立場の関係

インターネットで
動画やイラストなど投稿されている
作品を見ていてその中には
立場やポジション、スタンスなどの
関係性を描いた作品がある。

SNSが当たり前になって
リプライをする側される側
コメントをする側される側
相手の反応というのが
重要視されるようになったからだろう。

昔に戻ればシェイクスピアの
「ロミオとジュリエット」のように
「許されない“関係”」というのは
創作の伝統だったのかもしれない。

創作をする人なら創作をしていて絵画で
「この人○○さんに似ている。」や
「自分のこと題材にしましたよね?」と
今で言う肖像権は昔からあったことで
言わば「あるあるネタ」だったのだろう。

うなるような話ではあるが、
良くある話ではあるので、
今の時代に感動を与えられるかは
再考の余地がある。

21世紀も10年過ぎたあたりから
漫画は漫画、小説は小説、
絵本は絵本、映画は映画であると
区分に対する意識が高まって
横断的な話が少なくなったような感覚がある。

その前に大人向けと子供向けという
区分が薄くなったような印象はある。
例えばブラックコーヒーを飲めたら
大人だとしても今は医学的な見地から
ブラックコーヒーは胃腸を痛めると
言われるようになり
大人でもブラックコーヒーを
飲まなくなるようになったし、

アルコール飲料をたしなめたら
大人だとしてもアルコール飲料の弊害が
報道されるようになって、
その前から宗教上の理由で
アルコールを飲むことが
出来ない大人も世界にはいるし、

人の親になれたら大人だとしても
血がつながっているから親というのは
差別的だとみなされるようになり、
親という言葉の定義が
賭博の用語で賭博に使うお金を
集めたりまとめたりする側と
されるようになっていて
多元的な使われ方をするようになったし、
ならば交渉が出来るようになったら
大人かと言われたら
相手を自分の会社に入れる前に
交渉したら違法だとみなされる世界もある。

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