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機械学習の紹介

初めまして 、EMC Healthcare のHugo(ヒューゴ)です。

EMCでは「ヘルステックで社会問題を解決する」をミッションに、介護施設や保育施設を対象にしたプロダクトを開発しています。

AI技術を身につけたいと思い、機械学習を学び始めました。 この記事は機械学習について簡単に紹介します。

機械学習への 2 つの主なアプローチ:

  • 教師あり学習(Supervised learning)

  • 教師なし学習(Unsupervised Learning)

教師あり学習(Supervised Learning)

教師あり学習(Supervised Learning)は、ラベル付けされた訓練データを用いてモデルを訓練する手法です。この手法では、入力データ(特徴量)とそれに対応する目的変数(class)のペアを学習して、未知のデータに対して予測を行います。

教師あり学習のタイプ:

分類(Classification)
データを予め定義されたクラスやカテゴリに分類する問題です。例えば、メールが「スパム」か「非スパム」か分類する、画像が「犬」か「猫」か分類するなどが挙げられます。

代表的のアルゴリズム:

  • ロジスティック回帰(Logistic Regression)

  • サポートベクターマシン(Support Vector Machines, SVM)

  • 決定木(Decision Tree)

  • ランダムフォレスト(Random Forest)

  • 単純ベイズ(Naive Bayes)

回帰(Regression)
回帰は、連続した値を予測する問題です。数値を予測する際に用いられます。例えば、住宅価格の予測、売上の予測などが挙げられます。

代表的のアルゴリズム:

  • 線形回帰

  • サポートベクターレグレッション(Support Vector Regression, SVR)

  • ラッソ回帰(Lasso Regression)

  • ランダムフォレスト(Random Forest)

  • 決定木(Decision Tree)

決定木(Decision Tree)とランダムフォレスト(Random Forest)アルゴリズムは両方とも使いれる。

教師あり学習では、訓練データが正しいラベル付けがされていることが重要です。モデルはこのラベル付けされたデータからパターンを学習し、未知のデータに対して予測を行うための汎化能力を持つように訓練されます。この手法は、多くの実世界の問題に適用され、予測や分類の精度向上に役立ちます。

教師なし学習(Unsupervised Learning)


教師なし学習(Unsupervised Learning)はラベル付けされていないデータからパターンや構造を見つけるために使われます。この手法では、入力データのみを利用して、データの隠れた構造や関係性を発見します。

主要用途はクラスタリング、異常検知、次元削減などがあります。例えば、類似した特性を持つデータをグループ化するクラスタリングや、データの中から異常な点を検知する異常検知があります。

 クラスタリング(Clustering)
クラスタリングは、似た特性を持つデータをグループ化する手法です。似たもの同士を同じグループにまとめることで、データの構造を把握することができます。

代表的アリゴリズム:

  • ケイミーンズ(K-Means)

  • ミーンシフト(Mean-Shift)

  • データベーススキャン(DBSCAN)

  • ガウス混合(Gaussians Mixture)

次元削減(Dimensionality Reduction)
次元削減は、データの特徴量の数を削減する手法です。高次元のデータを低次元に変換することで、データを可視化しやすくしたり、計算効率を向上させたりすることが可能です。

代表的アリゴリズム:

  • 主成分分析 (Principal Component Analysis, PCA)

  • 因子分析(Factor Analysis, FA)

  • 線形判別分析(Linear Discriminant Analysis, LDA)

異常検知(Anomaly Detection)
異常検知は、データの中から異常なパターンや外れ値を見つける手法です。通常のデータとは異なる振る舞いをするデータを検知し、問題を見つけるために利用されます。

代表的アリゴリズム:

  • 孤立フォレスト(Isolation Forest)

  • ローカル外れ値因子(Local Outlier Factor)

  • オートエンコーダ(Autoencoder)

教師なし学習では、ラベルやターゲットがないため、データそのものの構造や特性を理解することが主な目的です。これはラベル付きデータを必要としないため、大量の未加工データから知識を獲得するために有用です。クラスタリングや次元削減は、データの理解や可視化、前処理などで幅広く利用されます。

学習プラットフォームのおすすめ


Kaggleは、機械学習を学ぶ初心者にとって使いやすいプラットフォームです。多くのコンペティションや無料コースがあり、機械学習の基礎から始めることができます。コンペティションやカーネルを通じて他の人のアプローチを学ぶこともできる。


まとめ

教師あり学習と教師なし学習を紹介しました。 これらの手法は、さまざまな問題やデータセットに対処するために使用されます。 教師あり学習にはラベル付きデータが必要ですが、教師なし学習はそのようなラベルなしデータにも適用できます。 データに応じて適切なアプローチを選択することが重要です。


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