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敗退の大峯奥駈道(2019.04.28-2019.05.01)[1] - 前泊

ずっと準備考察を書いていたけど、ついに来た大峯奥駈道。

だが、結論から言うと、タイトルにもある通り敗退した。3日で南奥駈道を踏破した後、4日目に下山。理由は天候をはじめ色々あるが、体力・経験・計画全てが及んでいなかったと思う。詳細は後に書くとしてとりあえず前泊となる04月27日の記録から。

和歌山県 新宮駅到着

宿はとっていたが新幹線を予約するのをすっかり忘れていて、気づいた時は始発しか指定席が取れなくなっていた。家族3人で6:06 東京発のぞみにのり名古屋へ。8:05のJR 南紀1号特急に乗って 新宮駅到着が 11時半。すでにここまで5時間半。遠いなぁ。

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嫁と娘は、私が大峯奥駈道に旅立ったら奈良まで移動するので奈良で乗り捨てられるレンタカーをあらかじめ新宮駅で手配済。

徐福寿司

新宮の名店らしい、徐福寿司。レンタカー屋のすぐ横にあったのでここでお昼を取ることに。

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玉子巻き寿司と昆布寿司。

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名物のさんま姿寿司。

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熊野牛のり巻き。

どれも美味しいが私の一番のオススメは熊野牛のり巻きかな。甘い肉がたまらない。他も全部美味しい。

熊野速玉大社へ

全国にある熊野神社の大ボス(熊野三山)が、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社。熊野那智大社はちょっと離れているので今回行けなかったが、熊野速玉大社は新宮駅から歩いていける場所にある。
これらの大社や、吉野神社や金剛峯寺などをつなぐルートが熊野古道となっていたりする。

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熊野速玉大社。トレッカーも結構いた。

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境内の立派な木。

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ここら辺の建物は釘を使っておらず、川が氾濫しそうになったらすぐにばらして運べるようになっているらしい、とのことだけど本当かな。バラすのすごい大変そうだが。

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河原の駐車場の前で。天気が良くて川が綺麗で娘のテンションも上がる。

熊野本宮大社へ

速玉大社から車で40分ほど、山の方へ熊野川沿いに進むと熊野本宮大社がある。

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熊野本宮大社の御社殿は撮影禁止だったのでそれ以外の写真。

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「JOJOの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦先生デザインのお守りが売ってたのでGET。こんなの作ってるの知らなかった。ファンとして恥ずかしい。

実はこの写真の熊野本宮大社の建物は明治以降に建て直されたもの。その前は熊野川の中州にあったが、明治22年に川の氾濫で流されたらしい。

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で、もともと本宮大社があったところが、今「大斎原(おおゆのはら)」となっている場所で、そこに大鳥居もある。大鳥居は日本一の大きさらしいが、建てられたのは平成12年とのことなので、実はあまりありがたみがない(と言ったら怒られるかも・・・)

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大鳥居

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大斎原

* 旅行中は見落としていたのが、大斎原も撮影禁止だった。すみません・・・

大斎原からすぐ左にそれると熊野川に出る。説明の看板にも大斎原が全熊野古道の終着点でもあり出発点でもあるとのだったので、翌日はここから出発することに気持ちを固める。

川湯温泉

宿泊は熊野本宮大社から新宮駅の方に車で10分ほど戻った川湯温泉「富士屋」。

ここの川湯温泉というのは、川の底の石をどかしたりするとあったかい温泉が出ているというところ。シーズンによっては旅館が作ってくれてある場所もあるらしいが、今回直近の雨で流れてしまったとのことで自分たちでやってみた。

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実際に川湯温泉に来る前はあまりイメージがなくて、なんとなく水上の宝川温泉のような川沿いの澄んだ温泉を想像していたが、実際ほってみると泥だらけである。まあよく考えたら当たり前ではあるのだが。

一から全部掘るのは大変なので、他のお客さんが開拓して放置してあるものをさらに掘ったのだけどここだと泥だらけになった。一応温泉としてはあったかかった。
その夜、旅館でテレビを見ていたらちょうどブラタモリで川湯温泉をやっていて対岸あたりの方は、ちょっとだけ掘ればかなり熱い温泉が出るようで、澄んだ水に足湯みたいな感じで浸かっていた。
川湯温泉、もっと攻めどころがあるのかもしれない。
寒がりの嫁は、今回は季節的にこれはまだ早いと言っていた。

計画変更

もともと、04月27日と04月28日を本宮あたりの観光をして、04月28日午後に嫁子供と別れ、私はどこかで野宿して04月29日の早朝(4時半とか)から大峯奥駈道に出発する予定だった。

が、特にもう観光するところもないねということで、04月28日の朝、宿の朝ごはんを食べた後、嫁子供と別れ大峯奥駈道に行く形に変更。出発時間は9時ぐらいになってしまうので、ビバーク地の選定などがっつり変わってしまうので、夜、宿で計画を練り直した。

この時でも一応4泊5日の日程でこなすつもりだったのだが・・・

大峯奥駈道初日へ。



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