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ポジティブゴミ人間は恋愛に向いていない

前回お話しした通り、僕はどんなダメな自分でも肯定し、ポジティブに生きるポジティブゴミ人間である

僕は、この精神で生きていれば、周りの人と何ら変わりなく、特に問題なく、人間を卒業できると思っていた

しかし違った

自己愛がすぎるとどうなるか

恋愛に対して拒否反応を示してしまうのだ

僕は、どうやら恋愛感情を持たない人間のようだ

20歳になっても人を恋愛的に好きになったことはない
告白されても、どうしても付き合う気にはなれず、断ってしまう

誰かと付き合うことにおけるメリット、デメリットをまとめると、
明らかにデメリットのほうが大きいからである

〈メリット〉
・一定期間誰かに恋愛的に愛してもらえる
・恋人がいるというステータスが増える

〈デメリット〉
・恋人がいることで他の女の子が寄って来なくなる
・浮気という概念が発生することによる自由度の大幅減少
・周りにイジられたり囃し立てられたりする
・記念日などのプレゼント代、デート代がかかる
・人間関係の悩みカテゴリーに「彼女」という新しい枠が設置される
・束縛されたときの必殺技「だって僕たち付き合ってないじゃん」が使えなくなる
・別れるときなどに精神的ダメージを負う可能性がある
・別れたら友達に戻れない可能性がある
・めんどくさい

そもそも、僕は自分のことだけ考えていきていたいのである

1人じゃなくて、色んな子と
何も考えずに自由に遊びたい

1人じゃなくて
みんなに「好き」って言ってもらいたい

恋とか愛とか
難しいことは考えずに生きていたい

そんな感じだから、よく人を傷つける
自分のことしか考えてない
もらってばかりで何も返さない

傷つけて尽くしてもらえなくなったら
また新しい人を見つける

の、繰り返しである

僕は自分に愛情を注ぎまくっているので
もう誰かに注いであげる余裕はない

これは恋愛以外においても言えるようで、
子どもやペットなど、愛情を注がなければいけない対象を毛嫌いしてしまうのである

僕の心は定員1名なのである

つまり、ポジティブゴミ人間は恋愛ができない
既に自分自身と結婚してしまっているからである

別に僕はこれでも全然楽しいのだが

めちゃくちゃ親不孝な上に
やはり周りに理解してくれる人はいない


まあ、生きてるだけでえらいんだからどうでもいいか!




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