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【業を洗い出す】"響木アオ 4周年アオバーサリー!~輪廻転生 卒・業(そつごう)~"ライブレポート

長く活動していればトラブルもある。2019年11月に起きたあの日の出来事にバーチャルアイドル響木アオが今回、長い沈黙を破り語る。

セトリ

スタートの合図
おとなにならないおんなのこうさぎ
マグロ漁船青空丸
響木大明神のテーマ
アオの青汁
DA!DA!DA!大根
響木家家訓
チューイングガム
ヒビキズム
melt warp(Re:HaRMoNIZE Remix)
Re:HaRMoNIZE
0と1と3

アンコール ChuChuChu♥だーりん

あの日の出来事とは

2019年11月に行ったライブイベント
響木アオ 3rd SPECIAL LIVE ~NEW HIBIKI~ supported by ProjectToucH
ではいつものアオライブとは違う空気が流れていた。
推しは推せる時に推せ
と意味深なメッセージを言い残して会場を後にしたのはバーチャルアイドル響木アオ
2018年4月からライブを行なってきたバーチャルアイドルの革命児だ。メジャーデビューしており実力はお墨付きだが、3rdライブ当日は明らかに緊張しており歌詞もミスが目立っていた。
翌日、【ありがとう】というタイトルの動画をあげてYouTube上の動画が全て真っ白になり本人は失踪した。

その後しばらくして無事に復帰した。というものである。

謝罪するコアパンF

その件については長らく触れられてはいなかったが本ライブで本人とコアパンが触れ、謝罪をした。当時、スタッフの一人であるコアパンFは在籍しておらず不憫にも思えたが……まあ細かいことは気にしないでおこう(当時プロジェクトの主宰であったコアパンGは?え?いない?)

コアパンのことはともかく、何より苦労したであろう響木アオ自身だ
やはりコアパンからストップが掛かっていたようでくだんの件について話せなかったという。考えてみれば当たり前だ。何かと伝達が難しいこの界隈でポロッと精査していない内容を口に出すのはリスキーである。
当時の自分は響木アオがどのように考えていたのかを知りたかった。しかしそれは本人が一番言いたかったのだろう。非常に申し訳なく思う。彼女の苦心と葛藤を想像するのは容易い。
それらをグッと堪え、2020年には4thライブ、そして今回の4周年記念ライブを実施してくれた。彼女の活動テーマである「みんなと響き合いたい」を諦めなかった彼女に改めて敬意を示したい。今回の凱旋で、本人や響木家(響木アオファン)もより安心して前に進めるであろう。

可愛さの詰まった本人プロデュースライブ

前座が長くなったが、今回のライブについて触れていきたい。何と言っても今回の目玉はステージだろう。

響木アオは企業勢ながらほとんどの作業を本人が行なっているというから驚きだ。

昨年の生誕祭では1時間の枠ではありながらオンラインライブ(無料)を実施、さらにハロウィンではキュートなハロウィンステージで歌を披露した。
今までのアオライブでは本人に実力がありながらもシステム的に不安定さが隠しきれていなかった。ただ、ハロウィンではグッとシステムの質や画質が向上し彼女のイベントを切望する声も増えてきていた。

今回のステージはアオちゃんの可愛さやデザインセンスを遺憾なく発揮しており、演出やシステム共に不満を一切感じさせなかった。

尻尾は光る仕様に

御姿もメイクに改良が加えられており、従来の120%可愛い響木アオを満喫できた。

業を洗い出すという堅苦しさも感じてしまうテーマでのライブだが、【マグロ漁船青空丸】や【響木大明神のテーマ】、【アオの青汁】、【DA!DA!DA!大根】、【響木家家訓】というヒビキワールド全開な曲を連続で熱唱し響木家の杞憂は吹き飛ばされる。この珍妙にも思える文字列は全て彼女のオリジナルソングのタイトルである

王道的な可愛さを持ちつつもこれらの曲を幕張メッセの合同ライブでも歌うというセンスと度胸も持ち合わせるのが響木アオだ。本人のスピリッツが健在でなによりだ。

友人Vtuberからのビデオレターも

エルセ
Lily lemonade Mone
夜乃ネオン
虹乃まほろ
ときのそら

かつてぼっちを決めていた響木アオだが、今では多数の友人からビデオレターをもらえるように。本人の誠実さや真面目さがあるからこその周りから支持を得られるのだと私は思う。

グッズとNFTも!

新グッズも登場。カーソルだけ浮いているように思えるが、これは響木アオの過去の忌々しい事件のパロディグッズなのだ。

良いことも悪いことも無かったことにはできない。それら全て含めて響木アオというストーリーなのだ。

冗談はさておき、NFTにも個人的には注目したい。NFTとは簡単に説明すると……

NFTとはNon-Fungible Token(非代替性トークン)のことで、ブロックチェーンで管理ができるトークンのひとつです。このNFTとデジタル資産を紐づけることで、デジタル資産の所有者や取引履歴を管理することができるようになります。

コピーが容易だったデジタル資産の本物と偽物、コピー品の区別がつくようになることで、デジタル資産を多くの人に自由に使ってもらいながら、著作権者の権利と収益を確保できる仕組みとして注目されています。

https://mynavi-agent.jp/dainishinsotsu/canvas/2021/12/post-627.html

とのこと。現実とバーチャル界を繋ぐ企画をこれまでも多くしてきた響木アオの次なる一手であるNFTにも期待したい。

ファンサについて

アイドルといえばファンサである。スクショタイムでは可愛いポーズやかっこいいポーズを披露してくれた。

ジョジョ立ちする響木アオ

ただ、"おとなになれないおんなのこうさぎ"の彼女にはかっこいいは難しいようで、コメント欄の笑いを誘っていた。

これはご褒美である

その他ライブの見どころ

セトリでも書いたチューイングガム、本曲はcyberMINK・雛とのコラボ楽曲である。今までの響木アオにはなかったチルい雰囲気の曲でリリースが楽しみである。

他にもハナ曲の【スタートの合図】やシャウトがばっちり決まった【ヒビキズム】、深層心理に呼びかける【Re:HaRMoNIZE】など良いところをあげればキリがない。
だが、一番良かったのは響木アオ自身が「みんなと響き合いたい」の理念を忘れずに持っていたことを再確認できたのが個人的には一番の良かったポイントだ。ここに関して私は4thライブの時も意見を述べているが、非常に重要なポイントだと思っている。今回本人は5周年に向かって突き進んでいく意気込みを見せてくれた。尚且つ、楽しみながら歌も披露してくれている。これには応えない理由はない。一響木家としてこれからも応援していきたい。


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