フンメルノート

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フンメルノート

座右の銘は 1.漁夫の利 2.他力本願 3.棚から牡丹餅。 趣味はクラシック音楽鑑賞、クラシック作曲家研究(フンメル)、DTM、写真。所有カメラはすべてコンデジでお散歩と旅の写真を投稿。その他そのときの思い付き。何か伝えたい訳でもなく、淡々とNote!

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    クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参加希望の方はマガジンの固定記事でコメントしてください。

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  • [DTMクラシック】作曲家フンメルの作品集

    主にフンメルの作品を打ち込みで作成して公開してます。本家研究サイトはこちらです。 https://hummelnote.wixsite.com/hummelnote

  • [DTM】フンメル作品以外

    フンメルの作品以外で打ち込んだDTM作品です。

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        • 【DTMクラシック】フンメル/24の練習曲(全曲)

          今回の24の練習曲は一部再編集、映像作り直し全曲通しての映像です。 Programed by Hummel Note in 2024 Daw&Sequencer:SSW10 Lite & Music Pro for Windows V5 Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA5 ピアノの為の24の調による練習曲,Op.125について  フンメルの24の練習曲は、パリの出版社アリスティド・ファランクのために作曲されたもので、彼は当時のヴァルト

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        記事

          【DTMクラシック】フンメル/ピアノ・ソナタ第5番 嬰へ短調,Op.81

          Hummel,Johann Nepomuk/Piano Sonata No.5 in F#-minor,Op.81(Programming) Programming Music Johann Nepomuk Hummel Piano Sonata No.5 in F#-minor,Op.81 00:08 - 1.Allegro 08:55 - 2.Largo con molto espressione (in B minor) 17:31 - 3.Finale:Vivace

          【DTMクラシック】フンメル/ピアノ・ソナタ第5番 嬰へ短調,Op.81

          【DTMクラシック】フンメル/アレルヤ・ソナタ(ピアノソナタ第2番,Op.13)

          第一楽章 Allegro con brio ベートーヴェンが「ワルトシュタイン」(1803)や「熱情」(1805)といったソナタを発表していた同時期、1805年に出版されたフンメルのピアノソナタの第2番は「アレルヤ・ソナタ」と呼ばれることがあります。 それは第1楽章(Allegro con brio)変ホ長調のテーマがグレゴリオ聖歌の「アレルヤ」のメロディーを取り入れられているところから、とされています。ただし私はグレゴリオ聖歌を全部聞いたことがないので、どの部分なのかは

          【DTMクラシック】フンメル/アレルヤ・ソナタ(ピアノソナタ第2番,Op.13)

          【DTMクラシック】J.N.フンメル/オーストリア高地地方の民謡による変奏曲 ト長調,Op.8

          1801年に作曲されたピアノのための変奏曲で、チロル地方の民謡のメロディをテーマにしている。テーマに続き12の変奏とコーダからなる古典的な変奏曲です。 この頃はOp.9のケルビーニの変奏曲やOp,10の英国国家による変奏曲などがありますが、いずれも古典派の典型的な変奏曲です。 このOp.8はまだ録音されたものは無いようです。 Programming Music Johann Nepomuk Hummel Variations on an Austrian song, Op.

          【DTMクラシック】J.N.フンメル/オーストリア高地地方の民謡による変奏曲 ト長調,Op.8

          【DTMクラシック】フンメル/フルートとピアノの為の変奏曲 ト長調,Op.14

          Hummel,Johann Nepomuk Variations for Flute and Piano in G,Op.14 Based on a Romance from Une folie by Etienne Nicolas Méhul Sheet score createed by MuseScore4 Computer Programming : Hummel Note Sound:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5/ARIA Mix &

          【DTMクラシック】フンメル/フルートとピアノの為の変奏曲 ト長調,Op.14

          【DTMクラシック】フンメル/ヴィオラとオーケストラの為のポプリ,Op.94

          この曲を知ったのは、とある輸入盤に収録それていたもので、そのタイトルは「モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の主題による幻想曲 ト短調」、ヴィオラソロ、3本のクラリネットと弦楽合奏という編成での8分程度の楽曲でした。 しかし、演奏会などではヴィオラとピアノの室内楽版が主流だったようで、当時(1980年代後半~1990年代前半)購読していた「音楽の友」という雑誌のコンサート情報の演目でもたまに見かけたのは、ピアノ伴奏版であった記憶があります。 そういうわけで、フンメルの曲と

          【DTMクラシック】フンメル/ヴィオラとオーケストラの為のポプリ,Op.94

          中学受験!双子姉妹のお話

          私は2015年から2017年の4月まで、中学受験を目指す息子のちょっとした話しや体験、心情をプログに綴り、同世代の受験生ママパパ達とプログを通じて交流しておりました。いまはもう大学生の息子は2017年に中学受験を終えてます。 そしてそのプログを通して私たちを応援してくださってた1年後輩の双子の姉妹の中学受験にチャレンジして奮闘していたお母様から頂いた話です。 2018年のお話で、このお子さん達は先日、大学共通テストを受験し終え、次に備えてるところとのこと。 当時の頂い

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          【DTMクラシック】フンメル/序奏と華麗なロンド 変ロ長調,Op.98

          フンメル/序奏とロシア民謡のテーマによる華麗なロンド 変ロ長調,Op.98 華麗なロンド 変ロ長調 Op. 98は 1824 年にウィーンで出版され、出版社のピータースに宛てた手紙の中で、フンメルは「私の最も素晴らしい作品の1つであり、恐ろしいほど難しいものではありません」と述べています。 この曲は1822 年のロシア 旅行のために作曲され、サンクトペテルブルクの「ペロフスカ夫人、旧姓ゴルチャコフ王女」に捧げられました。 この訪問の際には、ロンドンで共にクレメンティに師事していた旧知のジョン・フィールドと連弾したり、フィールドのノクターンに感銘を受けたりしています。一方のフィールドもフンメルのウィーンの香りがする煌びやかな装飾や技巧的な二重トリル等に驚いたそうです。 またフンメルは1828年にワルシァワで4回ほど演奏会を開催し、ショパンにも会ってますが、その際にも演奏された曲の一つとされています。 変ロ長調とト短調をゆらゆら行き来する哀愁を帯びた幻想曲的序奏は、賛美歌の伴奏を伴ったオーボエ独奏が奏でる悲しげで非常にスラブ的なテーマが印象的です。続いてピアノの即興性あふれる長いカンタービレのソロに続きます。 軽快なポラッカ風の第一主題からロンドの主要テーマである「素晴らしきラズベリーの収穫」というロシア民謡(第二主題)につながっていきます、軍隊的な性格の全奏部をはさみながら展開部へ。 この展開部は短調のテーマから民謡のメロディーを変形させながら、ピアノと木管楽器のかけあいが続く美しい部分です。 ショパンの教育用教材としてもこの曲は使われていたそうです。確かにショパンの初期の協奏曲作品に影響したであろう部分が沢山あります。そして弟子の女性作曲家・ファランクらもよく演奏していたそうです。 録音された演奏は数が少なく、ブルメンタール、プラハ室内管のLPが長らくの愛聴盤でした。1970年の録音でメインはラフマニノフの協奏曲でした。 https://ml.naxos.jp/work/138919 フェリシア・ブルメンタール (ピアノ) /プラハ室内管弦楽団 /ヘルムート・フロシャウア(指揮) そして現在の代表的なものはハワード・シェリー(ピアノと指揮)とロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの演奏でしょう。 https://amazon.co.jp/music/player/albums/B09NLYP89Q?marketplaceId=A1VC38T7YXB528&musicTerritory=JP&ref=dm_sh_wvnxAGl8Zde8BpBBhHLajcX33 ------------ Introduction and Rondo Brillant on a Russian Folk Theme in B-flat,Op.98 Solo: piano Orchestra: flute, 2 oboes, 2 clarinets (B♭), 2 bassoons,2 horns (B♭), 2 trumpets (B♭), timpani, strings Programed by Hummel Note Daw&Sequencer:SSW10 Lite & Music Pro for Windows V5 Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA5 The portrait of Hummel in the thumbnail was drawn using generative AI.

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          【DTMクラシック】フンメル/変奏曲 ヘ長調,Op.6

          今回の打込はフンメル/フォーグラーの歌劇「カストルとボルクス」の主題による変奏曲 ヘ長調,Op.6 です。 フンメル最初期の出版作品です。出版はウイーン時代の1798年ですが、作曲されたのはロンドンから帰還した1793年~95年ころかなと思われます。オーケストラは最低限の役割を担っているだけで、2管ずつのフルートとホルンもオブリガート程度、なくても演奏に支障がないほどです。  ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(Georg Joseph Vogler 1749年6月15日 - 1814年5月6日)は、ドイツの作曲家、オルガニスト、教師、音楽理論家で、モーツァルトとは1775年頃にマンハイムで会っています。  「カストルとボルクス」(Castor e Polluce)は1784年にミュンヘンで初演された3幕のオペラセリアです。そのアリアからの変奏曲ですが、フンメルは後年になってもこの主題をピアノ奏法という書籍内の練習曲でも変奏曲形式で取り上げていますので、お気に入りだったのでしょうか? それとも定番的に人気があったアリアだったのでしょうか?

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          【DTMクラシック】フンメル/ダレラックの「2人の煙突掃除屋」からの行進曲による変奏曲 イ短調,Op.15

          ニコラ=マリー・ダレラック(Nicolas Dalayrac)は、1753年4月8日にミュレで、コマンジュ選挙における国王顧問であったジャン・ダレラック卿とその妻マリー・クルーゼルの貴族の家系に生まれました。5日後に洗礼を受けたニコラ・アライラックは5人兄弟の長男です。彼は幼い頃に亡くなった2人の姉妹を含む4人の子供の長男であり、バーに送られ、トゥールーズに留学しました。 彼は弁護士として訓練を受けましたが、父親からキャリアを捨てて音楽への情熱を追うよう勧められました。彼は女優ジルベルト・ペトロニール・サヤルドと結婚した。フランス革命後、彼は貴族のアライラックからダレラックに名前を変更しました。1804 年にレジオン ドヌール勲章を受章しました。彼はパリで56歳で死去した「音楽家の詩人」と呼ばれた古典派時代のフランスの作曲家です。 モーツァルトと同時代の作曲家ということになります。 その作品の多くはオペラ・コミックでこのテーマとなっている「2人の煙突掃除屋」は1789年1月14日に初演され長い間ヒット作として繰り返し上演されていました。 フンメルは1805年にこの変奏曲を出版していますが、このころのフンメルのピアノ作品はすでにモーツァルトのピアノ作品とは異なる演奏技術を要求する曲が多いです。 テーマと9つの変奏、コーダからなる曲ですが、特に第8変奏のアダージョはショパンを予見させる幻想的なロマンチックな作風が見られます。 Programming Music Johann Nepomuk Hummel Variations on a March from Dalayrac's 'Les deux savoyards' in A-minor,Op.15 Computer Programming : Hummel Note Programming & Sound:MuseScore4 & MuseSound Mix & Mastering:SSW10 Lite

          【DTMクラシック】フンメル/ダレラックの「2人の煙突掃除屋」からの行進曲による変奏曲 イ短調,Op.15

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          【DTMクラシック】フンメル/幻想曲 変ホ長調,Op.18

          「幻想曲変ホ長調,Op.18」は1805年にウィーンの新聞で出版広告で発表されました。 当時、フンメルは27歳で、エステルハージ侯爵のもとで2年間働いていた時期です。 フンメルより8歳年上のベートーヴェンは、フンメルと競い合うように難曲のピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57「熱情」を発表しています。この友人ライヴァルの幻想曲にかなりの刺激を受けたらしく、のちの「田園交響曲」や「ハンマークラヴィーア・ソナタ」には、フンメルのOp.18の最初の部分との類似性を感じる個所があります。 「幻想曲変ホ長調,Op.18」は幻想曲と謳っているものの、大きく分けると3つの楽章からなっているように作られており、さらにソナタ形式を取り入れられている部分や全体を通すと緩・急・緩・急という構成の大ソナタと言ってもよい曲です。 I. Lento - Andante - Allegro con fuoco - Adagio - A capriccio, ma lento 第1部は序奏付きのソナタです。C.P.E.バッハのピアノ曲を思わせる即興的な序奏から始まり軽やかで技巧的なアレグロ・コン・フォートに続いていきます。二重トリルや技巧的スケールを大胆に駆使しながら、変ホ長調から様々な転調を繰り返して、聴く者をとらえる情熱的な嵐の音楽へと発展していきます。その嵐は徐々に落ち着きを取り戻していき、最後は変ロ長調で嵐が過ぎ去った凪となり、次のレガート・エ・カンタービレへと繋がっていきます。 II. Larghetto e cantabile 第2部は非常にロマンチックな曲です。ゆったりしたリズムの上で歌われるカンタービレは、長調と短調を行き来しながら装飾を増やしていきます。これはもうモーツァルトの影響を離れ、フンメルの個性が前面に出てきているロマン派を先取りした音楽となっていて、ショパンへとつながる叙情的楽曲となっています。 III. Allegro assai - molto adagio - Presto 第3部は一転してト短調となり、刺激的で破壊的な楽想が次々に現れてきます。そのままフィナーレとなるプレストに突入すると、ベートーヴェン的オクターブの強打鍵の激情的主題に始まり、一気にラストまで駆け抜けます。この楽章は後のシューマンの「クライスレリアーナ」に大きな影響を及ぼしているでしょう。 また、このフンメルの幻想曲は、ゆったりした序奏に始まって、最後は華麗な曲調で終わるロマン派以降の作品の「理想形」と言えるものとなっています。シューベルトの幻想曲を聞いても明らかにこの曲の影響が見え隠れしています。 ベートーヴェンの「月光」「熱情」のような聴く者の心を奪い取るようなメロディなどではないですが、演奏を目の当りにしたら目を離せなくなるだろう展開と興奮をもたらせてくれる曲です。

          【DTMクラシック】フンメル/幻想曲 変ホ長調,Op.18

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          ジュピター交響曲へのオマージュ~フンメル/ピアノソナタ第3番ヘ短調,Op.20

          【DTMクラシック】J.N.フンメル/ピアノソナタ第3番 ヘ短調,Op.20 フンメルが作曲したピアノソロのためのソナタは9曲の記録があるが第7番~第9番は未出版かつ本人の曲かどうかも疑わしいとされていますので、第1番から第6番までの生前に出版された6曲ということになります。 最初期のソナタは14歳の時にロンドンに滞在中に出版されたピアノソナタ 第1番 ハ長調 Op.2a-3で、この時期に師事していたクレメンティの影響下にある、ブラブーラ書法の曲です。 第2番(変ホ長調,Op.13)は約10年後の1803年にウイーンでピアニストとして活躍していた時期に作曲され、ハイドンに献呈されました。この曲になるとしっかりした形式美と構成をもち、ウイーン趣味な装飾が施されたものになっていました。 そしてこの第3番は1807年、エステルハージ宮廷の楽長職時代に書かれましたが、この時期はコンサートピアニストとして活躍しているわけではなく、サロンやカフェでの演奏のほかは舞曲、バレエ曲と言ったオーケストラ作品や宗教音楽を量産していた時期です。 以前の曲とは全く異なり、デモーニッシュであり、ロマンチックな曲想が続く作品で、モーツァルトやハイドンとの類似性よりもベートーヴェンや後のシューベルトのような性格を持っています。古典派の楽曲には定番であるはずのアルベルティ・バス(ド・ソ・ミ・ソ)はほぼ姿を消し、絶えず変化するテンポに、強弱の交差、繰り返される転調、対位法を駆使したフレーズ、交差する両手、ピアノ協奏曲のようなスケールの大きいパッセージなど、演奏技量も高いものが要求されている楽曲です。 特に第3楽章はロンドや舞曲調のテーマの楽曲などではなく、激しい3連符が作り出す高低幅の広いパッセージから始まります。とても情熱的である冒頭部が落ち着くと一転して対極にあるような天使のメロディーが始まります。このギャップは聞くも者をとらえるのに充分な魔力を持っています。そしてなにより、この天使のテーマがこの楽章を有名にしている要因ともなっている、モーツァルトのジュピター交響曲からの引用です。これは似せているではなく、完全にジュピター交響曲へのオマージュです。ヘ短調に始まり変イ長調、イ長調、ヘ長調と転調して締めくくられます。 この曲は平時のフンメルの作り方や構成とはことなり、何かの意図をもって作曲されたと言えるでしょう。前年に出版されたベートーヴェンの「熱情ソナタ」に対抗しようという強い意志を感じてしまいます。

          ジュピター交響曲へのオマージュ~フンメル/ピアノソナタ第3番ヘ短調,Op.20

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          【DTMクラシック】フンメル/クラリネット四重奏曲 with score

          以前掲載したフンメルのクラリネット四重奏曲全曲をスコアと共に映像化したものが完成しました。

          【DTMクラシック】フンメル/クラリネット四重奏曲 with score

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