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屋根瓦の修理を見学

 薪ストーブの彼のお家は古い農家なのですが、さすがに雨漏りがひどくなってきたので、瓦を葺替えることになりました。プロに依頼すると百万円単位になるのでDIYです。

 全くノウハウがないので瓦職人にやり方を教えてもらいながらの作業です。

 従前の屋根の構造は、垂木、竹、土、瓦というシンプルなもの。経年劣化により瓦がズレたり、土の部分が剥落したりするので、雨漏りが起こっています。今回は竹までを撤去し、野地板、ルーフィングを貼って瓦を葺いていくことにしました。

 野地板、ルーフィングは貼ってます。

 瓦の先端が揃っていない状態。経年劣化で前にズレてくるそうです。今回はすべての瓦を一旦外して、磨いて、葺き直します。

 瓦はもともとあった土に水を混ぜて粘土にします。それをルーフィングの上に「べしょ」っと盛って、その上に瓦を押し付けます。それだけで固定するようです。

 瓦と瓦の間は粘土を山盛りに盛って、その上に丸瓦をのせます。こちらも押し付けるだけ、先端の瓦は針金で粘土に固定します。固定は1列の中で数か所固定します。

 先端ができたら粘土の山を一気に盛ります。丸瓦をすべて葺き直したら1列完成です。この作業を屋根全部で行うそうです。1列で1時間程度。

 粘土にする土はもともと屋根に乗っていた土を使います。屋根から落とした土を集めておいて、水と混ぜて粘土にします。とりあえずは人力でここまで練りました。

  瓦は足場に置いてますが、粘土は重たいので電動ウインチで持ち上げます。

 粘土を人力で練ると大変なのですが、専用の練る機械はお高いのです。そこでありあわせの機材で試行錯誤しています。基部は完成したのですが、撹拌する羽の形状がなかなか難しいです。

 プロが教えてくれたのは丸瓦の下にある粘土が重要で、平瓦との継ぎ目を密着させることと、丸瓦と平瓦は接触しないようにするで粘土に雨水が付きにくくするところがキモだそうです。

 屋根の角はプロにお願いする事になりそうですが、行けるところまで行くそうです。手間が大変なのでお願いすると百万単位になるのもうなずけるはなし。DIYに躊躇していたそうですが、やり方さえ分かれば何とかなりそうです。

 梅雨までには全部葺替えれば良いなと・・・思ってるそうです。\(^o^)/

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