物価の高騰と株価の上昇に対する危惧と懸念

日経平均が
新年度になって三ヶ月の間に
3万円台近くをマークしている。
2023年1月に25,820円から
2023年6月で32,217円。

かたや物価は高騰していて
卵が10個入り全農Mサイズが
300円近くにもなっている。
2019年1月の東京の卸値は121円で
2023年3月は343円。

ミネラルウォーターは
2018年7月で全国平均98円、
2022年11月で114円。

電気料金は
2021年1月で6500円台、
2022年9月で9000円台。
約半年で1.38倍も値上がりしている。

食料品も飲料も
電気料金も高騰しているのに、
日経平均は3万円台近くになっている。
このことに対して
インターネットメディアは
誰も触れてこない。

経済界で富める存在や強者の論理が
幅を利かせているのだろう。

1999年に発売した
プレイステーションの
「ファイナルファンタジーVIII」を
思い出してしまう。
あのゲームは
プレイヤーのレベルに合わせて
敵キャラクターのレベルも
上がっていく仕様のゲームであった。

それでは具体的にどうしたいのか?

自分の給料が上がっても
自分の行く店の商品の値段は
自分の給料が上がる前のままで
いてほしいだろうか?

それは短期的には居心地が
良いかもしれないが、
巡り巡っていわゆる
「俺TUEEEE」をしていると
苦情を言われるだろう。
「俺TUEEEE」というのは裏を返せば
「弱いものいじめをしている」と
みなせるからだ。

じゃあ、自分の給料も上がって
自分の行く店の商品の値段も
一緒に上がったら?

自分から見たら総和が変わらないから
前と変わりない生活でしか
なかったことになるだろう。

値段が安かったら買い占めになるし、
買い占めを避けたくて
値段を上げている店もあると思う。

値段が上がったとしても
中身が増えたとか、
服だったら
縫製が丈夫になったとか、
寸法規格見直しで
サイズに余裕ができたとか、
自動車だったら
実質的な排気量が増えて
単位排気量あたりの
単価が下がったとか
牛丼だったら
肉もご飯も分量が増えたとか
お吸い物がつくようになったとか
値段が上がったことに対して
お客さんにインセンティブが
存在するならいいかもしれない。

結局お客さんに対して
値段が上がったことに対する
お客さんの利得が無いから
値段が上がったことに対して
賛同が上がらないのだろうと思う。

テレビを見ていて
値上がりしましたと言われても
前と比べてどのくらい
値上がりしたとか言えないから
テレビを消したくなってくる。

前のようにお値段据え置きで
安く買えたら爆買いとか
言われたりするのだろう。

それがポテトチップスなら
一袋の分量増えたら
食べきれなくて残されるとか
一袋で袋二つ分になったら
子供同士で取り合いになることを
避けたいのもあるのだろう。

買い占めという部分に着目すると
外国人じゃなくても
動画を配信したり投稿したり
する人が買い占めの動画を作って
批判されたときに

「俺は店の売上に貢献した」
「買占めされたくないなら
何で自分より先に買いに行かないんだ」

と反論するだろうし、
「いいじゃない、自分が買えない
わけじゃないんだから」と

矛を収めさせたりするのだろう。

安いかどうかというのも
主観性が高くなりやすいので、
「年収120万円->月収10万円の
パートタイマーが食費3万円で
30,000/30=1日1,000円の食費で
一パック税込170円以下の卵」
「月収10万円で食費3万、住居3万、
ガス水道光熱費3万、貯金1万」
とモデルを作ったりするのかもしれない。

最低賃金として時給900円で
夜の3時間をアルバイトに使う
大学生のことを
考えるべきではないだろうか。

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