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oracle19cのアンインストール

先日頑張って立てたぼくのサーバーくん…
Oracle19cのインストール時の選択が一部間違えていたことが発覚しました。
そのため、一度アンインストールして再度インストールすることに。
えーやだなーこわいなあ、どこまで戻せるんだろ…とビクビクしていたのですがやるしかありません。
※環境はRHEL8.9です。


deinstallを使う

oracleのアンインストールにはdeinstallを使います。
deinstallはオプションで設定ファイルを読み込めるのですが、checkonlyコマンドでその設定ファイルを作成することができます。
以下、oracleユーザーで実行

cd $ORACLE_HOME/deinstall
./deinstall -checkonly -o [任意のディレクトリ]

いくぞ!ドン!!

エラー発生

ERROR: null
は?
…落ち着こう
画面上に「ログの場所」と書かれてるのでそれに従ってログファイルを見に行きます。
ぬるぽ

ぼくはGUIでインストールしたのですが、その時にsupportedOSCheckのエラー回避のためにCV_ASSUME_DISTIDをセットしました。
どうやらアンインストールでもそれが必要なようです。
インストール時任意の値を設定すれば良く、アンインストール時にインストール時と同じである必要があるかはわかりませんが、記録していたのでその時と同じ値をセットしました。
oracleユーザーのまま

export CV_ASSUME_DISTID=xxx

気を取り直してもう一度、oracleユーザーで実行

cd $ORACLE_HOME/deinstall
./deinstall -checkonly -o [任意のディレクトリ]

対話式ですが、全消しなら表示される候補に従えばOK。
完了すると、指定したディレクトリに設定ファイルが出力されています。
これは元のテンプレートファイルがdeinstallフォルダ内にあるので、この手順で作らずにテンプレートファイルを複製して書き換えてもよいようです。

いざ削除

./deinstall -paramfile [設定ファイルのフルパス]

…いやなんかさっきと同じこと聞かれるんだけど…
設定ファイル作る手順なくてよくない???
設定ファイルを使わずに削除する場合はオプションなしで実行すれば同じ対話式で答える形で削除できます。
メッセージが表示されて、最後に「これが消せなかったよ」とか「これを手動で消してね」とコマンドまで表示されるのでそれに従って削除します。
ORACLE_HOMEのために作った親ディレクトリは残ってて「消せなかったよ」と言われたのですが中身は空でどうせまた必要なのでそこは無視して、rmコマンドの指示が出た三つだけコマンドを実行して削除しました。

再インストールにあたって

最初のインストール時にpreinstallを実行したのですがそこには影響がなさそうでした。
念のため一つ一つ、インストール時に下準備した部分を確認していきます…一時的な(再起動で設定が初期化されるような)もの以外は設定が残っていることが確認できました。
※念のため、ORACLE_HOME周りの権限は一応再設定し直しました。

  • インストーラーの展開

  • フォントの設定

  • xhostの設定

この三つの手順だけを行ってインストーラーを起動し、同じ間違いをしないように念入りに確認してインストール!
ユーザー作ってpdbの起動も設定してデータをインポート!
以前苦戦した自動起動もそのまま使えて問題なく動くようになりました!

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