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何も悪いことが起こらなかったということ

私のお師匠でありインストラクター仲間である津田インストラクターのブログです。
犬に吠え掛かって困るという人は是非読んでください!


さて、前回「社会化とは良い経験をさせること」って書いたけれど、
このブログを読んで追加項目!

良い経験で「良いことがあった」と同じくらい大事なのが、

「何も悪いことが起こらなかった」ということ。

何も悪いことが起こらないって、もしかして究極の良いことなんじゃないかな。

いつでも、この人といると自分の安心安全が確保されている。
これって、絶対的安心感ですよね。

良いことと悪いことを比べると

良いことがあっても、同じくらい嫌なことがあったらどちらを覚えているかというと、嫌なことなんです。
それくらい嫌なことはインパクトがあります。


心理学者のS.E.テイラーによると、人は短い幸福のピークを過ぎると、その幸福を与えてくれた新たな状況に慣れてしまい、新たな幸福を得る前の精神状態に戻ってしまう。一方、不幸に対してはずっとその不幸の心理を引きずるという。

だそうです。

インパクトを数値化すると、良いことが+30、悪いことが−100くらいかなぁ。
良いことがあっても悪いことがあると、−70になってしまう〜( ̄◇ ̄;)

これをチャラにするには、嫌なことを経験したことの2.5倍もの良いことがないといけません。ずっと引きずるってことは、それ以上か(-。-;
しかも、その間に悪いことが起こらないような配慮が必要です。せっかく良い方向に向かっていても、悪いことがあると、「ほらやっぱりね」とマイナスにすぐに戻ってしまうからです。

そして、悪い出来事は愛犬の心に影響があるだけでなく、飼い主さんとの関係にも強く影響を及ぼしてしまいます。

悪い出来事は、良い出来事よりも人間関係に及ぼす影響が強い。そのため、良好な人間関係を維持しようとする時、相手に良いことをするというよりも、悪いことをしない方が何倍も重要になってくる。つまり人間関係の場合、相手との良好な関係を望む人は、相手との悪い交流を避けることが大切となる。

良いことがあっても悪いこともあるという関係より、この人といると悪いことがない、というのが一番良好な関係を築けるということですね。

「褒めるしつけ」の落とし穴

ここ何年かは犬の育て方も、褒めるが主流にはなってきていて、みんな褒めるのはよくやると思うんです。

けれど、「悪いことが起きないように配慮する」という方に意識が向いていない人が多い。

褒めることばかりに意識がいって、困った行動をやめたら褒めるって構図になってることがほとんどです。
これでは上で書いた、良いこともあるけど悪いこともある関係になってしまいますね。

これが褒めるしつけの落とし穴な気がします。

悪いことが起こっていないことを褒める

より良い社会化で、愛犬とより良い関係を築くには、「何も悪いことが起こらない」を意識すること。
そのためには、悪いことが起こらないような環境配慮観察眼が必要です。

むしろ、それさえできていれば良い関係を築けるということです。

まずは、ちょっと意識をするところを変えてみることから始めてみましょう!

引用部分は、こちらから引用させていただきました
https://magazine-k.jp/2015/02/04/why-bad-is-stronger-than-good/


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