3DCGだけど、やさしさのある表現がしたい

こんにちは☀ふにいちごです。
お久しぶりのnote投稿ですね。
コウペンちゃんランドはモチベーションの関係で休工中ですが、相変わらずコウペンちゃんにとち狂っている毎日です🐧
普段ＸでBlenderを使ったコウペンちゃんのファンアートを投稿しているのですが、ずっと憧れだった表現がありました。
るるてあ先生が描かれるような、アナログ感のあり、やさしさで出来ているような柔らかな水彩表現です。

これまで試した水彩風マテリアル

Blenderを初めてしばらく経った頃に試したのは次の水彩マテリアルでした。
Cool Watercolor material with Eevee

サンプルの薔薇きれいすぎ！！柔らかで繊細でとても美しいマテリアルですよね😊
ですが、当時の私には使いこなせませんでした(笑)
英語も苦手、マテリアルノードもよくわからない。というわけで素敵だな～と思ったまま使うのは諦めました。

次にこちらのアドオンを購入しました。
Watercolor Renderer

これもの凄く良かったんです！！
よかったんですが、私のPC環境のせいか動作が不安定で、うまく絵具のにじみや、光の表現ができない時がありました。
リアルタイムレンダーとのことですが、レンダリングしてみないと出力結果がわからないのも辛かったです。
多分つよつよPCならいけるのだと思う……。
というわけで、こちらのアドオンも次第に使わなくなってしまいました。

次にトライしたのは有名なGAKU先生のdeep paintです。
Blender基礎と立体絵画

商品の価値を考えると当たり前の値段設定なのですが、講座を購入するときはちょっと震えました(笑)
でもとっても楽しかった！
やりたかった柔らかな表現に一気に近づいたし、GAKU先生の作品が大好きなので買ったことに後悔は一切ありません。
こちらの講座で覚えたマテリアルを利用したファンアートをそっと載せておきます。

絵心は全くないので、グリースペンシルは相変わらず使いこなせませんでしたが、柔らかで暖かで自分でも納得できるCGが作れるようになってきたなぁ～と感じていました。
一点を除いて。

表情アニメーションが作れない

私はアニメーションにおいて表情を変えるとき、テクスチャを連番テクスチャにするやり方で実装しています。
本来はシェイプキーとかでやるんだと思いますが、そんな高度なモデリングできない😭
ので、いつも表情だけを変えたテクスチャを作成して表情を変えていました。
GAKU先生の技法は頂点カラーを利用するもの。
頂点カラーを途中で変えるやり方が全くイメージできなかったので、何とかテクスチャを使って水彩っぽくできないかという願望が芽生えました。

色情報という点は一緒だから、何とかなるんじゃない？

というわけで、マテリアルノード全然わからないんだよなぁ……と思いながらコウペンちゃん風水彩マテリアルの制作に取り組むことにしました。
そのマテリアルを利用したサンプルがヘッダーに設定したこのイラストです。

なんか今までで一番コウペンちゃんに近づいている気がする！！！
ライトの設定が甘く、サンプル画像はちょっと暗めですが、線のガサガサした感じや、絵具の色むらがコウペンちゃんぽい！
というわけでしばらくはこのマテリアルを使ってファンアート制作していく予感がします☺

本題　マテリアルノードの構成

見えないと思うので、部分ごとにアップにしていきます。

テクスチャは割とべた塗でコウペンちゃんの色あいにしています。絵心がないのでそれが精いっぱいです。
その色味に色むらを加えるため、マスグレイブテクスチャを覆い焼きカラーで加えています。
ちなみにこの変は以下のサイトを参考にしました。
マスグレイブテクスチャを分かりやすく説明してみる

続いてそこから続く影つけの部分です。

そして最後に水彩紙っぽい凹凸をつけるノーマルの設定です。

これまでに上げてきた諸先輩方のお知恵をお借りしながら、なんとか気に入ったマテリアルができました✨
ちなみに、アウトラインは背面法で作り、そちらも同じようなムラを作ってガサガサ感を出しています。
また、テクスチャを作るほどでもない飾り物用に、画像テクスチャを頂点カラーにしたマテリアルも用意しておいています。

最後に（サンプルファイルの配布）

さすがにコウペンちゃんモデルを配布するのは憚られるので、スザンヌと立方体に作成したマテリアルを適用したサンプルファイルを置いておきます。
誰かの何かのお役に立てばうれしいです。
各パラメータはお好みでご調整ください。

上記のファイルは、お使いのPCによってはちょっと読み込みが遅いかもしれません……😔
それではまた！