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政治資金収支報告書の提出を怠る維新の会所属議員たち

維新の会がパワハラ問題以降、驚くべきことが連続で発覚しています。政治資金収支報告書の提出を怠っていた議員が見つかったのです。

政治資金収支報告書の未提出という問題が発覚したのは1人ではありません。なんと報道されているだけでも2人いるのです。

義務づけられていることも果たせない人が法律または条令の成立に関わる議員をやっていることに違和感しかありません。

政治資金収支報告書の未提出だった議員

政治資金収支報告書の提出は政治資金の収支の公開といった大きな意味があるものです。総務省が公開している政治資金に関する情報を見てみると政治資金の収支の公開について次のように記されていました。

政治団体の収入、支出及び資産等を記載した収支報告書の提出を政治団体に義務付け、これを公開することによって政治資金の収支の状況を国民の前に明らかにすること。

なるほど!政治資金 政治資金の規正

義務づけられている政治資金の収支の公開ですが、驚くことに維新の会に所属する議員が未提出だったことが判明したのです。

大阪維新の会の府議会議員が代表を務める政治団体が、2年連続で期限までに収支報告書を提出していなかったことが分かりました。 関係者によると、維新の橋本和昌大阪府議(55)が代表を務める2つの政治団体は、一昨年と去年分の政治資金収支報告書を、期限までに選挙管理委員会に提出していませんでした。 法律では、前年の収支報告書は毎年3月末までに提出しなければいけませんが、2つの団体は、一昨年分については期限からおよそ8カ月後、去年分については期限からおよそ2カ月後の5月29日に提出していました。

"大阪維新"府議が代表の政治団体 2年連続「収支報告書」提出せず 過去にも発覚し一時離党も

しかも、報道に拠ると過去にも4年間、後援会の収支報告書を提出しなかったことがあったというのです。その時には維新の会を離党しましたが、翌年には復党していたといいます。

この報道がされてから、橋本府議は離党勧告を受け、離党届を提出したとそうです(参考)。離党届を提出し責任を取るつもりなのかもしれませんが、また以前のように復党するつもりなのでしょうか。

過去にも同様に収支報告書の未提出で離党しているのですから、離党勧告ではなく、除名処分が相当なのではないでしょうか。

そして更に呆れるのが未提出だった議員が他にもいるのです。

維新の会に所属する京都市議の資金管理団体が、2年連続で政治資金収支報告書を期限までに提出していなかったことが分かりました。「確認できていなかった」と話しています。  京都府選管によりますと、日本維新の会・久保田正紀京都市議の資金管理団体は、2022年と2021年分の政治資金収支報告書を期限までに提出していなかったということです。政治資金規正法では、政治団体に対して1年間の収支報告書を3月末までに提出するよう定めていて、罰則規定もあります。

【独自】維新・久保田正紀京都市議の団体『2年連続で収支報告書の提出期限を守らず』

報道に拠ると久保田市議は期限の過ぎた過ぎた2年分の収支報告書を今年4月に提出したそうです。

総務省の説明では義務づけられている収支報告書の提出が何故期限内に出来ないのでしょうか。

議席を大幅に伸ばした維新の会ですが、議員はもちろん、候補者の質をどのように向上させていくつもりなのでしょうか。このような報道が続くのであれば膨らんだ期待も萎むのは必至だと思います。


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