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かずまは「野球で礼儀は学べない論」から礼儀について考えた

押忍!山本です。
突然ですが皆さんにとって「礼儀」って何でしょうか?

挨拶ができること?敬語が使えること?などなど多様に礼儀ってものは解釈されていると思います。僕のnoteもその一つです。

礼儀について考えたきっかけ

礼儀について考えるきっかけとなったのは昨年3月にアメリカから帰国した時に最初に手に取った本だった新渡戸稲造の「武士道」でした。

アメリカに行って「日本人らしさってなんだ?」と自らのアイデンティティについて問うきっかけとなり、読んでみようと思って手に取りました。

正直日本人全員読むべきなんじゃないかと。もちろんこれが武士道だ!ってものではなかったのですが、我々の中には間違いなく「サムライスピリット」が脈々と受け継がれているんだなと強く感じた一冊でした。

このnoteを書くきっかけ

そんな武士道を読んで僕なりに礼儀について1年間考えてみました。そんな時にあるツイートを見ました。

野球では社会に通用する礼儀を学べない

おー確かに学べないな。ツイート主さんが「デカい声で挨拶したり、帽子を取って礼することは社会では使える礼儀では無い」と仰っていて「間違いねえ」と思わず唸ってしまいました。

しかしそれと同時に疑問が生じます。

じゃあ社会に通用する礼儀って何だろう?

その点について社会に出てない僕が解釈して礼儀について一つ答えが出たのでそこについて今日は書いていきます。来年答え合わせをしたいと思います。
まず今日のテーマについて先に結論から言いますね。

「野球で礼儀は学べない」は半分正解で半分間違い

結論はこうです。半分正解で半分間違い。いかにもズルい回答です。まぁ落ち着いて読んでみて欲しいです。

こう考えた根拠として『礼儀は主に2つの階層に分けられる』と考えました。以下の図を見てみてください。

礼儀


この図の通り「型を基軸とした礼儀」と「愛を基軸とした礼儀」があると思っています。さらに下の図でわかりやすくします。

礼儀の図


このように礼儀というのは二分できると考えています。


野球は型の礼儀を学べる

半分正解と言った理由はこれです。
・年上から挨拶をする
・挨拶するときは帽子を取る
・敬語を使う
・目上の人との電話は相手が切るまで切らない

などなど特に高校時代にはみっちり教わりました。これらは「正解がある礼儀」であり、社会で活かせるとはいかなくても人の信用を下手に失ったりはしない守りの型とも言えると思います。

僕自身こうした礼儀や作法を重要視することは全面的に賛成はしませんが、信用するか否かの足切りのラインにはなると思いますので決して軽視はできないと思っています。

オーダーメイドなおもてなし

ただ本当の意味で社会に出てから必要とされる礼儀というのは足切り的でマイナスを0にするようなものではなく真に「相手を喜ばせるもの」なのかなと考えています。

目上の人やお客様もそうですが、わかりやすいのはやはり「愛している人」への振る舞いだと思います。カップルを想像すると「愛を基軸とした礼儀」の重要性が分かると思います。

例えば自分目線で付き合っている女性に対して大切な振る舞いをあげるなら

・美味しいだけではなく、その時のその人の気分や好みに合わせたお店をアテンドする
・機能性だけではなく、その時のその人の求めているプレゼントを渡す
・ただ伝えたいことを伝えるだけではなく、相手が求めている表現で物事を伝える

などなど男性陣の皆さんは好きな人と楽しい時間を過ごすため自分のことをもっと好きになってほしいという願いから様々な振る舞いをすると思います。

こうしたことがまさに「愛を基軸とした礼儀」であり、部活では学ぶことが難しいけど社会では必要とされている礼儀ではないでしょうか?

しつけの延長のような礼儀やテンプレ的なもの、作法的なものはこれに該当することはありません。しかし部活ではこのようなものが求められたり、強要されたりします。それでは本当に心から相手に喜んでもらう振る舞いはできないと思います。

相手に興味を持ち、相手を想うことからはじめる

これは僕の努力目標であり、愛を基軸とした礼儀やそのふるまいをするための第一歩だと考えています。

型のある礼儀は「相手に無礼だと思われないように」といったベクトルが自分向きであるケースがほとんどだと思います。

ただそれはテンプレでLINEを返信するような無機質な振る舞いなので、相手が良い時間だったと感じたり自分を好きになってもらったりというのはかなり難しいと思います。というか不可能とすら思います。

だからベクトルを相手に向けて、相手が何を考えていて、何を求めていて、そこから自分は何ができるのか?といった「相手からはじめる」ことが礼儀を考える上で最も重要だと思います。

あくまで型の礼儀は前提であり、足切りであることを押さえた上で社会人生活頑張りたいと思います。

あと最後に書いてて思ったのですが、これを考えた時に「恋愛禁止の部活」ってちょっと寂しいですね。恋愛を推奨するだけでも部活動における礼儀の面は改善に向かうかもしれませんね。

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