掛け算と割り算の違い
【タイトル】
掛け算と割り算の違い
【本文】
テレビのニュースを見ると、
「円安で食料品の値段が上がり~」
新聞の記事を読んでも
同じことが書いてあるが、
円高になった時は
「円高で日本製品が海外で売れず~」
となる。
これは端的に言うなら
「掛け算と割り算の違い」になる。
自国通貨と他国通貨、
掛け算と割り算の
四つの指標があるなら、
(自国通貨) (*) (他国通貨)
(自国通貨) (/) (他国通貨)
(他国通貨) (*) (自国通貨)
(他国通貨) (/) (自国通貨)
の4つの式がまずできる。
日本円とアメリカドルを
掛け算と割り算で式を作るなら
例えとして
日本円で100円、
アメリカドルで1ドルの品物がある。
(日本円100円)(*)(アメリカドル1ドル)
(日本円100円)(/)(アメリカドル1ドル)
(アメリカドル1ドル)(*)(日本円100円)
(アメリカドル1ドル)(/)(日本円100円)
ニュースで言われる
ドル円相場という言葉を使うなら、
ドル円の部分をドル(/)円と解釈したら
アメリカドル1ドル/日本円100円で
0.01ドル/円を標準として
アメリカドルが1->2に上げたら
2/100で0.02ドル/円
日本円100円が
アメリカドル0.02円に上がる。
アメリカドル1ドルで
日本円が200円になったら、
1/200=0.005ドル/円
0.01が0.005になった。
これを日本円200円で
アメリカドル0.005ドルの分
と捉えるか、
アメリカドル0.005ドルが
日本円200円であると捉えるか、
アメリカドル1ドルが2ドルになって
日本円が100円になったら
2/100=0.05ドル/円
0.01が0.05ドルになった。
円高、円安というのは
円の立場から見て
価値が高い、
安い = 低いと言うなら、
高い価値とは
支払いが少なく済むから
価値が高いのか、
受け取りが多くなるから
価値が高いのか、
意見が分かれるところになるだろう。
低い価値も
支払いが多くなるからか、
受け取りが少なくなるのか
解釈が分かれるところになるだろう。
食料品の値段が上がるなら
「決済は支払いが少なくても
両替したら値段が上がるから」なのか、
「決済で支払いが多くて
両替で取り返したいから」なのか、
ここも実際の商取引に
よるとしか言えない。
【読了 ここまで】
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