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ポートレートの次にやりたいこと uncertain.

やりたいことがあるならSNSなんかで言ってないで、しかるべき人に声をかけて、しかるべき準備をしてやっちまえばいいじゃねえかと思っているのですが、自分のやろうとしていることの整理も兼ねて。ちょっと思うままに書き散らします。言葉も、なるべくどういう意味や定義で使っているか書いていきますが、自己流解釈です。

ポートレートは"肖像写真"で、人を人として写し取るものだと思っています。モデルさんを撮るときはそこに忠実に、誠実に、丁寧でありたいと思ってやっていますが、ただ、ボクの写真は時折人を人形(ヒトガタ)として扱うこともあります。それはボクからの提案だったり、モデルさんからの希望だったりしますが、どちらにせよボクの頭の中にある種通底するテーマのようです。

今は基本的にはモデルさんからのお話しを受けるかたちでの撮影なので難しいのですが、それがひと段落したなと思ったら、コラージュやドローイングとして人を撮れないかなと考えています。

上の写真などはモデルさんに許可をいただいて少しだけコラージュを施してみましたが、写真上のいわば"お化粧"と言えるレタッチとは主旨が違ってきます。コラージュというのは、そのモデルさんの人間性だったり身体性だったりをいったん解体して再構築する"蹂躙"に近い行為だという気がしていて、憚(はばか)られるんですよね。顔はわからなくなるし、手も足も身体も(画像上で)いったんバラバラにされてしまうわけだし。

セルフでやればいいのかとも思うのですが、撮り手としてのボクは被写体としてボクをあまり欲していないので。誰でも良いというわけにも、なかなか。

しばらくは罪の少ない風景を解体することにします。

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