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エーペックスレジェンズ:最新のチート対策ソフトウェア”HYPERION”がSteam版に実装! チート業者のツールはクラッシュ中

Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では期間限定で「外伝」イベントが開催中。こうしたゲームサービスの裏側では開発側とチート業者との戦いが繰り広げられているのですが、開発側への新たな援軍として、Byfron社のアンチタンパー・ソフトウェア「HYPERION」が加わったようです。

エーペックスに新たなチート対策ソフトウェアが導入

人気オンラインタイトルの宿命なのか、エーペックスも日々チーターからの被害が絶えないゲームの一つですが、7月28日にはアンチチートに関する朗報が届きました。

ゲーム業界のチート/アンチチートについて最新動向を追っているAnti-Cheat Police Departmentによると、先日Epicの『フォートナイト』にも導入され話題となった最新のチート対策ソフトウェア「HYPERION(ハイペリオン)」が、Steam版エーペックスに正式リリースされたとのことです。


「Byfron社のアンチタンパー(改ざん防止)技術である『HYPERION』が昨今正式に『エーペックスレジェンズ』にリリースされた。ただしSteam版の話で、『フォートナイト』にリリースされたものとはまるで異なるバージョンだ。チート業者のツールはクラッシュ中で、自分たちの大切な生活に何が起きているやら、まるで分からない状況。愉快痛快」

ByfronのHYPERIONは、『VALORANT』に導入されている「Riot Vanguard(ライアットヴァンガード)」の製作も指揮した、ライアットゲームズの元セキュリティスタッフらが独立後に手がけたソフトウェアで、同社はオンラインゲームでのチーター根絶に向けた新勢力として期待を集めています。

HYPERIONの実装について、Respawn公式からは今のところ何の発表もありませんが、普段は未公開コンテンツのデータを調べているKralRindoらデータマイナー勢も、アップデートパッチを通してSteam版への実装を確認した旨を報告しているため、裏付けとなりそうです(一時的に撤回されたものの、その後再実装された模様)。

「アンチチート」と「アンチタンパー」の違い

なおアンチチート用ソフトウェアと、HYPERIONのようなアンチタンパー用ソフトウェアは、ゲームでの不正行為防止を意図としている点は同じながら、異なる働きをします。サイバーセキュリティ企業Irdetoが手がける「Denuvo」はアンチチートとアンチタンパーをそれぞれ提供しており、同社の解説をまとめると以下の違いがあることが分かります。

  • アンチチート:マルチプレイヤー用ゲームを監視するソフトウェア。エイムボット、トリガーボット、カメラハック、強制ラグ、ブースティング、レーダーなどの許可されていないサードパーティー企業のツールを検出し、不公平な優位性を得られないようにする。

  • アンチタンパー:OriginやSteam、Epicなどのライセンス管理システムを回避することを防ぐソフトウェア。すなわち、ゲームのセキュリティを強化するために、リバースエンジニアリングや実行可能なファイルへの変更を防ぐもので、DRM(デジタル著作権管理)ソリューションそのものではなく、DRMソリューションを守る働きをする。

HYPERIONのようなアンチタンパー・ソフトウェアは、クライアントソフトウェアの改ざん(バイナリ内の変数やロジックを書き換える)を防止するものです。以前からエーペックスに実装されているEasy Anti-Cheatとは異なる役割を果たしていることがうかがえます。

こうした技術的な区別はともかく、プレイヤーにとっては「これでチーターがいなくなるかどうか」が最も知りたいポイントと思われますが、HYPERIONの導入によって、Steam版エーペックスのプレイ環境、特にランクマッチは改善されるのでしょうか。そして、Steam版で成果が見られた場合はOrigin版にも実装されるのでしょうか。エーペックスのゲームアップデートだけでなく、裏側でのチート業者との戦いについても引き続き注目していきたいところです。

HYPERIONはチート検知ではない

HYPERIONは正確にはチート検出ではなくシステムの改ざんを防ぐものである。

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