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大須演芸場 真打披露

3月5日と6日は名古屋の大須演芸場で真打披露がありました。二つ目時代から年に一度は伺っているこの大須演芸場で、真打披露をやらせてもらえるのはとても嬉しく、少しでも恩返しができればと精一杯つとめてまいりました。

日によって、また公演によって、お客様の雰囲気もガラッと変わるので、ネタ選びも慎重に高座に上がりました。

四席あったので、バランスよく滑稽噺と人情噺を織り込んで構成しましたが、自分なりにはチョイス的にも良い具合に出来たと思います。

3/5一部「幾代餅」、二部「茶の湯」
3/6一部「崇徳院」、二部「中村仲蔵」

そもそも大須で30分出来るというそれ自体が滅茶苦茶嬉しくて、本当はもっと座っていたいくらいなんですけど、出来るだけ時間に合わせてやりました。

今回は口上も楽しく初日二日目と二つ目のさん光さんにも上がってもらいました。彼とは同郷なので、お互いに真打になったらまた会をやりたいと思います。

初日のメンバー
左から、さん光、鱗林、たけ平、はな平、玉の輔、橘之助(敬称略)
二日目のメンバー
左から、さん光、はな平、正蔵、玉の輔(敬称略)
初日の口上
左から、玉の輔、さん光、はな平、たけ平(敬称略)
二日目の口上
左から、玉の輔、さん光、はな平、正蔵(敬称略)

一門からは、兄弟子のたけ平兄さん、師匠正蔵、司会は玉の輔師匠、そしてマブダチのさん光と、僕に撮ってはとても幸せな口上でした。

さん光さんはなんかぎこちなくて、噛み噛みなんですが、どこか放って置けない感じが素敵な噺家です。彼を嫌いな人は本当にいなくて、先輩からも後輩からも好かれる芸人です。そんなさん光さんもこの秋に満を持して真打に昇進します。

弟弟子のまめ平も一緒に昇進しますが、二つ目時代に一緒に切磋琢磨した彼のことも応援したいです。

秋のお披露目は皆さまどうぞお越しください。

写真を撮るってのにそれを避けるさん光
名古屋駅で食べた名物良いとこ取りセット

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