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奇跡をアシストしあっている 前編:わたし、アシストしたんだわ編

とあるセミナー会場に入り、真ん中寄りのやや後方に着席。

席は全体的にけっこう埋まっていて、場内もザワザワ。

ふと見ると、真ん中前方に一つ空席がある。
荷物も置かれていないし、まだだれも座っていない感じ。

「あー、あそこいいな。あそこに移動しようかな。」

普段ならそう思うと同時に動くのに、動かない自分。

「ん?あれ?行かないのか、わたし。
 早く移動しないと、他の人が座るやん。」
どうしたどうした。
と自分で自分を不思議がっていると、
その席に今来た人が座った。

「あー、埋まってもうたやん・・・」

何気なくその席の様子を見ていると、隣り合った二人が、

Aさん『えええ!!!〇〇ちゃん?!』

Bさん『わぁっっ!!!〇〇チャンやん!なんでここに??』

という、
久々の出会いを、そしてまさかの隣合わせを
驚きあった。

二人には、ザッツ・ミラクル。
そらぁ、周りから注目されるぐらいの声になるのも分かる。

ああ。そうだったのか。

だからわたしは、その席に移動出来なかったんだ。
わたしが座ってたら、
二人にとっての奇跡は起きなかったかもしれないから。

おや。ひょっとして。

きっと今までも、誰か見知らぬ人へ奇跡のアシストをしてたのかも。
自分には全く思いもよらない形で。

そんなことをふと思う、
非常に心に残る一日だった。


えーっと、セミナー内容はどんなだったっけ。




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