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1軍へ上がるべき選手を数字で見てみる

2023年前半は3位ターンかつ現在9連敗中と上手く波に乗れない中、峯井捕手と上林選手が2軍へ、そして2軍から海野捕手と生海選手を1軍へ上げる報道を目にし生海選手!!となった7月21日AM9:00。嬉しい反面どういた指標や現場の目で判断しているのか調べがてら面白いデータがあったので後程参照してみることに。先ずは2023シーズン前半の投手陣良かった点の振り返りを。


2023年前半良かったポイント

ホークスといえば投手のイメージだが前記事でご紹介した通り千賀投手が抜けた今、オリックス投手陣やロッテの投手陣と比べると分が悪く山本由伸投手や佐々木投手と球界の大エースに当てて勝てる投手がいるかというと中々難しい時期というか年齢や経験を踏まえて下降期差し掛かっている。

そんな中大関投手を筆頭に藤井投手・坂東投手などを加えた若干フレッシュな顔ぶれで臨んだシーズン前半誰もが上手くいくとは思っていなかっただろう。そんな中スチュアートやメジャーから帰ってきた有原投手・大津投手など良い意味で予想外だったのではないか。

イニングイーターぶりを発揮してくれた2人はホークスの投手事情を変えてくれると信じているもモイネロ投手を欠いた9回に繋ぐの中継ぎ投手はどうだろうか。

中継ぎは甲斐野・松本・フミマロ・津森・大津投手に加えロングを武田・尾方投手が務める。前半かなり消耗したがために後半オールスター前僅差で失点しまったりと疲労が抜け切れていないように思う。
(過密日程問題もしかり)

藤井投手が中継ぎへ戻り試運転するだろうが8回は藤井投手、9回はオスナ投手。6.7回を前述した中継ぎ陣で編成を整えた結果前半よりは見通しがよくなるだろう。

打撃陣に関して

7月21日現在ギータこと柳田選手が3割を打ちホークス野手陣では打率1位、2位以降は中村選手・近藤選手・牧原選手が2割8分から9分のライン。その他は2割5分を切ってしまっているのが現状だ。因みに去年は甲斐捕手を除く規定打席の1/2以上は2割5分以上を打っており、オリックスとデッドヒートを繰り広げた。まだまだシーズン半ばだが上がり目のある三森選手や試合数こそ少ないが出塁率とOPSが良好な野村勇選手など後半戦絡んで欲しいところ。

2軍から1軍への切符となる根拠

2軍のコーチや監督次第と言えば話が終わってしまうがホークスの現レギュラー陣が若手の時どういった成績を残していたか調べてみた。

  • 現スタメンファーム成績初年

    1. 2009年中村晃選手 打率.316 出塁率.380 OPS.866 三振25

    2. 2010年今宮選手  打率.216 出塁率.309  OPS.635 三振66

    3. 2011年柳田選手  打率.291 出塁率.375  OPS.893 三振85

    4. 2013年牧原選手  打率.296 出塁率.313  OPS.735 三振22

    5. 2015年上林選手  打率.334 出塁率.372  OPS.898 三振57

    6. 2017年栗原選手  打率.271 出塁率.336  OPS.779  三振38

    7. 2018年川瀬選手  打率.294 出塁率.371  OPS.710  三振39

ファームにて3割はチーム状況にもよるが1軍への大きな足掛かりとなりさらにOPSこと得点圏打率が高いとさらに期待を寄せることになる。上記でいうところの上林選手はさぞかし当時期待されただろう。今宮選手はチーム事情にて2011年より1軍で活躍する結果に。では現状のファーム戦力はどうだろうか?

・過去ファームスタメン成績

  1. 2020年野村大選手 打率.263 出塁率.341 OPS.698 三振33

  2. 2021年増田選手  打率.233 出塁率.331 OPS.671 三振50

  3. 2022年渡邊陸選手 打率.308 出塁率.425 OPS.919 三振52

2020-からリチャード選手が2割2分から3分をくすぶっているも後述することにする、1年ごとに1選手初年度ソートしてみたが野村大樹選手はコンタクトが高いのかなといったデータ、2022年の渡邊陸選手は65試合の出場だが将来化けそうな数字。では2023年ファーム前半終了時のデータを見てみよう。

2023前半ファームスタメン成績(規定打席の1/2以上

  1. 増田選手 打率.256 出塁率.386 OPS.769 三振29

  2. リッチ選手打率.247 出塁率.398 OPS.978 三振58

  3. 井上選手 打率.244 出塁率.297 OPS.683 三振54

  4. 生海選手 打率.243 出塁率.293 OPS.733 三振28

  5. 渡邊陸選手打率.241 出塁率.341 OPS.600 三振31

一発やロマン砲なるものを期待するのであればリチャードが良いと思ったが1軍に上げて打撃を崩した過去があるせいか丁寧に小久保監督が育てている印象。増田選手は内野手の為上げれず、渡辺陸・井上選手もリチャード選手同様丁寧に育てている。

ルーキー生海選手はオープン戦で強打者ぶりを発揮するも怪我で離脱、少しづつ状態を上げながら試しにつかうのだろうか。ロッテ3連戦オリックス2連戦とアウェイが続くのでデスパイネ選手少々お休み頂きつつなんならレギュラーで使ってほしい。

藤本監督は2年契約2年目、今期Bクラスであれば延長なしで小久保監督へ。小久保チルドレンが何人出て来るか楽しみだが、少しでも長くスター選手を小久保さんなりに磨き上げて頂きたい。

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