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一番楽な百名山「八幡平」 と後生掛温泉(2019.11.02-2019.11.04)

11月の三連休は、岩手&秋田の八幡平登山と後生掛温泉へ。
シェルパ斉藤氏の「みちのく温泉トレイル」を行きたかったが家族連れではまだ難しそうなので、普通の旅行に。

1日目は東京から移動、小岩井農場によって後生掛温泉に宿泊。
2日目に八幡平へ登り山歩きし、引き続き後生掛温泉に宿泊。
3日目は盛岡でわんこそばを食べて帰京。

八幡平で百名山19座目。

八幡平とは?

標高1614m。登山口から40分程度で山頂まで行け、しかも山頂まで舗装道路というおそらく一番簡単に山頂に立てる百名山。

GW開けに、八幡平頂上付近の鏡沼の雪解けが、竜の目のように見える現象が「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれていて有名。

秘湯として有名な後生掛温泉、蒸ノ湯温泉、少し離れるが日本で一番酸性度が強い玉川温泉など、名湯がたくさんあり温泉好きにはたまらないエリア。

1日目(11.02)

新幹線で盛岡に移動、盛岡でレンタカーしてまずは小岩井農場へ。

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岩手山が素晴らしい。いつか登る!

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文化財の施設などを見学しつつ、

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玉で、転がる娘と嫁。娘は色々アトラクションして満足。
15時ごろ後生掛温泉へ出発。

あまり考えずに出発したけど、後生掛温泉に行くための道路「八幡平アスピーテライン」が実は17時-8時の間は通行止めだった。もしもっとのんびりしてたら、たどり着けないところだった。
ちなみに、11/5から冬季通行止めのため、これから4月半ばまで後生掛温泉のバスでしか行けないようだ。つくづくギリギリのタイミングだった。

17時ちょうどに後生掛温泉に到着。

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温泉は素晴らしかった。今まで行った温泉の中で一番かも。
我々は今回旅館部に宿泊。湯治部というのもあってそっちは湯治の指導をうけれたり、オンドル(床から熱が出てる)部屋に宿泊したりもある。

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温泉入って、ご飯を食べ、お酒を飲んで寝る。

2日目(11.03)

天候は結構な雨。だが、午後からはやみそうな雰囲気。
八幡平の山頂までは嫁・娘も行く予定だったが一人で登ることに変更。車で八幡平登山口まで送ってもらい、嫁・娘は、蒸ノ湯温泉&玉川温泉へ。

コース

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八幡平登山口から遊歩道を登って八幡平山頂へ。ここまで40分。全て舗装された道。八幡平の頂上から登山道に入り、ひたすら下山14km。
途中、蒸ノ湯(ふけのゆ)温泉にも入って、後生掛温泉の宿まで戻るコース。

八幡平山頂へ

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車で登山口の駐車場まで送ってもらう。見ての通りのガスっぷり&雨。視界50mぐらいか。
9:16登山開始。

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山頂まで道はこんな感じで舗装された遊歩道。ガスで見えないけど森林限界を超えているので、晴れてたらスカッとした稜線歩きっぽい感じなんだろうなぁ。

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見返峠の公衆トイレ。

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ガマ沼。雨でドロドロなのか、もともとこんな色なのか。名前からすると元からかな?視界がなさすぎて大きさがわからない。

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9:45。あっという間に八幡平山頂。ヤグラが組んである。

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一応記念撮影。雨はミゾレに変わって、シャツ2枚とレインウエアという薄着だと結構寒い。手袋も薄いし、浸水してるし、手も痛い。手袋はFinetrackのエバーブレス・トレイルグローブなのだが、どうも信頼できない・・

先を急ぐ。

草の湯分岐へ

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晴れてたらめちゃくちゃ気持ち良さそうなトレイルが続くが、今回は残念。天気のいい時にリベンジしたい。雨が強いので、コンデジも内部が結露してちゃんと写真とれなくなってきた。

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10:25。草の湯分岐に到着。マウンテンハードウエアのレインウエア上下はまだ浸水せずに耐えてる。

長沼へ

途中一箇所だけ急な下りがあり、ロープが張ってある。今回はドロドロで普通にはおりれないので、がっつりロープを掴んで降りる。

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途中にも湿原がある。

長沼手前の木道で滑って、見事に尻餅。腰を強打する。先月の尾瀬で転んだのと全く同じ動きで転んだ。痛い。

というわけで、12:10、長沼に到着。

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ここの東屋で昼飯を食べる。今回アルファ米やフリーズドライのスープ、ビーフシチューも持ってきていたが、寒いしめんどくさいのでカップヌードルとナッツ類のみ食べる。

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お湯を沸かすのは新兵器、Esbit チタニュームストーブ。15g。
このレビューはまた別の記事にて書くけど、ちゃんと1カートリッジでお湯湧いた。荷物を軽くしたいときはちょうどいい。

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リフィルのカップヌードル。うまい。

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雨は止み、一瞬だが晴れ間も。(長沼)

お昼も食べて、雨も止んで、12:50出発。

蒸ノ湯温泉

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とても気持ちのよい湿原の大谷地を抜けて、蒸ノ湯温泉へ。

宿の建物が見えてくる。

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登山地図見てないと存在に気づかなかったけど、まさに秘湯。
13:15到着。民宿に600円支払って温泉に入る。

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女性は湯浴着着用可とのこと。
着替えは小屋があるが、風呂の中はどこからか見えてしまう感じではある。
女湯の方は一応大丈夫なのかな。
(嫁と娘は朝の雨の間に入ったので、誰もいなかったそうだ)

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オンドル小屋も。

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中はこんな感じ、このぶっこわれたゴザみたいなのを引いて寝っ転がるのだと思うがいまいちわからない。床を触ってみたけどそこまで暖かくもなかった。

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混浴の浴槽。樽湯はぬるくていつまでも浸かって入れる感じ。いまいち見えないけど奥に岩風呂がある。

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全貌。あたたまってから、13:55出発。

大沼へ

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落ち葉の積もった美しい森を歩いていく。

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大沼が近づいてくると、そこかしこに泥火山がブクブク。
地図で温泉マークが付いているところに、風呂桶らしき樽があったけど、周りが沼みたいになってたので無視した。

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14:45、八幡平ビジターセンターに到着。Tシャツなどは売ってたけど、八幡平登山バッジは売ってなかった。コレクションしているのだけど残念。(どうやら登山口のレストハウスに売っているらしいけど、この日はもう休業中)

時間も余裕あるし、大沼近辺をフラフラ。今回は季節が遅いけど、尾瀬みたいな湿原。
花の季節は綺麗なんだろうなぁ。

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なんの花だろう?不思議な植物。

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適当に湿原を歩いて、結局アスファルトの道へ戻る。
後生掛温泉に戻る登山道がわからないので、アスファルトの道を歩いていると、ちょうど玉川温泉から帰ってきた嫁と娘の乗った車が通りかかった。
奇跡的に拾ってもらって、旅館に戻った。

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今回の相棒は、買ったばかりのPAAGOWORKSのBUDDY33。めっちゃカッコいいし機能的。このレビューもまた今度。

というわけで今回の山行は終了。

3日目(11.04)

3日目は東京へ帰るのだが、時間もあるし、嫁がオンドル体験をしたいとのことで、その間に娘と後生掛温泉裏の自然観察路を散歩。(オンドルは部屋には入ったけど暑がりの私はここに一時間とかいるの無理という感じ。そもそも泊まって寝るとか無理と思う暑さ)
箱根の大涌谷みたいな光景。

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途中にお茶屋があり、そこで温泉卵を買う。

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蒸ノ湯温泉で売ってたのもそうだったが、ここら辺の温泉卵は真っ黒。
そして、中身も黄身半熟か完熟で、ゆで卵のように皮をむいて食べる。トロトロで出汁をかけて食べる温泉卵とは違う。地方によって違うものなのかな。

盛岡についてから、娘がわんこそばを食べてみたいというので、明治40年創業のわんこそばの名店「東家」へ。

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わんこそば、初めて食べたけどエンタメ感あって楽しかった。
娘が家族で一番食べた!

次の山行予定は未定だけど、たぶんロッククライミングになりそう。
テント泊で長い距離を歩きたいなぁ。

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