ハイブリットな速読術とその心得

12/20
毎度、光の速さでこんばんわ!ツモマー(@mah_tsumo)です!

残り5日でアドベントカレンダーが終わります。結構辛かったけど終わりに近づくとさみしいものですね。残りわずかなので、ツモマーのこんな記事読みたいというのがあればリクエストお願いします。

今日はツモマーが実際にやっている速読についてログを残したいと思います。ただ、この読書術は小説よりビジネス書などに向いてるものになります。

速読ってなに?

速読という言葉を聞いて皆さんはどんなイメージを持たれているかここでスタートが分かれるのかもしれません。

速読術(そくどくじゅつ、英:speed reading)
文章を速く読むための技術であり、時には読書法も含まれる場合もある。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術である。
wikipedia

この説明を見ると、1ページ2秒くらいで次のページをめくるような感じですよね。フラッシュ暗記みたいに瞬間的に1冊15分くらいで読破してしまう、そんな夢のようなものです。

信じられないという方もいますが、ポール・シーリイによって提唱された速読法では、1分間に25,000文字を読解することが可能とされています。となると、15分程度で薄い本なら読破可能ですね。

はじめに謝らないといけないのが、私の速読というのはそういうスペシャル超人読書術ではなく、誰でもできるものになっています。これからサクサクってお話ししていきます。

本には色々あると思いますが、今回はビジネス書に重点を置いて話します。その理由もあとあと読んでいくと理解していただけるかもと、ここでは割愛します。

何のために本を読む?

おそらくはその本に載っている情報をインプットするというのが主な目的だと思います。「この文字の、行間の、フォントが、、、」などの読み方もする場合はありますが、その場合はギャラリー本や雑誌などの読み方になります。

何のためかもっと言ってしまえば、自分以外の人の考えについてインプットするというのが主な目的ではないでしょうか?だって、本というは誰か自分以外の人間(複数もある)が書いているものになります。

自分が書いたもの、自分が知っているものに関して新しいインプットは必要か、答えは否。ただし、結果として自分の理解を深めることができた、新しい発見ができたという場合、これもインプットに入ります。そういう感覚を本に求めて、より多くの知識を欲しているのではないでしょうか。

それなら知識を素早くインプットすれば良い、1冊を早く読むことは重要ではない。

具体的な速読方法

速読とは知識を早く得るもの、本1冊読みきれなくても読欲しい知識を得られれば問題はない。ならば、この本がどんな本か、自分の欲しい知識はこの本のどこにあるか探せばいいのです。

1.本の表裏をみる
まずタイトルがあったり、著者名があったり、表紙のビジュアルもあるかもしれません。裏を見ると本について軽く紹介文が載っていたりします。ぶっちゃけるとこの段階でこの本はどんな本?というのがクリアになります。おいおい、それは無理やりですよ、、、と確かにそうですね笑 実際にそれだけなら分厚いがなくなる世界担っているはずです。

言いたいことは、この本は何の本なのか、その誰わかれば十分なので次に行きます。

2.著者を紹介、経歴を見る
本のカバーか一番裏に書いてると思います。この本を書いた人はどんな人か、どんな分野においてのスペシャリストとして評価を得ているのか。本の表裏をみるとのギャップはないかの確認も必要です。GUIの本を読むつもりなのに、著者の経歴に「歌舞伎町のN0.1ホスト」などあった場合は信憑性に欠けますので。

ざっくりでもいいので、どんな人がどんな話をしたものが記録されているのか理解できたら次に進みます。

3.目次を読む
どんな本か見えてきたら、目次を見て自分の欲しい知識について書いてありそうかざっと見てみましょう。おそらく馴染みある言葉だったり、意味不明な専門用語など並んでいると感じることもありかもしれませんが、一旦そこは放置で大丈夫です。大切なのは全体の構成としてどんなものがどんな流れで書いてあるのか確認します。

ここまで来たら本のサマリーとしてだいたい枠の掴みが完了したと思っていいはずです。なぜなら、この本が何の本なのか、どんなスペシャリストが残した記録で、それについてどんなことが書いてあるのかがわかったと思います。

ここからはさらに深める作業の第1フェーズとなります。

4.はじめにとあとがきを読む
著者が読者に対して、世界観の定義&全体のまとめを載せているものになります。もちろん「この本書くのすごい辛かった!」とか「家族のみんな応援してくれてありがとう!」とかもありますが、そこは申し訳ないがスルーで大丈夫です。しかし、ここが鬼門でもあります。

1,2,3を通して来たが、やっぱりこれじゃない、なんか生理的に無理、こんな単純なことがこれからタラタラ書かれているの?みたいに期待を裏切るということもあります。

そんな時は思い切って本を読むのをやめるのは多いにありだと私は思います。正直、嫌な本を読む時間がもったいないですし、その時間を有意義に過ごした方が良いので。

読む覚悟が決まったら次へ。

5.本編の見出しのみで最後まで読む
目次以外にも見出しはあるはずです。太字や赤文字も一旦スルーで大丈夫です。理由としてはいやでも目に入るので、あとあと気になったら読み返せば良いので。

見出しさえ読めちゃえば、その以下の文章や図は見出しを詳細的に話していることになります。後々気になるところを読みましょう。とその前に、理解を深めるために、3周はしておきましょう。その際に、自分が欲しかった知識、読んでみて興味が出てきたものに関しては目星をつけておいてください。

6.もう一度目次へ
本をだいたい網羅したら目次に戻り、全体を俯瞰して見ると自分に大切なものとそうじゃないものが見えてくるはずです。そうなればこっちもので、気になるものだけ読めば大丈夫です。あれ?他のページ見ないと、全体見ないと理解できないのでは?というけど、逆にそうしないと知識を得られないのかと疑問に思います。

少し乱暴ですが、わからない言葉や追っていないとわからない代名詞は個別に調べておけば全然問題ないです。

視覚的に情報を得ていけば、その本の載っていること、得たい知識は自然と増えていきます。知識が増えれば、書いてある内容も理解できるようになります。

この速読の利点

まずは時間短縮ができます。無駄なところをすっ飛ばして、欲しいところだけつまみ食いしているので効率よく知識を得られます。全体を概要的に捉えて、気になるもの、必要なものは詳細的に詰めていく、そうしていくと自然に構造化や関連性なども見えてくるので頭の中で整理していけるはずです。

暗記となると別問題なので、キリが良いところで記憶の整理は必要なのでメモなどにまとめておくことも必要になります。そのメモが優れている場合は、本を辞書代わりに使わなくてもメモを読むと頭の片隅にしまった関連している記憶がごそっと呼び出せるかもしれません。

あとは、1冊ではなく複数冊同時に読むこともできます。

例えば、UXについて知識を得たいとなったら1冊読むのではなくUXの本を複数冊速読します。そうすると、共通項が出てきたり、同じような話をしているものがあったりします。となると、UXにおいてそれは共通して大切なことだと覚えやすく、理解も多角的な(色んな著者)視点から得られます。

終わりに

うまくまとめられているか不安ですが、こんな感じにやるとすばやく知識をとして吸収できるのではないでしょうか。

大切なのは、無理やり本を読めないことで楽してサクサクと知識を得ようとするズルさだと思います。本がつまらなかったら読むのやめても良いですし、眠くなったら寝てしまえばいいです。あなたが悪いのではなく、あなた目線、睡魔に出会うようなつまらない本を書いてる方が悪いのですから笑

よく、眠れない時は、UXの本は読むと良いと巷では言われています。
理由は面白くないから。

そのくらい泥臭く広すぎてわけわからない領域ってことなんですがね。

今日はこの辺で。

それではおやすみなさい、素敵な花金を。

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