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【撮影要項】最近の撮影とこれからの撮影

タイトル小難しいのですが、要は「最近こういう撮影してました」「これからはこういう撮影していきたいです」「何卒よろしくお願いします」ということです。

最近の撮影

最近の撮影は、今までの「その人を撮る」ということがより顕著化したような撮影が多かったです。ボクは基本的にはモデルさんからお声掛けいただいた撮影でやっていってまして、撮影のテーマやモチーフ、ネタなどもモデルさんからもらっています。「具体的にこんな写真が撮りたい」「こんなロケーションで、こんな衣装がいい」「今こんな気分なのでそういう写真を」「わたしの生い立ちはこうなので、それを表現したいです」などなどなど。具体的でも抽象的でも、重くても軽くても。それを元に具体的な撮影プランに落とし込んでいって、いざ撮影となります。

ボクから先にこういうイメージで撮りたい、という撮影方法は、ほぼ採ったことがありません。あくまでもボクのなかでは、ですが、それをやると、観光地の顔ハメパネルみたいで、"その人を撮った"という感覚が得にくく「hugo ryoおまえこの写真ってさモデル誰でも良かったんじゃないの?」という自問が湧くからです。

特に今年の後半は、「その日、その時間、その場所に、ボクがいて、その人がいた」、それ以上の意味性を求めない撮影が多かった気がします。

これからの撮影

このスタイルは結構気に入っていて、というより、それ以外の撮影理由にあまり意味や意義を感じなくなってきました(技術で写真の出来を担保できないタイプなのでなおさら)。いうなれば、記念撮影以上でも以下でもない写真です。なので、今年はポートレート写真を展示に出すことをしてきませんでした(※8月の闇の王にあの作品を出すことは、もう1月には決めておりましたのでまた別の話)。

ありがたいことに、ここに賛同してくださった人を撮ることができたし、これからも永い目で撮り残していきましょうとお話しさせていただいている人もおります。展示に出したり、写真集として販売したり、ましてや"作品"と呼べる性質のものになってはいかない可能性が高いです。

撮影要項

ということで、前置きが長かったのですが、そういう部分に賛同していただける人を撮っていきたいです。別に大袈裟な理由や成り立ちが必要なわけではないです。「今までこうやって生きてきた、今のおれをわたしを撮ってほしい」というかたでないと、卑下でも謙遜でもなく、真面目に、おそらくおよそ失望する写真になっていくと思います。

ただ、顔が写るとか写らないとかは関係なく、その人を撮ります。それがこれからの撮影の唯一最大の理由になります。興味があるかたはお声掛けください。よっぽどの理由がなければ断りません。

よろぴこ。

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