teenage engineering TP-7のレビュー
teenage engineering TP-7を購入しました。
これはなんなのかみたいなものは公式サイトに掲載されていると思うので、それ以外のわかりにくかった部分や触ってわかったものを列挙しますので、ご参考になさってください。
ハードウェア
プラッター、スムーズでガタつきなし。モーターの強さもほどよい
ロッカーもほぼ遊びがなく、繊細なコントロールも可能でクオリティ高い
録音再生停止ボタンも程よい押し心地
電源ノブがスムーズではない。入切が少し固く、ボリューム調整も擦れる感覚があり不快
メモボタンなどサイドに配置されたボタンに少し遊びがあり、気持ちふわふわした押し心地になっているのが少し気になる
ディスプレイは小さいが輝度が高く、視認性に優れている。TX-6よりDPIが高く、明るいものが使用されている
レベルメーターも反応良く見やすい。
オーディオ入出力
上部アナログ入出力は、入力or出力or4極ヘッドセット切り替える
上部アナログ出力は録音したものの再生時のみ有効。(アーム中や録音中には何も出力されない。。)
USBオーディオホスト対応。OG OP-1やOP-ZもUSB経由での音声入力ができる
PC等にUSB接続すると、6in6outオーディオインターフェースとして認識される
RECODING
入力ソースは内部マイク・USB・ライン入力・無音
無音をあらかじめトラックに割り当てることで、編集時にそのトラックを使用することができる(編集時にトラックを新しく追加することはできない)
トラックを3chまで追加できる
TX-6を接続している時のみ、6chまで追加できる
6chにした場合入力は必ずTX-6経由に限定される。例えばCh1〜Ch5までをTX-6、Ch6をTP-7の内部マイクといった設定はできない。
PLAY
順番に連続再生、単体再生、ループ再生を設定できる
ループ再生はファイル全体のループで、インポイントアウトポイントなどの設定はできない
EDIT
オーバーダブを行うか、上書きを行うかを切り替えることができる
トリミングやカットはできない
ループ再生しながらのオーバーダブはできない
6chで収録したファイルをエディットする場合は、TX-6を接続していなくても全てのチャンネルに対して編集が行える
MIDI
USB、Bluetooth経由のMIDIに対応
MIDIは入力のみ対応、プラッター動作などのMIDIメッセージは送信されていない
ライブラリーモード
再生できるのはWAVのみ
フォルダ分けを行うことができる
おまけ:ケース
開け方わからずめっちゃ苦戦した
かっこいいけど、これだけコンパクトなものを2周りもでかいケースに入れるモチベーションがどこにあるのかわからないので、いらなかった。
その他レビュー的な事項
再生中プラッターを動作させているとピッチが揺れることがあるようです。また手に持って揺らしてもピッチが揺れます。これを使ってる時点でこの仕様は面白がれる人の方が多いと思いますが、プラッターをオフにすれば正確に再生することも可能です。
今後の要望的には、音量閾値を設定した自動録音開始、ループしながらのオーバーダブ、音声のカット(もしくはループのインアウトポイント設定)はサポートしてもらいたいところです。
プラッター動作に関して、停止時のブレーキングを少しゆっくりに設定できたりすると気持ちいいかも。
あとこれはないと思いますが、録音ファイルのBPM判定とマスターBPMへのビートマッチとかできるたらCDJ的で面白い使い方できそうだな、と思いました。
そのほか誤りや気づいた点があれば随時修正・追記します。
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