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いつから海外旅行に行けるのか?

埼玉の好きなことだけやっている小さな旅行会社、林旅製作所の林真市です。
コロナウィルス感染拡大の影響でよほど特殊な事情がない限り海外旅行に行けなくなりました。
出口が見えない中、今の情報を参考に今後のことを考えてみました。

大枠の流れとして
①国内の個人旅行ができるようになる。
②国内の団体旅行ができるようになる。
③海外の個人旅行ができるようになる。
④海外の団体旅行ができるようになる。
こんな流れで段階的に旅行ができるようになると予想しています。
①と②、③と④は同時にできるようになるかもしれません。

中国で国内旅行が再会されたり、中国国内線の搭乗率が上がったり、中国国内のヒルトンホテルが営業を再開したり、中国の動きをみると参考になります。
最近ではイタリアも6月から近隣諸国に住む人の渡航を受け入れるような動きも出てきました。

中国のケースではコロナウィルス感染拡大を抑え込んだので経済を再開しようという動きで、私が注目しているのがイタリアの動きです。イタリアはコロナウィルス感染拡大が続いているけどきっと経済優先で夏休みの観光需要を見越して逆算して6月から観光を再開するのではと思います。

日本はどうかというと2020年5月19日現在、日本のパスポートは発給が停止しています。
日本から海外に行く場合、多くの国で査証の簡易発給やビザ免除の入国を禁止しており、仮に入国できたとしても14日間隔離されます。実質海外旅行は不可に等しいです。

今後注目する情報はこちら。
①パスポート発給を再開する。
②政府や旅行業協会、航空業界などがガイドラインを発表する。
③海外旅行をする相手国が日本国籍の受け入れを許可する。
④飛行機が通常通り運航して搭乗できる。

②の情報は先日1回目のガイドラインがJATA、ANTA連盟で発表されました。

旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)
http://www.anta.or.jp/law/pdf/covid-19_guideline.pdf

これを読むと旅行をするというよりも旅行会社の接客やお客様の受け入れのガイドラインが大半で、海外旅行に行く雰囲気は全くありません。
日本国内旅行を扱っている旅行会社は政府の施策や助成が期待でき、夏には個人旅行はある程度できる雰囲気になるのではと予想しています。
海外旅行のみを扱っている我が社のような旅行会社はまだ当分厳しそうです。。
国内旅行が再開し、感染拡大を防ぎながら旅行ができる実績や数字が出てきたら海外も行けるんじゃないの?という議論になるのかもしれません。

すごくうまく行けば、夏に国内旅行ができるようになり、夏から秋にかけて海外の個人旅行ができるようになり、年末か来年に海外の団体旅行もできるようなガイドラインを発表するのではないかと予想しています。

治療薬やワクチンの完成まで海外旅行ができないという世界ではなく、コロナウィルスがある世界で感染拡大を押さえ少しずつ海外に行けるような世界に戻す力が強そうです。

年末まで海外旅行ができないと大半の旅行会社が廃業してしまうので、経済的な事情で年末まで全く海外に行けないという事態にはならないと思います。

フィンエアーは7月1日から成田、大阪、名古屋路線の運航再開を予定しており、夏の旅行再開を目指す動きも要チェックです。

また団体旅行はより厳しい規定やガイドラインが設定されそうなので、今後は専用車専用ガイドの個人海外旅行の需要が増えそうな予感。

ということで希望と期待を込めて結論を言うと、旅行が感染拡大の原因にならなければ、秋から冬にかけて徐々に海外旅行に行ける雰囲気になるのではないでしょうか。

【ご注意】
この記事は、旅行業を営む方々が少しでも参考になればという想いで私の個人的な意見や収集した情報を書いています。予めご了承ください。

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