見出し画像

「レーシック手術はやめろ」と眼科の先生に言われました!

なぜ眼科医によって言うことが全く違うのか?私の周りの眼科専門医でも人によって面白いほど意見が違います。

なぜこんなに意見が割れるのか考えてみました。

まず自分の施設でレーシック手術をやっている眼科医、やっていない眼科医でスタンスが変わりがちです。手術をしている眼科医の方がレーシック手術のことをポジティブに捉えがちです。

手術をしている眼科医は患者さんが、手術によって見えるようになって喜んでいるのを日々見ています。だからレーシック手術は患者さんを幸せにすることができる手術だと思っています。稀にトラブルなどで患者さんが満足しないことも経験するかも知れませんが、大多数の患者さんは満足しているという経験をしています。

手術をしていない眼科医は、レーシック手術後の不満やトラブルを抱えている患者さんが受診することなどで、悪い印象を待つ。こんな酷い合併症が起きることがあるのだという印象を持ちます。
また学会や眼科専門誌などで、稀にあるトラブル例などを見聞きして、より危険だという印象を強くします。

あとは自分が近視や乱視で日常生活どれくらい不便か?で意見が変わりますかね。メガネやコンタクトレンズがないと遠くが全く見えない不便さを感じているなら、手術をする有効性を理解できます。
不便でなくても、どれくらい患者さんの不便さに寄り添って考えることができるか?ですね。

例えば少し前までは私も、メガネかければ見えるんだから、角膜を削るレーシック手術をする必要はあまりないのではないかと思ってました。
ご近所でレーシック手術をしている眼科医はおらず、レーシックに対してネガティブな印象を持っている人も多かったと思います。さらに学会などでのレーシックのトラブル報告などを聞いて、その思いを強くしていました。
そして私は弱い近視で、メガネがなくてもあまり不便は感じていません。メガネさえかければ見えるのだから、やらなくてもいいと思っていたんですよね。強度近視の方の苦労が分かっていませんでした。

でもここ数年は手術をしている眼科の施設見学をしたり、そこの眼科医の話を聞いたり、いろいろな本で勉強したりして意見は変わりました。
今時点で、レーシック手術はどんな人におススメできるかについては、また今度書いてみようと思います。

レーシック手術だけに限らず、新しい治療は専門医によって言うことが全く違うということは、よくあることです。

コロナワクチンを打つ打たないなどは典型例ですね。専門の医師であっても賛成反対について全く反対の意見を主張しています。

ある1人の専門家の意見を盲信するのではなく、いろいろな意見、情報を集めて最後は自分が判断することが大切になるのだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?