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文鳥と一緒

この春先1羽の文鳥が我が家にやってきました。
小さな箱に入ってオドオドした様子を見た時は、今にも死んでしまいそうで、育つか不安でいっぱいでした。

本当はモノマネをするインコが欲しかったのですが、
すぐ死んでしまったらつまらないと思い、お値段的に手頃な文鳥にしたのですが、結局9ヶ月一緒に居ることになります。
手のひらの中でさえ、潰れてしまいそうなほど小さい小鳥ですが、それなりに主張があり、個性もあるのでしょう。この文鳥を私は「ももちゃん」と名付けて世話することにしました。

やってきた頃は生後1ヶ月くらいだったてしょうか、羽は生えていましたが、性別は不明、取り敢えず足の指の数に問題なし程度のことしかわからない状態でした。体重はうずらの卵1、2個程だったでしょう。
翌日からは家族です。
少し経つと、羽が生え変わる時期と重なり、肌があちこちにあらわに見えて、痛々しい時期でした。
毎朝餌を与え、飲み水を変え、おもちゃを買って遊べるようにしました。

少しずつ手に乗るようになり、ゲージを出て放鳥を始めると思いのほか嬉しいのか、戻ることを嫌がります。
また、あちこちで糞をするので、後をたどり拭いて回ります。

生きてるんだもの、当然ですが、糞は嫌なものです。可愛くなってもやっぱりいい気はしません。

放鳥は楽しいんでしょうね。
あちこち首をひねったり、回して、愛嬌のあるポーズをします。

人が不思議というより、多分自分の姿さえわからないでしょうから、私のことは何と思ってるんでしょうか。

放鳥すると、誰に教えられたのでも無いだろうに、羽を使って部屋の中を飛び回ります。

幼くても嘴で突かれると、痛いです。我慢できる痛さではありません。
この子の武器は嘴しかないし、主張でもあります。

甘噛みで親しみを感じることもありますが、大抵痛くて、思わず手で払ってしまいます。

常にチュンチュン言っていますが、通訳できて話が通じたら楽しかろうと思います。

「お部屋に戻ろう」と、いってもどしたいのですが、
人の子供と同じで「まだ嫌だよー」といって?なかなか戻りません。
最初はタオルなど放り投げて、確保していたのですが、敵もさるもの、逃げ回る術を知っているようで、こちらは追いかけることに疲れてしまいました。

結局、虫取りのタモを買い求め、追いかける羽目になりました。

タモを見ると素早く察知して、逃げる準備をします。思いのほかお利巧さんです。タモを用意してさえそんなに簡単には捕まえられません。ひどいときは10分以上かかってしまいます。

タモの中で震えているようなので、しばらくの間、掌のなかでなでてあげますが、本来の野性性があるのでしょうか、簡単に気持ちは伝わらないようです。

鳥目は夜に見えないと思っていましたが、暗いと見難いといったところのようです。夜中にたまに用足しに出ると、真っ暗な中で「チッ、チッ」と声を出します。あれ見えるのかな?など思いますが、気配に反応するようです。

もっと、仲良くしたいのに、なかなか性が合わないのか年中掌を突かれて赤くあざが絶えません。

もし、何か良い方法をご存知でしたら、教えていただけますか。

お友達を増やしたらとか思ったのですが、基本的に単独飼いらしく、けんかが絶えないそうです(小鳥店の方より)。

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