「ユーモラス・ユーモラス」Rec使用機材メモ

「学園祭学園初期音源集ユーモラス・ユーモラス」発売から2ヶ月経ちました。改めて発売おめでとうございます!発売後、落ち着いてきたこのタイミングでメモ代わりに使用機材等を書いておこうと思います。


基本的には過去音源のベスト盤ということでしたが、新録曲も収録するということでアルバム名と同名曲「ユーモラス・ユーモラス」のエンジニアを担当しました。ギターも弾いてるけど!

高価な機材をスタジオでお借りできたので夢のようでした。はしゃぎすぎて自前の機材も大量に持ち込みました。写真撮り忘れたので青木君のツイート参照。

パート-マイク-プリアンプ-コンプ の順にて。コンプ掛け録りはスネア、トップ、ベースのみで、掛け録りと言っても通す程度にしました。

ドラム
バスドラ オン/オフ-AKG D112/audio-technica ATM25-YAMAHA M508
スネア 表/裏-SHURE SM57/AUDIX i5-YAMAHA M508-UA 1176LN
ハット-SHURE SM57-YAMAHA M508
フロアタム-CAD M179-Focusrite ISA828
トップ 1/2-AEA N22/audio-technica AT4040-YAMAHA M406
ルーム-NEUMANN U87-Focusrite ISA828

いなたく、古臭い音にしたかったので、ヤマハの80年代のミキサー(M508,M406)を2台持ち込みました。因みにこの2台の中身を確認したところ、ほぼ一緒のようでした。M508、見た目が超かわいいので気に入ってます。

ベース
ベース ライン録り-UA SOLO/610-TUBETECH CL1B

ベースに610の音、大好きなのです!学祭のベースRecでは初めて使ったかもしれません。あとスタジオでお借りしたCL1B、確か通してたはず!記憶が曖昧。

エレキギター
小松Amp オン/オフ-SHURE SM57/audio-technica AT4040-TASCAM MX4
サワダAmp オン/オフ-sE X1R/AKG C451-DRAWMER 1960

使用ギターは、小松さんはいつものテレキャスシンライン、サワダはグレコのレスポールでした。アンプはスタジオでお借りしたJC120とBadCatでしたが、どっちがどっちか忘れました!ACE TONEのアンプ持ち込んだのだけど、調子が悪くて泣く泣く使えませんでした。
【追記】
小松さんより使用アンプの報告がありました。ありがと〜!小松さんがBadCat、サワダが恐らくFenderだった模様です!

アコースティックギター
アコギ オン-AKG D190E-Focusrite ISA828
アコギ オフ-audio-technica AT4040-Focusrite ISA828

エレキが2本にアコギだと埋もれ気味になることが予想されるため、すっきり明るめに録ることを意識しました。それでいて高域が目立って軽めの音になるは嫌だったので、D190Eで中域の厚み具合を調整しました。

ボーカル
ボーカル-NEUMANN U87-AVALON DESIGN VT-737SP

U87とVT-737SPという定番の組み合わせ!...らしいです。試してみたかったこの組み合わせ!どちらも初めて使いましたが、何も考えずにセッティングしてもレベル調整だけ気をつければ、誰でも上手く録れちゃうと思います。時間が無くて、737のEQやコンプまでいじれなかったのが悔やまれました。

コーラス
コーラス-AKG C414-Focusrite ISA828

C414のバージョンは何だったか忘れてしまいました。コーラス然とした、素直で混ざりのよい音が目的でした。当日、阿部君が体調不良だったのですがなんとか同時に録れました。

以上のパートを一発録りで3テイクほど録りました。OKテイクが決まったあと、カウベルをドラムマイクのセッティングで、タンバリンをコーラスマイクのセッティングで録りまして、全パート録音完了となりました!個人的には、めちゃくちゃ好みの音・イメージしていた中域の分厚い音で録ることができました〜!

ミックス
確か「ごちゃごちゃしてていい」「どこか狭い部屋に閉じ込められてる感じ」「音を悪くして欲しい」というような要望がありました。が、最初なかなか言われたイメージを汲み取ることができなくて困っていたところ、小松さんから「コンプをかなり強めにかけてみたら?」と言われて試してみたら、それがばっちりハマりましたドラムのステムにはIK Multimedia Black 76のボタン全押しモードを使ってます。
EQはバスドラとベースの中低域を調整したのみです。EQしなくていいとも言われたのですが、あとあとマスタリングの時に困るから!ということで、そこだけ調整させてもらいました。
生々しさ残したいなと思ったので、各パートの演奏していない部分は極力トリミングすることはせず、そのまま使っています。よく聴くと青木さんの息遣いが聴き取れますよ!

以上、ミックス〜トラックダウンまで2時間程度かけまして、その場で当日納品となりました〜。もともと当日納品を目標に作業していたので、ほんと終わって良かったよー!!


機材の話ばかりで詳しくない人にとってはなんのこっちゃな内容でしたが、誰かの参考になれば最高です。ご覧頂きありがとうございました!

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