天の声とミニヨン

プロ直伝!コンクール本番も安心の直前練習6選!【インタビュー】

こんにちは~!🎶ハイトーン・トリオ ミニヨン🎶の記事へ、ようこそです😊

いきなりですがワタクシ、本日からこちらに配属されました「天の声」と申します❤️(え!?)

いよいよ吹奏楽コンクールのシーズンになりました!🎺
地域によっては、すでに予選が始まっているところもありますね💨

ということで今回は、ミニヨンのメンバーに、本番前の時期に知りたい!練習方法&対処法をインタビューしてみたいと思います🎤

ミニヨンで演奏している小型楽器=ピッコロ、Esクラリネット、サウルハープだけでなく、それぞれの主楽器=フルート、B♭(A)クラリネット、グランドハープ、さらにはその他の楽器の練習でも活用していただける内容となっております🎼

それでは、ミニヨンのお三方、よろしくおねがいしま~す💫
(画像が詐欺ってるのは、ご愛嬌ですよ〜😁)

ピッコロ&フルート担当
樋口裕香(以下、樋口)

クラリネット全般担当
中山寛子(以下、中山)

グランドハープ&サウルハープ担当
山内悠里佳(以下、山内)

本番1週間前から始める
練習はありますか?
あればその理由を教えてください。

山内:イメージトレーニングと細かい部分をゆっくりから見直しますね。本番が近くなるにつれて、速いパッセージをインテンポでばかり弾いていてはどんどん荒い演奏になってしまうので、たとえ直前でもしっかり自分の体や指のフォームを確認することは大切になってきます。
あとは、練習しすぎて指の皮がボコボコしてたりするとあまりいい音が出ないので、削ったり、グリッサンドで指を使いすぎないように本番前は調節しています。

天の声:直前こそ焦らず冷静に...!ですね。体も楽器の一部ですからね。メンテナンスや、フォームなどの基礎も忘れちゃいけないということですね。

樋口:そうそう、曲を仕上げることに集中していると、基礎練習<曲の練習になりがちなんです。知らないうちに無駄な力が入ったり、癖がついたり、本来は必要な何かが疎かになることがあります。
私の場合、それらをリセットしたり、補強したりするために、ソノリテタファネル=ゴーベールの日課大練習などを入念にやるようにしています。
…特に本番前日くらいに、基礎練習をひたすらやる日を設けます!

天の声:‟精神と時の部屋”ってやつですか~?フルートの具体的な教則本も出てきましたが?

樋口:定番の教則本なんですが、定番だけあって、必須事項は網羅されています◎

通し練習はいつからしますか?

中山:一ヶ月前~二週間前から始めますね。

山内:うん、1ヶ月前からはやっておきたいです!

樋口:譜読みの段階でも、自分の吹いた全容や、やりにくいところを探すためにも一度は通してみた方が良いと思います。

天の声:ほぉ、皆さん早めから取り掛かるんですね!
譜読みが難しい曲だと心が折れそうな気もしますが…(笑)
そういったことも含めて‟気合い”で一度通してみるのは手かもしれませんね。

どんな風に通し練習をしますか?

中山:録音をします!改善点をノートに書き付け、そこを重点的にゆっくりさらいます。

樋口:録音聴くとだいたい打ちのめされるのよね(笑)
楽譜と別にノートを用意してメモするのは、生徒たちみんなに真似してほしいです…!
楽譜にメモだけだと「その曲でしか自分の克服すべき内容を覚えていない」ということになりがちな感じがします。

天の声:録音で客観的に自分の演奏を聴いてみることが、とっても大事なんですね!今はスマホを含めて録音機材を手軽に使えるので、良い世の中になったもんですなー。ノートに言葉で書いてみるのも、頭できちんと整理されそうで良いです!

山内:私の場合はあえて、何もウォーミングアップが出来てない状態で自分たちがどこまで演奏出来るか?というのを確認します。
その後細かい練習をし、最後にもう一度通してみます!

天の声:ウォーミングアップできていないタイミングなんて、ほぼ1日1回…!?貴重~!
そうして克服出来たら、たとえば本番前に袖で待たされている時間で‟真っ白”になっちゃうような、そんなシチュエーションでもへっちゃらになりそうですね~!

緊張しちゃう!
普段通りの演奏ができるか不安…
何かコツはありますか?


中山:本番近くなったら、可能であれば人前などで緊張する機会をつくって、普段とどこが違ってきてしまうのか分析し、対策を練ります。
私は大抵、腰が引けて息の勢いが失われるので、練習ではその点を強く意識します。

山内:全く緊張しないよりも、緊張した方が良い演奏が出来ると思います。しかし“緊張”でなく“あがる”になってしまうとよくありません。
そんな時にイメージトレーニングはとても効果的です。
良いイメージを意識するのはもちろん大切ですが、私の場合は本番で上手くいかなかった時を想定して練習します。
「緊張してもしこんな風に弾いてしまったら次どのように立て直すか」
という練習をしておくと、どんな状態でも私は弾けると自信になります。

天の声:すご~い!お二人とも緊張に備えて人事を尽くしているんですね…!
本番当日の対策としては何かありますか?

樋口:私は息が上がってしまうほうなので、本番前は意識的にゆっくりたっぷり鼻呼吸をするようにしています。吐く方も!
酸素が行き渡るのか、指先とか色んな所がピリピリしだすので(笑)、それが落ち着くまでが一つの目安でしょうか。

天の声:呼吸を落ち着けることを、徹底的にやるんですね…!
メンタル面でのコツも教えてくださ~い!

樋口:「緊張するのは悪いことではない!」と思うことでしょうか。
「その場を大事にしたい」という前向きな気持ちが少しでもあるから、緊張するのだと思うので。それは良いことですし。
必ずしも「普段通り」でなくても良いんです。
たとえ緊張で頭が真っ白になっていたとしても、本番だけが思った以上に上手くいくことだってあります。
あわよくばそれを楽しめるほどの余裕をつくるために、日頃の練習を頑張るのです…!

天の声:ほほぅ?なかなか楽観的な内容もありますけども!?
でもせっかくの本番ですからね、緊張に対して気負いすぎずポジティブに楽しめたら理想ですね~。

暗譜はした方が良いですか?


中山:必ずしもという考えではありませんが、表現が生き生きする場合があるので効果的ですよね。

樋口・山内:うんうん!

天の声:これは皆さん一致のようですね!

樋口:「暗譜することで見える音楽がある」です。大学の有名な先生の受け売りですけど(笑)
本番は、(吹奏楽曲もそうですが)周りの楽器との兼ね合いがある曲については、楽譜を見ても良いように思います。

中山:ただ、暗譜と決めたならば、練習から暗譜で演奏することに慣れておいた方が良いです。

天の声:となると、‟なんとなく暗譜できてるから、なんとなくそれで本番迎えてみよう~”っていうのはちょっとリスキーな感じなんですね。
練習するときのコツも教えてください。

樋口:暗譜の練習と同時に、楽譜に書いてあること隅々まで(音の長さ、強弱、拍、和声音or非和声音、和声進行、表現記号などなど)を、よぉぉぉく見ながら、確認して練習しましょう。暗譜していても、作曲者の意図を全て拾った状態で。

天の声:作曲者の意図がちゃんと伝わる演奏のために、いずれにしても楽譜は手放せないんですね~!

山内:楽譜ではなく気をつける事を書いた紙を置いてそれを見ながら、練習するのもいいですよ。
ここでは大きくハッキリ、ここは甘く歌うように、とか音符でなく言葉だけをみると注意したい事に意識が向きやすいです。

天の声:わぁ~これも面白そう!強く意識したいことにはこの方法を活用してみたいですね。段階を踏みながら、いろんな覚え方を実践して確実な暗譜演奏をしたいものです~。

プロも経験した
あんな失敗やこんなトラブル!
どんな対処をしましたか?

中山:自分のソロパートの時に、リードに唇の皮が挟まっていて、1音目が出なかったことがあります。
以来、しつこいほど確認するようになりました。

樋口:ピッコロの話になるんですが、ピッコロってキイの穴も小さくて、管内に溜まってしまった水で塞がりやすいんです。冬場だけでなく、冷房が効いているところも要注意です。
クリーニングペーパーを常備して、思い出したら掃除棒を通すようにして水が溜まらないように心がけていますが、
本番中に左手親指の(サムキイ)ところに水が付いてしまって、Cの音がおかしくなることがありました。
中音域で周りに埋もれていればまだしも、高音域は目立つので、Fの倍音で出してごまかしたことがあります。

山内:ハープなのでやはり調弦は難しいですね。
本番前に音を合わせたはずなのに実際弾いてみたら大幅に音が下がってた事はあります。目立つ音は特に直前でも確認出来るといいですね。

天の声:うぅっ…どれも想像するだけで冷や汗が…!💦
そんなときの予防法&対処法、知っておくだけでも‟転ばぬ先の杖”ですね!

本番前のいろ~んなアレコレ、
吹奏楽コンクールや様々な本番を控えている皆様の、
お役に立てば幸いで~す!😃

また、「この方法、もっと詳しく教えてほしい!」という方は、
ミニヨンのメンバーはそれぞれレッスンも行っていますので、
是非頼ってみてくださいな~。
お問い合わせは☆こちら☆から

演奏動画も、是非是非ご覧くださいませ~🎬
チャンネル登録もよろしくお願いします❤️

ワタクシ「天の声」も、またそのうち登場するかもです〜👼

今後ともよろしくです〜✨

Hi-Tone Trio Mignon
ハイトーン・トリオ ミニヨン
Piccolo:Yuuka Higuchi 樋口 裕香
https://twitter.com/fl_yukahiguchi
Es-Clarinet:Hiroko Nakayama 中山 寛子
Non-Pedal Harp:Yurika Yamauchi 山内 悠里佳

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