今回は、ラグビー日本代表キャプテン姫野和樹さんの本、『姫野ノート　「弱さ」と闘う53の言葉』から学んだリーダーシップと成功への考え方について紹介します。この本には、７つの章があり、それぞれが価値あるメッセージで溢れています。

1. 「目の前」だけにフォーカスする: 姫野さんは、自分がコントロールできることに集中し、スコアボードや評判などの外部要因に惑わされないようにすることが大切だと述べています。競技中に外部の要因に気を取られず、自分の力に集中することが成功への近道です。

2. 自分の中に「芯」を作る: 姫野さんは、自分の基準や価値観を持ち、それに沿って行動することが「芯」を作ることだと言っています。また、ルーティンは作らないというスタンスを取り、毎日新鮮な気持ちで挑戦することが大切だと述べています。さらに、自分の強みは誰かに求められるものであり、信じるから任せられるという関係性を築くことが重要だと説いています。

3. 本当の自分と「向き合う」: 姫野さんは、「弱い自分」を受け入れることが成長の第一歩だと言っています。また、ノートで自分と対話することで、自分の思考や感情を整理し、客観的に見ることができると述べています。さらに、自分に矢印を向けることで、自分の責任や役割を明確にし、行動することが大切だと述べています。

4. リーダーの「伝える」力: リーダーとして伝えるべきことは、「何をするか」と「なぜするか」の２つだけだと姫野さんは語っています。言葉で人々を動かすためには、自分の言葉を大切にし、目を合わせて共感や信頼を築くことが重要です。また、優れたリーダーは自分が完璧である必要はなく、不完全な部分を受け入れる姿勢が大切です。

5. 人は誰でも「一流」になれる: 姫野さんは、一流は「結果を出す人間」ではなく、「結果を出そうとする人間」だと考えています。過去の経験から得た「夢見る力」や「想像力」が成功につながることを強調しています。また、他人を恨むのではなく、自分や周りの人々を尊重し、チャンスを生かすことが大切です。

6. 最強マインド「失敗したい」を手に入れる: 姫野さんは、失敗やミスを良いものと捉えています。それらは挑戦し、学ぶ機会であると考えます。成功に固執せず、プロセスを楽しむことで、自分が経験する最大の失敗からも立ち直れると述べています。さらに、時間差レビューという方法を通じて、失敗を繰り返さないための学びを強調します。

7. 「前提」を捨てて「概念」を壊す: 前提条件に縛られないようにしましょう。自分に対する期待を高め、潜在能力を引き出すためには、固定観念を打破することが必要です。

これらの考え方は、スポーツだけでなく、日常生活や学業にも適用できるものばかりです。姫野さんの言葉は、私たちが成長し、前進するための価値ある指針となります。この本を読んで、あなたも新たな視点を見つけ、自分の目標に向かって進む勇気を得ることができるでしょう。