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平凡藝大生の5枚

お米が主食でほんとうによかった。こんにちは、Wiiismです。

書きたいという欲求に駆られてnoteにやってきました。現在は東京藝術大学の音楽環境想像科で、自分の人生が薔薇色になるように日々努めています。

今回は仮にも音楽制作をしている身として、私の血肉になっている5枚のアルバムを挙げて自己紹介とさせていただきます。



1.Pet Sounds/The Beach Boys

ポピュラーミュージック史上最高の画家、ブライアンウィルソン率いるThe Beach Boysの大名盤です。私の青春時代でありそれは現在です。どこまでも目的ではなく手段である美しい転調、それによって想起させられる全てが救われたような美しい世界。そんなサウンドで素朴な青年の感情なんかを歌うんです。どこまでも美しい。


2.to hell with it/Pinkpantheress

正確にはアルバムではなくミックステープですが、どうしても挙げたい。昨今の洋楽やK-POPではUK GarageやらDrum'n'Bassやらがリバイバルで頻繁に取り入れられますが(NewJeansなんかがその典型)、十中八九その流れを作ったのはこの作品でしょう。サウンドは90~00'sの雰囲気感じまくりですし、メロディセンスも良い。跳躍進行を繰り返していながら、秩序のあるひとつの音世界として聴こえてきます。


3.HORIZON/レミオロメン

この流れで小林武史系列の作品を挙げるのもなかなかの跳躍進行かと思います。なんでも見境なしに聴くデジタルネイティブのお得意技だと思ってください。レミオロメンのレはRadioheadから取られたそう。その名に相応しく、一見ありふれているバンドサウンドの中にもオルタナティブな響きを何度も感じとれます。ちなみに、5歳の時に彼らににライブのステージに上げられ、バッグをもらったことがあります。


4.Touch!Generations SOUND TRACK/Nintendo

故・岩田聡社長の頃の任天堂の音楽は本当に良い。無機質で、孤独で、温かい、そんな音楽です。Touch!Generationsはその時期の特定の作品群の名称で、nintendogsやWii Fitなどさまざまな作品がありながら、どれも上記の特徴に当てはまります。公式がサントラにまとめ上げるくらいですから、一貫したムードづくりがなされていたのでしょう。


5.Untourable Album/Men I Trust


私がドリームポップやベッドルームポップから受けた影響は計り知れません。特にこのアルバムからは、音の湿度みたいものを感じとりました。どこもかしこも結露していて、見たいものがよくみえない。でも心地いい。コロナ禍で前を向けなかった自分を、その湿度はささやかに許してくれました。


まとめ

以上、私の血肉となっているアルバム5枚を挙げさせていただきました。最後まで読んでる人って意外と少ないと思うので、では。

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