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欧州旅行記②:パリ=ブリュッセル

2005年に欧州4ヶ国を旅した時の記録です。目次はこちら
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0730ころ目が覚めると同室人たちはすでにいない。クロワッサンとコーヒーの朝食をとり、チェックアウト。

本日はベルギーのブリュッセルに向かう。ブリュッセルそのものの観光というより、他の場所に行く拠点とするためだ。

メトロの駅に向かいがてらモンマルトル界隈を歩く。ホステルから数分のサクラクレール寺院の丘から、霞がかったパリの街を見渡すことができた。パリって白い街なんだな。とてもきれいだ。

パリ北駅でタリスのチケットを手配し、構内をうろつき、1055ブリュッセルに向けて出発。のどかな田園風景を車窓にしながら、半分寝ていた。1220ブリュッセル到着。

と、降り立った駅はブリュッセル南駅。本当は中央駅まで行きたかったのに…。しかたがないので、徒歩で街の中心部を目指す。途中、小便小僧のジュリアンくんに会う。彼は爆弾の導火線の火を小便で消したばかりに、このように祭り上げられ、未来永劫あそこで小便をし、あまつさえ「みてがっかり」などといわれるのだ。

小便小僧の近くにある小便少女にもお目にかかってきた。写真自粛。

そのまま北上し、世界遺産・グランプラスへ。世界でもっとも美しいとされる広場にひとしきり感動したあと、観光案内で本日の宿を予約。オフシーズンなのにどこのホステルも満室で、係のおばちゃんとやいのやいのしながら、グランプラスから徒歩20分の場所に宿を確保。

ホステルにチェックインしたあと、路地散歩。ベルギーに来たからにはワッフルだろう、と短絡的に飛びついたワッフルがすごく美味しかった。いろんなトッピングが目にも華やか。

夕食はマックでとった。美食の街ブリュッセルに居てさみしい事この上ないが、節約のために仕方がない。

1900ころホステルに帰還。同室はアメリカ人2人組、日本人の一人旅、ドイツ人の一人旅。みんな学生の貧乏旅行だ。「異文化交流ウェーイ」的なノリはなく、各々好きなように過ごしている。出発前の心配は杞憂だったなあ。

それどころか、どの場所が良かったとか、どうやって行くのが安くて早いかとか、どの店がBADだったかとか、そういうナマの情報が得られるのがとてもありがたかった。ぼくが「どこに足を伸ばそうか迷っている」というと、

「ブリュージュにいけ、あそこはいたく良い街だ。ローカル線でいけるし、半日あれば十分回れる。」

と一同勧めてくれた。教わらなければ行かなかった場所だ。明日はブリュージュに行ってみよう。


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