見出し画像

アンディ・ラウ主演の「SHOCK WAVE 2」が好スタート! 「2020年で最も見ごたえある映画」と評判

アンディ・ラウ主演の「SHOCK WAVE 2(拆弾専家2)」が、12月24日に中国で劇場公開され、早くも大ヒットの兆候を見せている。

そのストーリーは、香港で起きた爆発事件に始まる。アンディ演じる元爆弾処理班の主人公が、現場で失神しているのが見つかるが、記憶を失っているため自身の無実を証明できない。彼は警察に追われながらも、事件の真相を追うというもの。

この映画が公開されると、中国のSNSプラットフォームのDouban(豆瓣)で8.0、映画専門アプリMaoyan(猫眼)では9.4という高得点を獲得し、興行収入も早くも1億元(約16億円)を突破した。「2020年で一番見ごたえのある商業映画」と、その評判は上がる一方だ。

「とにかくすごかった!」
「超激しくて、超スッキリ!」
「衝撃! 今年一番よかった映画。アンディよかったね!」
「SHOCK WAVE 1を見て、2にそれほど期待してなかったけど、2はスケールが違う! 1が60点とすると2は90点。俳優アンディはさすがだね」

このような絶賛レビューが寄せられるなか、香港の名監督バリー・ウォン(王晶)も興奮のあまり、「いい映画だよ!『香港映画は死んだ』と言ったばかったれ!もう黙れ!」と、自身のSNSに激しい口調でコメントした。

香港の刑事映画といえば、思い浮かぶのが「ポリス・ストーリー」や「男たちの挽歌」、「友は風の彼方に」、「ファイナル・オプション/香港最終指令」などのヒット作。香港の刑事映画は1950年代に撮影されるようになり、80年代に入ると、犯罪事件の実写化映画、刑事アクション、刑事コメディといったジャンルに細分化され、刑事映画の地位を不動のものにした。90年代にはアクションのスケールが大きくなり、犯人や警察の装備や戦い方もより高度でインパクトのあるものとなり、大きな人気を博してきた。

しかしそれですべての要素を出し切ってしまったのか、今世紀に入ると人気に陰りが出始める。大量生産されているにもかかわらず、これといったヒット作がなく、香港の映画関係者からは落胆の声が聞こえていた。このような状況の中、アンディが期待を一身に背負う形となった「SHOCK WAVE 2」。果たして香港刑事映画の名誉を挽回できるのか、今後の興行成績から目が離せない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?