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「オヤジ狩り」されかけた話 [雑記]

「メンチ切ってんじゃねえぞ」町田で“おやじ狩り”
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000155105.html

オヤジ狩り。悲惨な出来事である。ただでさえオッサンなんてものは「臭い」「キモい」「ウザい」の"KKU"がそろったこの世の粗大ゴミ、もっと言えばゾウリムシ、何を言われても反論することすら許されない存在なのに、歩いているだけでお金までムシりとられるなんて、ムゴすぎる。オバサン狩り、というのはあまり聞いたことがない。このような痛ましい事件がなくなることを願うばかりである。

かくいう僕も、数年前、ほぼほぼオヤジ狩りのような目に遭った。最寄駅から自宅までは5分くらいなのだが、夜道は暗く、狭い。一日の労働終えてテフテフ、テフテフと帰宅していると、突然背後から来た車が僕の進路をふさぐように停まった。
窓が開いて、どう見てもヤンキーの若者に、「すいませーん、ここから埼玉に行く高速道路の乗り口ってどこすか?」と訊かれた。神奈川県の茅ヶ崎から埼玉への行き方などわからない。高速道路もない。なのでそう答えると、「ちょっとお金貸してもらっていいですか?」と言って、車の助手席から男が一人降りてきた。眉毛がほとんど無い男だった。
(・・・これは、カツアゲなのでは・・・)とすぐ気づいた。えーー?40歳にもなろうというのに、ボク、カツアゲとかされちゃうの?ウソやん。やだ怖い。困る困るー。と思いつつ、「貸さないよ」と言った。「いや、ちょっとでいいんで。今いくら持ってるの」と更に訊かれたので、「貸さないっての」と言ったら、当然不穏な空気になった。僕は喧嘩なんてしたくない。弱いし。かといってこんなガキには絶対に一円も渡したくない。どうしよう・・・と思っていたら、後ろからバイクに乗った男が来て、「そいつら、この辺で今日強盗してる奴らだぞ!!」と叫んで去っていった。
一瞬、時間がとまった。この瞬間を逃すオレではない。いきなりダッシュで駆け出した。「あっ。おいっ。こいつ、待てオラ!」となった。待つわけない。そいつは車に乗り込んで、僕を追ってきた。しかし、自分、不器すから、B-ダッシュで、自宅に逃げてしまった。自宅の玄関の前でアホみたいに突っ立ってしまった。そして追いつかれた。「何逃げてんだよオッサン」みたいなことを言われたが、「待ってろ今ケーサツに電話すっから」と言ってケータイを取り出した。そこで、彼らは「もういいよ、そいつは。他いこーぜ」と言って去っていった。ケーサツに電話して、ケーサツが来た。謎のバイクマンが言った通り、その日、このエリアで車で移動して強盗しているグループがいる、とのことだった。どうもヨソモノらしい。その後は特に何もなかった。狩られずに済んだわけである。ラッキーだった。ボコボコにされてお金まで取られた可能性もあったわけで。

本当にこういう糞ガキは処すべきだね。人からボコボコに殴られる、というのは、自尊心がボロボロになるんだよね。
青少年のみんな!オヤジを狩るな。マジでたいして金持ってないぞ!今のオヤジは!

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