幻覚アラカルトおかわり

タイトルが最悪すぎますが、思いのほか幻覚経験が反響ありましたので追記代わりに書いておきます。
私自身は共感してほしいとかではなく、素っ頓狂に見える行動にも意味があるのだということをなんとなく頭の片隅にでも置いて欲しいという気持ちです。また幻覚を理由とする凶行にはなんら情状酌量の余地はないという考えです。必要なのは早期発見と治療じゃないですかね。
ちなみに明確に幻覚と自覚する症状がでたのは救急搬送後で親に意味不明な電話とLINEを送ったのが発覚の発端でした。
※親に「救急隊の人達めちゃくちゃ関西弁だったよね」と言ったら「そんなことはなかった」と返答があったので正確にいつから始まっていたのかは不明です。

大体こんな↓幻覚がありました。
・部屋(保護室)中の床や壁にびっちり文章が書いてある。実際は凹凸の模様。
・実行不可能なことを実行しようとする(関節を逆方向に曲げようとするなど)
・アスキーアートが脳内に貼りついてとれない、という訴えをする
・窓の目隠しの絵がどんどん絵になっていく幻視。最終的にジャンプ作家の集大成となる
・酸素が薄いという思いこみ、呼吸困難の錯覚
・ドアの一部色が違う場所を蹴り続ける。
・音感がおかしくなる。延々ドレミの歌を歌う。
・宗教的な妄想(自分が神なのではないか、神を見ているのではないのか、など)
・著名人(テレビに出てくる有名人というよりはインフルエンサーやバズっている方)が凶悪犯罪を企てているという思いこみをする。
・違法薬物をやっている、やらされているという妄想
・バニラのにおいがするなどの幻臭
・異常な喉の渇きの訴え
・以上の症状により人を呼ぶために大声を上げる、騒音を上げる
……全体的にインターネットめいてますね。搬送数日前の前駆として「死んだらインターネット上に憑りつく神様になりたい」とかの妄想もありました。これは流石に表出させてない、はず……。

分かりやすく表現すると「異常にはっきりした感覚を伴う悪夢を延々視ている状態が続く」みたいなものでしょうか。
自分、夢に味覚とか食感があるタイプなのですが、それを踏まえて、明晰夢が何度かありました。今は症状止めの薬を飲んであまりなくなりましたが。
夢と夢の間に意識がはっきりしているタームがあり、その時は「誰かを殺したからこんな場所にいるのではないか」「何故両親から連絡がないのか(一応人権保護として手紙などの通信は可能と要項にはあるんですが、隔離室内は基本的に通信不可です)」などの罪悪感と絶望に打ちのめされる羽目になります。兎に角自分の置かれている状況が分からない、この状況が私の場合は約二週間続き、前後一週間はグラデーションのように記憶が曖昧なのでトータル一か月記憶が曖昧だったことになります。今思うと怖いな。

で、幻覚が終われば今度は病院での集団生活という敵が待っていたんですが、それは追々……。今は半強制的に実家に戻ってなんとかやっています。
ちなみにここ数年人物ネットを通じて攻撃されているという感覚があったんですがそれも症状だったのかもしれません。
ひと昔前は「電波から指令がある」とか「悪魔が命令してきた」などの愁訴が定番だったみたいですが、最近の精神疾患はネット経由みたいです……。

ここまでお読みいただきありがとうございました。よろしければサポートのほどよろしくお願いいたします