェンダーとアート、表現の自由について」開催します

          with meeting #1「性犯罪の刑法のこれからを考えよう」開催しました!

          【with meeting #1 たくさんのご参加・ご関心ありがとうございました!】 9/13にwith meeting#1「性犯罪に関する法律についてのこれからを考えよう」が終了いたしました。 3連休前日の金曜日にも関わらず、足をお運びいただいた参加者のみなさま、そして各SNSで反応していただいたり、ご関心を持ってくださった皆さまに心より御礼申し上げます! 初回となる今回は、上記テーマをもとに弁護士の上谷さくら先生にご講義いただきました。 先生には、性暴力事件がどのよ

          with meeting #1「性犯罪の刑法のこれからを考えよう」開催しました!

          子どもと性的虐待、犯人の特性とは

          記事作成 内田 百合香 編集協力 高橋 ひかり ・「ひととひと」を作った経緯と私について私は幼少期に何度か性被害に遭っていたものの、高校1年生までは「普通の女の子」だった気がする。 普通に勉強をして、普通に恋をして、普通に部活をして。そして美大を目指すようになり、美術予備校に通いだした頃だった。それとは別に、絵の先生をしてくれるという知り合いがおり、その人にも美術を教えてもらうことになった。 その人は私のことをとても可愛がってくれた。「君を立派な画家

          子どもと性的虐待、犯人の特性とは

          with meeting#1 「性犯罪に関する法律のこれからを考える」

          9月13日(金)17時~19時「性犯罪に関する法律のこれからを考える」 講師上谷さくら先生(弁護士) with meeting#1は、講師に弁護士の上谷さくら先生をお招きして「性犯罪に関する法律のこれからを考える」をテーマに行います。 性犯罪の横行する現在の日本社会では、性被害を受けてもさまざまな理由から起訴することができなかったり、証拠や訴えが認められたにも関わらず、加害者が無罪となったりするケースが後を絶ちません。 こうした状況はなぜ起こりうるのでしょうか?また、

          with meeting#1 「性犯罪に関する法律のこれからを考える」

          with meeting、始めます

          このたび「ひととひと」は、性暴力の背景にある社会構造や、美術史・美術業界における国内外のジェンダー・ギャップなどについてさまざまな分野の人々と「ともに」考える“with meeting”をはじめます。 2019年の5月より、わたしたちはそれぞれの関心に基づいてプライベートの勉強会を行ってきました。性暴力を規定する刑法などの社会基盤や、歴史(美術史)のなかにみる女性性の表象・フェミニズムといったテーマのもと、それぞれが資料を収集し、今後の活動の足がかりとなるよう、知識を共有し

          with meeting、始めます

          私たちが生きている「いま」、性犯罪と法律について知る

          記事作成 工藤春香  編集協力 高橋ひかり 「ひととひと」第一回勉強会は「性犯罪と法律」という大きいテーマの中で発表者は各々の調べたことを発表した。 自分の発表のテーマや内容について述べる前に、私が「ひととひと」に参加することに決めた理由などを書いておこうと思う。  無自覚な違和感私は現在41歳、既婚、もうすぐ3歳になる子どもがいる。東京芸大の油画科を卒業してから現在まで、美術教育の仕事をしながら美術作家を続けてきた。生まれも育ちも東京である。 私が高校生の頃は、「女

          私たちが生きている「いま」、性犯罪と法律について知る

          「ひととひと」について

          「ひととひと」は、工藤春香、神谷絢栄、ジン・ヨウル、高橋ひかりからなるコレクティブです。(内田百合香は2020年3月をもって脱退しました。記事は脱退前のものです) 性犯罪の背景にある社会構造や、美術史や美術業界における国内外のジェンダー・ギャップなどについて勉強・研究を行っています。活動の一環として、2021年春にgallery-towed(墨田区、東京)にて展覧会を予定しています。 こちらでは勉強会の報告やメンバーが日々感じたこと考えたことなどを載せていきます。 多く

          「ひととひと」について