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福岡ソフトバンクホークス歴代ドラフト2018年おさらい

2018シーズンはけが人続出の苦難の年。春季キャンプ中、ワダオジの女房役高谷捕手が離脱、正捕手の甲斐捕手が侍ジャパン招集で不在。谷川原健太、九鬼隆平がオープン戦に、和田オジ、大エース千賀、セーブ王デニス・サファテ、セットアッパー岩嵜も怪我で離脱。交流戦前までなんとか2位につけるも8月11日に借金1に。8月12日から1か月で21勝4敗と首位西武を猛追するも直接対決で3タテ。その後意気消沈気味になるも結果82勝60敗1分の2位と西武ライオンズと2強状態になり1位から3位との差は13.5ゲーム、猛追したホークスも強いが西武ライオンズが圧倒的だった。

しかしながら短期決戦では強くクライマックスでは3位日ハムを撃破、4勝2敗で西武を撃破し日本シリーズへ。日本シリーズ広島カープと対決し4勝1負けで日本一に。苦難が続いたがここぞの集中力で日本一を手にした。補強ポイントや工藤政権4年目の育成課題とは?前置き長くなりましたが2018年のドラフトを振り返っていきましょう。

第54回ドラフト:2018年
1位 甲斐野央 選手

東洋大学から最速160km/h右腕を獲得。大学4年時、第42回日米大学野球選手権大会とハーレムベースボールウィークの日本代表に選出されたおりクローザーを任されていた。報徳学園高卒小園選手、立命館大の辰己選手の外れ×2一位だが圧倒的なスペックの中継ぎ投手を獲得できたのではないだろうか。2019シーズン登板65のホールド26セーブ8をと大車輪の活躍。同年オフ第2回WBSCプレミア12に選出されるなど振り返ってみればかなり初年度から酷使しすぎたせいか2020年シーズン2月のキャンプにて右肘内側側副靱帯一部損傷と診断され保存療法を選択し同年シーズン登板無し。2021シーズン登板するもフォームがしっくりこず防御率4.35と精彩を欠いた。2022年6月17日より一軍復帰した際以前のフォームに若干戻ったのか徐々に調子を取り戻しつつある。

2位 杉山一樹 選手

三菱重工広島より入団、193cm104kgから投げ下ろすストレートは最速160km/hを誇りスライダー、チェンジアップのコンビネーションで打者をねじ伏せるピッチングスタイルが魅力の投手。制球面に課題を持つもイニングイーターでもあるので気長に成長を見守りたい投手の一人。

3位 野村大樹 選手

早稲田実業学校高等部卒、日ハム清宮選手とクリーンナップを組んでいたことが話題になっていた選手。3塁、1塁を守る。2019年シーズンは3軍戦が主体で3割バッターに、2020年シーズンウエスタンリーグにて74試合率.263、3本塁打を記録。2021シーズンウエスタンリーグにて79試合打率.263 2本塁打を記録。今後ブレークして欲しい選手の一人。

4位 板東湧梧 選手

JR東日本より入団、緩やかなワインドアップから綺麗な容姿とフォームの持ち主、150km/h前後のストレートとカーブ、フォームを操る。2019年シーズン2度インフルエンザにかかるなど不運が生じる。2020年シーズンロングリリーフ、オープナーとして期待されるも同年9月12日に右肘の炎症で離脱。2021年シーズン16ホールドと活躍するもシーズン終了後右肩痛で離脱。2022年後半より先発として頭角を現す。9月10日宿敵オリックス山本由伸投手と投げ合い負けるも17日山本由伸と投げ合い8回115球2失点と奮闘する。来年以降怪我が無ければローテに入る期待大のイケメン投手。

5位 水谷瞬 選手

石見智翠館高等学校卒、身体能力を期待されているハーフ外野手。2019年シーズンは3軍が主戦場で2020年シーズンよりウエスタンリーグで活躍している。一軍出場するにも外野の壁が厚すぎる為コンバートしたほうが良いと個人的に思っております。

6位 泉圭輔 選手

金沢星稜大学卒、武田翔太投手を彷彿とさせるフォームで真上から投げ下ろすストレートとカーブ、フォークを放つピッチャー。大学2年生まで野球の傍ら、すき家でアルバイトしていた経緯がある。芯が細い為疲労が蓄積すると制球に精彩を欠く場面があるも適切なスパンだと投球が安定している為あまり酷使せずコンディションを整えて頂きたいとこと。入団以来の成績は安定している部類であり、過度の怪我が無い為今後リリーバーとして期待している投手の一人である。

7位 奥村政稔 選手

三菱日立パワーシステムズより入団、最速154km/hのストレートと大分のおじさんキャラで投手陣に慕われている投手。2022シーズン9月13日対西武戦にて森投手と師弟リレーで好投しファンを沸かす。2019、2020シーズン怪我ながら満身創痍のピッチングを見せているので今後も応援したい。

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育成の部
育成1位 渡辺陸 選手

神村学園卒、強肩・強打の捕手。2019-2020シーズン3軍が主戦。2021年8月30日に支配下登録、2021シーズン66試合、打率.263本塁打3本。2022シーズン5月28日に広島カープのエース森下投手から2本ホームランを打ったことで甲斐選手のバッティング問題でネット界隈がざわつく。今後のホークス捕手問題の解決のキーとなる選手。

育成2位 岡本直也 選手

東京農業大学北海道オホーツク卒、140km/h後半の直球を放つ左腕。2019年シーズン3軍戦を主戦に活躍、2020シーズン以降肩の故障で2年リハビリ。2022シーズンウエスタンで好調だった為支配下候補の一人だったがのちの育成投手支配下候補中村亮太に譲ることに。左腕不足のホークス、彼の活躍に期待したい。

育成3位 重田倫明 選手

国士舘大学卒、椎野新投手の後輩である。大学2年以降疲労骨折でリハビリに専念し登板せず。ホークスドラフト陣が潜在能力を買って育成ドラフトに指名した経緯がある。2019年は3軍戦主体で活躍、2020-21年シーズンはウエスタンで安定した成績を収めるも2022シーズン支配下の座を中村亮太投手に譲る結果に。

育成4位 中村宜聖 選手

西日本短期大学附属高等学校卒、2019-2021シーズン3軍戦主体で出場。福岡発選手(出身は大分市内)の為応援したいが早期の活躍が必須の選手である。

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2018年は金足農業右腕の吉田 輝星投手や中日に入団した怪童根尾選手、報徳学園高広島入団の 小園選手がメディアによく出てました。我がホークスは安定の1位高卒指名を強行しましたが外れ×2甲斐野投手を獲得。2018年大卒投手もメディアに取り上げられており甲斐野投手をはじめ同じく東洋大の上茶谷投手、梅津 晃大投手、楽天に入団した辰己 涼介選手など。個人的には現広島カープの九産大出身島内 颯太郎投手や亜大の頓宮捕手に行くのかなと妄想しておりました。近年のホークスドラフトの中では上位に当たりが出たため一安心ドラフトなのではないでしょうか。次回は2019年のドラフトを振り返ります。

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