見出し画像

湧き水と滝をイメージしたアクアテラリウムを作った

4年前に作った上記水槽の完全リセットです。多少はレイアウトを変えてきたものの、5割リセットを1度、フルリセットは初です。
(他にも水槽はいくつかやってますが、いろいろと変化を繰り返しております)

今回は「滝と川」を作りたかったのですが、水槽サイズの横幅が足りないのと、水棲生物 (イモリ) のための水場を多くとらさせるをえず、川を作るまでにはいたりませんでした。しかしわりと納得いくものができました。

こういうのをやりたい人のご参考になれば幸いです。
作り方などを簡単に紹介します。

こういうアクアテラ制作サイトは、「全てを作る」のに何が必要かが書かれていないことが多いので、全部書きます。
とはいえ、今回写真を撮らなすぎたのでそこは文章で説明します。

ちなみに私は致命的に手先が不器用です。

すでに持っていたもの

・水槽 (幅45cm×奥行27cm×縦30cm)
底面フィルター
・床材の砂利
・バケツいっぱいの各種石/岩 (アクアをやるとコツコツ買い集める)
・流木 (同上)
シリコンガン
発砲スチロールカッター
・植物数種
・水槽の蓋
・水槽用照明×2
極床 植えれる君

あらたに買ったもの

[ホームセンター]
スタイロフォーム (断熱材)
シリコン(防カビ無し)
・カッター×2
フローラルスポンジ  [園芸コーナー]
・軽石ひと袋 [園芸コーナー]
・植物数種 [園芸コーナー]
・小石10キロくらい  [園芸コーナー] *結果的に完全不要
ウールマット/濾過用 [ペットコーナー]
大磯砂(砂利) [ペットコーナー]
・洗濯ネット [100均]

制作過程 1日目

PM13:00ごろ、ルンルンお買いもの。ホームセンターって本当に楽しい。

いろいろと買いすぎてしまうことにも注意が必要

帰宅。作業前はこの状態。↓↓ 

右のほうに見えているお薬とタバコは関係ありません

こういうものはしっかり図を描くなどして設計をしてから作るものですが、私は脳内イメージだけで取っかかる派です。当然リスキーですが、性格ですのでどうしようもありません。

① 水槽の底に底面フィルターを置き、上からウールマットで覆う

上の写真で見えている状態に、ウールマットを敷き詰めます。水量が3割ていどまで落ちていたので、4年ぶりに掃除しました。コレが今回のリセットのきっかけでした。掃除後に水量を確認したら購入時のようにドボトボ出たので、このレベルの水槽では十分かと思います。底面フィルターは「掃除がしにくい」という大きな欠点がありますので、利用するのならば、掃除はリセットに近いと覚悟してください。

② 高さの底上げ

前回は発泡スチロールに石を張りつけたら発泡スチロールのあまりの浮力に相当難儀したので、今回は洗濯ネットに軽石を詰めました。

このあとどうしよう・・・ というか俺、出来るのか?と大いなる疑問を抱く

無設計のワタクシ、さてここからどうしよう、としばらく思案しました。
左奥は、「極床 植えれる君」をシリコンで水槽奥壁に貼りつけ、そこにハイゴケを爪楊枝でピンピンと刺しています。

③ 川を作る

ポリ断熱材をカットして、「川筋」を作る作業で地獄に陥りました。電熱で焼き切る発泡スチロールカッターと安物のカッターナイフでは、文字通り歯がたたないことがわかりました。発泡スチロール系のカットは前回も苦労したはずのに、学びがありません。"  凹  "の形にエグるのが工作オンチの私には難しすぎる。電熱カッターの熱線は切れ、カッターの刃は折れました。
工作もアイデアも停滞し、悲惨なありさまになりました。途方に暮れて、日も暮れてきました。

この状態を娘が見て「なにしてんの!?」と爆笑していました

このあと再度ホームセンターへ行き、頑丈なカッターを購入しました。

超雑ですが、なんとか「川」を作りました。ポンプの出水口の下にパカっとくっつけて" 凹 "の小さいやつも作りました。

バケツいっぱいの石・岩から選り抜いて、川側面にシリコンを塗って、ヘラでならし、ペタ・・ペタ・・と貼りつけていきます。この作業もしんどいです。シリコンは強力ですが、汚れます。作業場には大きいゴミ袋を敷き、ポリ手袋をします。ポイントですが、石は同系統のものを使ってください。そうしないと違和感がありまくりになります。

汚い。これで大丈夫か、、とさらに不安に。。

川底には、砂利 (大磯砂) もシリコンで貼りつけていきます。地味にめんどいです。このあたり、私は雑です。不器用なのでイライラもしてきます。踏ん張りどころです。

うーん・・・こりゃあ、厳しいかもな。。

初日の作業はここで終わり。シリコン固着の乾燥を待ちつつ就寝。

制作過程 2日目

朝起きて、上記「洗濯ネット丸出し画像の状態のうえに、すぐうえの川キットを乗せて、じっと見つめる。ここからどうしようか?悩みますが、わりとすぐにひらめきました。
*ここから完成までの画像がありません・・

④ 全体を一気にととのえていく

まず「川のブロック」の左側に、カットしたフローラルスポンジをなだらかな段差を意識して2つシリコンで貼りつけ。

水の出口に漏れ防止の" 凹 "を装着。この凹にも砂利をシリコンでチマチマと貼りつけました。

水の流れを確認。吸い上げられた水 (湧き水) が小さな段差で落ちて (滝)、川(と呼べるような幅などないけど)に流れ込み、それが池のような水域に流れ落ちるのもチェック。

水槽の奥壁全体に、「極床 植えれる君」を配置し、とにかく手持ちのコケや植物を奥の壁、フローラルスポンジに手当たり次第に配置、刺しこみをしていく。これまで買い集めてきた流木のなかからひとつ、奥の壁にシリコンで接着させる。

するとしだいに何やら "それっぽく" なっていくではありませんか。

*今回は、植栽にたいへん便利な粘土質の土の造形君は今のところ使用していません。溶け流れてフィルターが汚れるリスクを回避したため

アクアリウム (水だけ) も、アクアテラリウム (水&陸) も、パルダリウム (陸のみ) も、奥行き感を感じさせる作りにすると、きれいになると思います。それを意識して、水槽右奥上部の出水口から手前へ、そして左下へ水が流れるようにして、いちばん手前にはゴツゴツした同系統の石を置きました。

完成です!

朝起きてから2時間くらいだったのでは・・・なんという閃き力!!

全景
右下から
ピントを奥に
流れ落ちる水

雰囲気は、こちらの動画をご覧いただけると嬉しいです。

さすがにガチの皆さんにははるかに及びませんが、いつかこの倍、90cmの水槽をラストチャレンジとして、夢みていきたいと思います。
90クラスは勢いでなんとかなっちゃうレベルではないので、今度こそ入念な設計と準備が必要ですね。

そういうわけで、またやっていきます。小さいのは何個も作っちゃうぞ。

関連:



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?