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私たちは体で作業をしながら、心は別のことを考えることができます。
それは誰がしているのでしょうか?

体や心に集中させている”私"は一体何なんでしょう?

例えばあなたが車を運転する時に
80キロで一定の速度で運転しているとします。

外から見ている人は車を運転している"人"ではなく、"車"を見ます。

「車が80キロで走っている」と。

つまり、80キロでずっと走ってる車自体を見ていて
中で運転しているあなたのことはあまり意識に上がってこない。

その車の中には運転手であるあなたがいますね。

この、外から見ている人と実際に中にいる人の
捉え方の違いが分かりますか?

あなたは車(肉体、感情、思考)ではありません。
車(肉体、感情、思考)を運転する人だからです。

この車の速度を60キロに変えたい時、
操作をするのは車ではなく運転手であるあなたですね。

一定の速度を持続させるのもコントローラーはあなた。
一定の速度に集中している状態を作っているのもあなたです。

車と運転手が同一ではないように
あなたは肉体でも心でも思考と同一ではありません。

あなたが車を運転するように、
あなたは体や心や思考をコントロールする存在、動かす存在です。

多くの人は体や心に自分を同一化させてしまっています。

仮に"体や心は自分ではない"と
言葉と理屈だけだったら納得できるかもしれません。

しかし、理屈で納得することと、
実生活において
実際に自分の本質である"意識"と”肉体、感情、思考"を
分離させることは簡単ではありません。
それを訓練していく練習がヨーガレッスンです。

"意識"と”肉体、感情、思考"を分離していくには
あるものが納得していないとできません。

それはなぜしょう?

答えは脳です。
マインド(思考)は人間の持つ器官に置き換えると
"脳"として目に見える化されています。

あなたの脳が
「”体”と”意識”を完全に分離している」と理解していないと
自分と体(車)を同一化してしまいます。

究極の切り離しが怒りと肉体の痛みと言われています。
痛いとどうしても体で感じてしまうので連動して
ネガティブな感情も思考上がってきてしまいますね。

それだけ肉体が"苦痛"という物質を発している時、
相当意識が強くないと感情も思考も意識も主導権を奪われてしまいます。

ただ、これは
「痛みを感じないようにすること」「気分を落ち込ませないこと」
とは違います。
これは抑圧なので良くありません。

どうしたらいいかというと"俯瞰すること"
つまり体や心と意識を分離させることです。

俯瞰するためには
自分のマインド(脳)に高次元の知識をいれることが必要です。

これから少しずつヨーガスートラの知識を用いて
俯瞰できるようになっていけたらと思っています。

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