#読書週間だからRTされた数だけお勧め本プレゼンする
36冊もプレゼンしたらツイッター爆発しちゃうと思ったので、まとめました。▼を押すとAmazonに飛びます。買おう(販促)
装丁が好きなものには表紙の写真もつけました。印象的なものには抜粋も
<小説>
▼楽園のカンヴァス 原田マハ
▼天才たちの値段 門井慶喜
上記2作は美術ミステリ?と言ってもいい感じ。楽園のカンヴァスは表紙にもなっているアンリ・ルソーの【夢】という絵を巡る物語。天才たちの値段はボッティチェリやフェルメール、江戸時代の涅槃図などを巡る1話完結型の短編集(陰陽師とかと同じ形式で、主人公は変わらない)
どちらも現代が舞台。美術に関心があってもなくても面白い上質な仕上がり
▼夜市 恒川光太郎
ホラーというか、じんわり怖い。異世界の話。幼い頃、夜市に迷い込んで、弟と引き換えに「野球の才能」を買った裕司は、大学生になり、再び夜市に踏み入れる。夜市のルールは、「何かを買わないと出られない」「取引は公正に行わなければならない」
▼マルドゥック・スクランブル 冲方丁
▼陰陽師(醍醐の巻) 夢枕獏
「はるかなるもろこしまでも」「犬聖」が好き
▼蒼穹の昴 浅田次郎
▼卵の緒 瀬尾まいこ
▼少女たちがいた街 柴田よしき
▼こころ 夏目漱石
▼子どもたちは夜と遊ぶ 辻村深月
「よく知ってる。月ちゃんは、料理ができない。それが君にとてもよく似合うね。月ちゃんは、きれいなこと、お洒落なこと、それと自分の意地と哲学だけでできてる女の子だ。実用的なことには不向きで可愛らしい。僕は大好きだよ」
「人間てのは、大好きな人が最低一人は絶対必要で、それを巻き込んでいないと駄目なんだ。そうでないと歯止めがかからない」
▼ネバーランド 恩田陸
▼十二国記(図南の翼) 小野不由美
▼紙の動物園 ケン・リュウ
▼キッチン 吉本ばなな
「カツ丼の出前にきたの。」私は言った。「わかる?ひとりで食べたらずるいくらい、おいしいカツ丼だったの。」
▼路(ルウ) 吉田修一
▼きみはいい子 中脇初枝
▼満願 米澤穂信
短編集。これぞ正統派、という感じの良質なミステリばかり。「満願」とは神仏に願いをかけて、その日数が満ちること。満ちる日。表題作、「満願」と、「夜警」、「関守」が好きでした。
▼重力ピエロ 伊坂幸太郎
「春が二階から落ちてきた」
伊坂幸太郎の名作はオーデュボンとかが挙げられることが多いけれど、私は重力ピエロと終末のフールが好きです。
▼王妃の離婚 佐藤賢一
ミラクルスーパー面白い。
中世フランスを舞台に、王ルイ12世が王妃ジャンヌに対して起こした離婚訴訟。尊大で暴君だった父ルイ11世に似た容貌と引き摺るような歩き方ゆえに醜女として王宮の内外から陰口を叩かれる王妃に対して起こされた裁判はあまりに不義に満ち、かつて選ばれた学生たちが集う学生街カルチェ・ラタンきっての天才として「伝説の男」と呼ばれていた弁護士フランソワは、ついに王妃の弁護に立ち上がる。
▼神様ゲーム 麻耶雄嵩
「知ってるよ」と鈴木君は当然のように答えた。
「犯人は誰なの?」期待せずに訊ねたところ、意外な答えが返ってきた。
「秋屋甲斐だよ」
「アキヤカイ?誰それ」
「三井沢町に住んでいる大学生。それが猫殺しの犯人だよ」
▼モーニング 小路幸也
▼李歐 高村薫
私は李歐を布教しないと死ぬという覚悟で生きているので…読んでください…後悔させないから…(宗教眼)
▼まほろ駅前多田便利軒(一冊目) 三浦しをん
続編のまほろ駅前番外地・まほろ駅前狂想曲も面白いけど一作目のふたりの関係性の妙と言ったら凄まじい。
▼きみはポラリス 三浦しをん
「俊介はうなされなかったのではなく、私の前では眠らなかったのだと、ふと気づいたのは会えなくなってずいぶん経ってからだった。」
満願と同じくらい、良質な話ばかりの短編集。まあそりゃ一番最初と最後の短編がもちろん最上級に好きなんですが、「私たちがしたこと」「森を歩く」も好きです。あとがきで三浦しをんさんがその短編を書くときテーマにしていたお題が披露されるのですが、「私たちがしたこと」のテーマは読んだ際にほえ〜となりました。
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▼短歌ください 穂村弘
「ペガサスは 私にはきっと優しくて あなたのことは殺してくれる」
▼ピューリッツァー賞 受賞写真 全記録
おすすめ。上に貼った写真は表紙ではなく、私が一番お気に入りの一枚です。
▼これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル
<暴走する路面電車>
あなたはブレーキのきかない路面電車の運転士だ。前方に5人の作業員の姿が見える。ふと、右側の待避線を見ると1人の作業員がいる。電車を待避線に向ければ、1人の作業員は死ぬが、5人の作業員は助かる。
あなたは傍観者だ。暴走する路面電車を橋の上から見下ろしている。線路の先には5人の作業員がいる。そのとき、隣にとても太った男がいるのに気がつく。その男を橋から突き落とせば、その男は死ぬが、5人の作業員は助かる。
なぜ後者を躊躇うのか。間違いだというのか。大事なのは数か?関係性か?それとも残酷さや己が犯す行為の直接性か。ならば、あなたが前者と同じようにハンドルを回すだけで、隣に立った男が落とし戸から落とせるとしたら?
というような話が色んな主義・立場・例のもとから展開されていく。
<漫画>
▼秘密 清水玲子
私が死ぬときは墓に入れてほしいほど好き(重い)
なぜ写真が3巻なのかというと、3巻が作品の中でもすごく良いと思っていて、チャッピーという着ぐるみを着た猟奇殺人鬼を描いた話が特に私の中で雷に撃たれたように震えたお話です。薪さんと青木の心の芯のような部分が垣間見える話。
▼虫と歌 市川春子
▼25時のバカンス 市川春子
「それより撮ってほしいやつって まさか深海とか言わないよな?
昼?夜?準備あるんだ」
「 ごく浅い海に 25時だ 」
▼7seeds 田村由美
夏Aの話が一番好きでした。
▼3月のライオン 羽海野チカ
8巻いいよ…マジいいよ…染みるよ…
▼ここはグリーンウッド 那州雪絵
▼僕らはみんな死んでいる♪ きら
グロくはない(大事)
▼そこをなんとか 麻生みこと
▼笑う大天使 川原泉
▼バビロンまで何マイル? 川原泉
私、川原泉さん大好きなんですが、特にこのバビロンまで何マイル?が一番好きで、コミカルで博識、主人公ふたりのキャラも大好きです。タイムスリップものなんですけど、大屋敷に住んでいて様々な国の血を引いた文武両道の美形くんと、その隣の小さな家で過労死で父を亡くし母を支えねばという信念のもと、徹底した現実主義に育った勉強家の幼馴染コンビ(悪友だったが父の死によって遊ばなくなり何となく距離ができていた)が昔助けた変なじいさんからお礼の品だと変な指輪を渡され、それがどんな言語も理解でき話せるようになる魔法の指輪の上、ランダムなタイムスリップ機能もついていて…?!というような感じの話。後半はチェーザレボルジアが出てきます。超面白いです。
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