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デザインの心理の扉を今日も探す

12/12
毎度、光の速さでこんばんわ!ツモマー(@mah_tsumo)です!

昨日くらいから急に気温が下がっていませんか?家ではついに暖房を使い始めました。こんな冷える日は熱燗飲みながらワイワイしたいですね。忘年会新年会誘ってください。

今回はコラムとしてクリエイティブに関する自分の思想の部分をログとして残したいと思います。

アートディレクターの仕事の領域って曖昧

フリーランスの時に広告系のアートディレクターとして何本かプロジェクトを回したことがあります。アートディレクターって人によって認識が違うと思うので私の当時の仕事を簡単に紹介しながら話したいと思います。

主な仕事は、クリエイティブに関連する視覚的なもの、体験的なものの管理・進行になります。アウトプットでいうとグラフィック、Web、映像、コピーなどにかかっていますが、アウトプットを実際に制作することはほぼありませんでした。

実際に作業として行うことは、ラフ画を作ったりトンマナのイメージが伝わるものを作ったり、クリエイティブの概念的なものを作るというものでした。もっと言ってしまえば、デザインデータ上の1pxのズレやレイヤー構造をしっかり作るなどはしていません。

それに関しては実際にデザイナーの方々が詰めていく作業になります。
今の言葉で近いものはブランディングコンセプトメイキングというものに携わっていました。

よくアートディレクターの方でデザイナーも兼用でやる方もいますが、私の場合はプランニングの方に振り切ったアートディレクターになります。

コンセプトチーム(ツモマーチーム)
 ┗グラフィックチーム
 ┗Webチーム
 ┗映像チーム

デザイナーさんならわかると思いますが「ちょっとトンマナが変わったので変更お願い」「この案件ちょっとストップね」と上司に言われたことありませんか?
あれ、だいたいコンセプトチームとクライアントの認識のズレで起きてる場合多いんですよね笑 (当時の人たち本当にごめんなさい)

良いビジュアルを作れるのはおまけくらいに思っておくべき

いつも思っているのですが、デザイナーって良いビジュアルが作れないとねと言われることに対して

「当たり前だ」

と強く同意はしますが、そこが重要ではないと考えています。デザイナーの本来の仕事は「問題や課題に対してどう対処するか解決するか」が重要な訳で、別にイケてるビジュアルでなくても良いですよね。そこが逆に人が多いイメージがあるからツール戦争などに巻き込まれたり永遠にコーディングの仕事お勉強するデザイナーが増えていくのかなと感じています。

だからと言って、ビジュアル作りに対して手を抜くというのは間違っている気がする。なのでビジュアルに関しては良いものを作れて当たり前だと私は強く思います。

デザインの拡張性と耐久性

デザインにも寿命が存在します。このロゴはいつまで使うのか、このWebサイトはイベントが終わればクローズするのか、CMは来年には使われなくなるのか。それによって考えることは増えたり減ったりします。

最近アプリやWebサービスでは2年に1回くらいでリブランディングされているイメージですが、それは簡単な話で認知度が上がりユーザーが増えると取れるデータも変わってきます。世界に対しての影響も関わってくるし、会社自体も大きくなる次のステージへ行ったり、競り合う企業が出てきたりと様々な要因があります。

このデザインでシリーズ化した時の横展開はどうなるのか、つどつど1から作るとなると大変です。なので元のデザインですでに拡張性を想定して動いていくということが後々楽する道だったりします。

また、流行りの芸能人や季節に合わせたものだとしっかりとしたガイドラインの落とし込んで作るということはしませんでした。なぜなら、そのデザインの寿命が決まっているからです。そこまで考慮して、今回はどこまで作り込む必要があるか考える必要があります。

逆に、このデザインやロゴは全世界の人が知っていてこのカテゴリーに関して絶対的なトップに君臨しているものに関してはなかなかリブランディングは走りません。それこそ何十年、何百年と生き抜くビジュアルが必要になってきます。

終わりに

1個ずつもう少し丁寧に書いてみたい気もしますが小出しくらいがちょうどいいのかなってボリュームに収めてみました。デザインのプレゼンが言い訳になってて、本来どこ目指してっけ?のいうのが最近多くなっている気がします。もしやるなら見た目だけで人を洗脳してしまうほどのビジュアルならいいのかもしれません。

今度は良いデザインの定義について話してみたいです。これは対談形式で。

それではおやすみなさい、良い夢を。

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